体外受精のスケジュール
体外受精考えているけれど、一体どんな感じで進んでいくんだろう?
というあなたへの配信です。
私のように仕事をしながら不妊治療を両立する、という方も多いかとおもいます。会社を休む都合だったり、予定を立てるのにもスケジュールを把握しておくのは必要ですよね。
今回の配信では、
体外受精(顕微授精)はどんなスケジュールで行われるの?
いつ、どのぐらいクリニックに通うの?
ステージごとに気をつけることある?
どのタイミングで妊娠できるのかな?
という疑問に答えていきたいと思います。
私はニューヨーク在住で44歳妊活中のあつこです。
去年3回IVFをして、全部失敗に終わったのですが、回数を重ねるごとに今までわからなかったことがわかったし、色々な方の投稿が心に沁みました。
今は卵の質改善プログラムにも参加して卵若返り大作戦中です。
大まかな体外受精、または顕微授精のプロセスは、2つのステップに分かれる
ざっくりステップを説明すると、
ステップ1は生理開始から、採卵まで。
ステップ2は、胚、もしくは胚盤胞を移植するまで。
移植後に、妊娠検査をして、検査が陽性であれば晴れて妊娠!
ステップ1のスケジュールは生理が開始してから、ホルモンの投与をおこなって、卵巣にある卵の数をできるだけ多くする。そして排卵の時期に人工的に卵子を外に取り出すという作業。
ステップ2は、採卵された卵子を、体外で精子を授精させて、体外で培養させ胚、もしくは胚盤胞まで育ったものを膣の中に移植するという作業。
このステップ2は、ステップ1と同じ周期で行うこともできるし、
胚、もしくは胚盤胞のステージまで行った受精卵を凍結させて違う周期に移植をすることができます。
では次に具体的な流れ、スケジュールを紹介していきます。
ステップ1:生理開始から採卵まで
生理が始まる(クリニックに連絡)
↓
生理2日目、もしくは3日目にクリニックへ行って検診
(血液検査と、ウルトラサウンド)
↓
3日目から、排卵の2日前までは毎日ホルモン注射開始
(毎夜 7−10時)
↓
生理開始から6、9、11、12、13日目はクリニックにて検診
(血液検査とウルトラサウンド)
↓
排卵誘導の注射を打つ (36時間後ぴったりに採卵)
↓
採卵の日の前日クリニックにて検診
(血液検査のみ)
↓
採卵の日(全身麻酔)多分朝にスケジュールされる
*会社は休んで1日ゆっくりしよう*
ホルモン注射は、3日目から12日目ぐらいまで毎日打つ。
毎夜7時から10時ぐらいまでの間で注射を打つこと。ディナーの約束とかはしても、ちゃんと帰る時間を守って。ストレスになるようなら2週間は予定を入れない。
朝に打つタイプのものもあったので、出勤、お出かけ前は忘れずに。
クリニックに通うのは、生理が始まってからの2日目、もしくは3日目。そこから、6、9、11、12、13日目、という感じで通院する。
クリニックへは基本ウルトラサウンドと血液検査のみなので、滞在時間は10分から20分ぐらいとサクッと終わるはず。
クリニックへの通院は、朝仕事が始まる前からオープンしていると思うので、各クリニックへ確認してみるのもいいかも。
採卵の日が確定するのは、採卵の2日前。なので、生理後12から15日目あたりは、フレキシブルに、この辺になるな〜という予想だけしかつけられない。
採卵の前日は体調を整えて早く寝よう。
全身麻酔の場合は、前日の深夜から断食しました。水もだめ。
採卵の当日は、おそらく朝サクッと終わるかもしれないけれど、休養が必要なので仕事が休めるようなら休む。
採卵後のリカバリーは、人それぞれです。なんともない人もいれば、3日ぐらいいたい人もいるし、2週間会社を休んだ人もいる。
ステップ2 採卵後・オプションA:自然胚移植、もしくは胚盤胞移植する場合
↓
採卵1日後、受精卵報告
↓
採卵3日目、胚の育ち具合報告 (*胚移植する場合はこの日に胚移植)
↓
採卵5−6日目、胚盤胞育ち具合報告 (*胚盤胞移植をする場合はこの日に胚盤胞移植)
↓
採卵後、移植に向けてープロゲステロン投与 (オプション)
↓
胚、もしくは胚盤胞移植
↓
移植後11日目にクリニックにて血液検査で妊娠判定
ステップ2排卵後・オプションB:凍結胚移植、もしくは凍結胚盤胞移植をする場合
↓
採卵1日後、受精卵報告
↓
採卵3日目、胚の育ち具合報告 (*胚の状態で凍結しても良し。)
↓
採卵5−6日目、胚盤胞育ち具合報告 (*胚盤胞まで行ってから凍結してもよし。)
↓
(オプションB:胚盤胞を凍結する場合、PGT-A(着床前診断)テストを受けることもできる。所用期間10日ぐらい。)
移植をしたい時期:
生理開始から、19から22日目あたりに、周期を合わせて凍結胚、もしくは凍結胚盤胞を移植
(移植前に、ホルモン剤投与するケースもあり)
↓
移植後11日目に血液検査で妊娠判定
移植日は、同じサイクルでも、別のサイクルにもできる。
別のサイクルにする場合は凍結することになる。
PGT-Aテスト(着床前診断)を希望の場合は、胚盤胞凍結の場合のみ。
移植の日は麻酔も何もなく、でも膀胱がパンパンな状態で臨む
移植前にプロゲステロンが不足している場合は、ホルモン投与をすることになる。(注射、もしくは下から入れるやつ)
移植当日は、自然に過ごしてよし。過激な運動とかは進められていないが、基本、具合はまず悪くならない。
移植後1週間は、お風呂、プールなどは禁止されていました。
なので、妊娠が判明するのは、
移植をした胚、もしくは胚盤胞が着床をして、11日間後に妊娠判定で陽性が出ると、妊娠成立、ということになります。
普通に妊娠検査薬で妊娠する感じと一緒ですよね。
なので、移植をした周期から計算して妊娠⚪︎⚪︎週、という計算になりますね。
最短で妊娠できるのは、
人工授精を始めた周期、すなわち最初に採卵をして、さらに同じ周期で胚、もしくは胚盤胞を移植して、着床、妊娠がすんなり進めば妊娠成立。ということになります。
何か飛ばしてるかな?
着床はまだ私はできたことがないので、少し後半戦で抜けてしまっている部分があるかと思いますが、皆さんはどうだったかな?
あなたの体験、おすすめのこと、物、色々コメントお待ちしています!
一緒に頑張りましょう!