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私が大泣きした話・・・

数日前
えーーーーーーー?!っと疑うような出来事があり、これを書いています
お話長くなりますが、お時間あるときに読んでいただけたら・・・

韓流ドラマ『今、別れの途中です』
ファッションデザイナーのお話だったのですが、あまりにも私と似た境遇だったので感情移入し過ぎて泣きまくりました

そして、忘れていた情熱など
持っていたはずの大きな気持ちを思い出させてもらったり
ハッと気づいたこともあり、観て良かったドラマでした

主人公はエスモードParisを出ているのですが、私もエスモードParis出身です
ドラマの中で出てくる学校の風景が懐かしくて泣けました
建物は本当のエスモードParisの方がゴージャスで美しかった
あんな場所で勉強出来たのが、今は信じられません
贅沢過ぎました

ネタバレになるかも知れないので、このドラマを観たい方はこの先のお話はスルーして下さい!



ドラマの最後
主人公のデザイナーが小ロットでもやってもらえる工場やパタンナーさんを探すのですが
相手にされず

というシーンがありました

私は2001年に日本帰国後、2007年に独立しましたが
このドラマの主人公と同じ状態でした

私が今やっている仕事はオーダーメイド
Parisではオートクチュール科を卒業しているので、ずっとやりたかった
オーダーメイドブランドで独立しました(もう14期目にまります)

元々、日本帰国後やらせてもらっていたお仕事は
ある会社での既製服のブランド立ち上げ
デザイン、生産管理など一括してやっていましたので、独立後にすることになるオーダーメイドとは全く違う世界

パタンナーさんや工場さんなど
自分の足で少しづつ少しづつご縁を繋いでいきました

もちろん相手にされない方が多かったけど、そんな中でも相手にして下さる方々はいて、今もその方々には心から感謝しています

2016年
いろんなご縁がありレディースのダウンコートのオーダーメイドをスタートさせました

ダウンコートをオーダーで作れるのは、asanochiyukiが日本初!
ダウンは元々カジュアル服なので、オーダーで作るという発想はなく
もちろん工場さんの方にもオーダー対応できるノウハウもありませんし
既製服よりもかなり面倒な作業で
ほとんどのダウン工場はオーダー対応で縫ってくれません

それでも私がどうしてもやりたかった
ラグジュアリーなダウンコート(エレガントカジュアル)のオーダー対応

それを実現し、その時のオーダー会で使わせていただいた生地がフランスのラグジュアリーファブリックブランド『ドーメル』の生地

そして、当時のドーメル・ジャポン社の会長さんの目に留まり
会長さんが直々アトリエまでお越し下さり
ドーメルでもオーダーでダウンを作りたいとお話に来て下さいました

そして2019年ドーメル社でダウンジャケットのオーダーがスタート

https://www.bronline.jp/feature/?entry=22036

ここまで来るまでに
試練の壁がたくさんありました

スタートした当時の工場さんとはご縁が切れ
今、素晴らしいご縁に恵まれ、オーダー対応して下さっている唯一の工場さんと二人三脚で今年2022年も作ることが出来ています

本当に難しいんです、想像以上に難しいんです
ダウンのオーダー対応

ダウンのオーダーが出来るのは奇跡に近いものがあるんです
なので、関係者さんには本当に心から感謝しかありません


そんな中
うちと二人三脚でやってきたその工場さんから私に電話が入り
〇〇企画(大手百貨店)でダウンのオーダーをはじめたいということで
〇〇営業さんから(大手生地商社)会いたいと言われましたと・・・

あまり多くは語れないのですが

すごくグレーな出来事
うちの会社関係しか知りえない情報を知っている
そして〇〇(大手百貨店も大手生地商社)と、うちは取引がある
調べたらすぐに情報源が解りました

この話のルートは全然気持ちよくない・・・ですよね

でも、工場さんが潤うならと思い
『いいじゃないですか!』って工場さんともお話はしてたんです

でもオーダーダウンをやっている関係会社さんとお話しているうちに
これは、関わりある会社
全てが気持ちいいことでないといけないと思ったので
今、軌道修正中

こういう出来事
私には日常茶飯事、なので今回の新ブランド『KNIToDay』は先に特許申請しました!


大手会社さんは、大手しか出来ないことをやって欲しい
なぜ
小さな会社が一生懸命にやっていることと同じことを
同じ唯一の工場を調べ上げてしようとするのだろう


大手会社さんなら、別の工場さんでも
直談判すれば引き受けてくれるところあるだろうに・・・

私が女ということもあり
かなり舐められます
独立当初からずっと

私だけならまだしも
私のまわりの人たちが気持よくないことは避けたい


韓流ドラマ『今、別れの途中です』で同じような出来事のシーンを観て
あらためて
私は自分の足でコツコツよくここまでやって来れたなと
大泣きしました
今まで
そんなこと思っても来なかった
当たり前だと思っていたけど、コツコツ時間をかけて自分の足で
って
当たり前ではないのよね
きっと

私を信頼してお仕事して下さっている人と、気持ちよくお仕事出来るように
これからも日々精進して
頑張っていきたいと思います

明日の立春から
必ず流れを変えます!!!!!!!

ファイト!私!






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