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アップデートとそれによる機体の変化


まさかのタイミングでのアップデート

さる2月6日、もうシーズンリセットまで来ないだろうと思っていたアップデートが急にやってきた。そして爆速修正のアップデートが2月8日に訪れる。霧ヶ峰は修論に忙しくver1.06を触れておらず一晩の伝説であるセラピストに触れることはできなかったが、まぁなんとか修論が終わり新環境のパーツ群に触ることが出来るように。3日ほどサーバーのメンツや大会を見て分かったことは、レギュver1.06は様々な機体が下方修正を喰らう内容となったデフレ環境であるということだった。以下に大きなパーツ性能の変更とそれによる環境変化を記す。

ハンミサとミサFCSナーフによるミサ機の弱体化

ミサfcs 悲しいくらいにミサロックが遅くなった
通常ハンミサ リロードが20%増加
パルハン リロ弱体化とチャージ時間が3倍に

ミサイラーにテコ入れが入った。ミサfcsの性能低下により爆導索やオーロラを代表とする長時間をロックに要するミサが弱体化した。そのためミサイラーにはかなり辛い調整となった。逆に追う側にとっては嬉しい調整。ハンミサはロック時間が短いためここ自体は問題ないがリロードが弱体化。ここもまたミサイラーにとっては辛い調整に。特に軽ニミサイラーは苦手とする重ショ中2の増加に伴い、店じまいとなった。

軽4の巡航速度低下と空中での消費EN増加

弱体化されたがまだまだ強い軽4

ホバリング速度が10km/h下がり、対空消費が上がったことでコラジェネ使用時の対空時間が40秒ほどに。また武装としてミサfcsとパルスハンミサの弱体化を受けた。確実な弱体化ではあるがまだ強い。対抗馬として最も強力であったミサタンクの弱体化により、環境としては寧ろ追い風を受けているまである。ミサタンクがいなくなったことにより、3ミサの必要性が下がり、ネビュラとヨーヨーまで持てるようになった。そういったタイプは重ショ中2に強く出られるためこれからの主流になりうるか。

ガチタンの全体的な性能低下

脆く、遅くなってしまったガチタン

apと姿勢安定、ブースターと走行速度に弱体化を受けた。が、最大の弱体化ポイントはミサfcs。これによりオーロラなどの軽4に有効なミサを効果的に扱うことが出来なくなった。速度も落ちており厳しい立ち位置。LCBも発射レートに弱体化が入った。拡散レザキャの強化など悪くない強化も入っているがまだまだ遠近両用には厳しい。

ニドガンの弱体化

ダメージと衝撃残留、リロードが弱体化

今バージョンで最も強烈な弱体化を喰らった武器。諸々の弱体化によりランセツ並みの時間帯攻撃力はハリス並みに、軽ハンド並みの時間帯衝撃残留は重ハンド並みに低下した。これによりニドガン近接機は軽ニ重二問わず激減。ハンドガンによるリペア機を使う者もいるが弾速と瞬間的な衝撃力低下に喘ぎ苦しむ結果になっている。

逆脚強化

軽逆
中逆
重逆

それぞれ数値は異なるがap、姿勢安定、重量に上方修正が来た。これにより実践的な逆脚アセンが組めるように。特に中逆は姿勢安定を1900ほど盛りながらも逆脚特有の挙動によりバーゼルを積みながら軽4を追えるようになりつつある。軽逆も高い水平跳躍を活かした引き撃ち機に適正を示す。重逆は防御力の重量対効率が素晴らしいため、今はまだアセンが出来ていないが今後速さと硬さを両立したアセンに繋がりそうである。今後発展が期待される脚部カテゴリである。

その他

 中2が軽量化し、重2が重量化した。中2はそれほど大きな変化ではなかったが重2は汎用性確保のために軽量化が要求されそうである。
 エツジンの強化が来た、詳細は後述。
 サンプの弾速とマガジン弾数が増加。しかしながらまだまだ実用には遠いか。
 重マシンガンは弾速が強化されたがそもそもの攻撃能力が不足している感が否めない。

環境機体の変化

軽4

ミサ4は脚部とミサfcsとパルスハンミサの弱体化により、最大の敵であるミサタンクがいなくなったためミサ2構成が可能に。パルハンを通常ハンミサに変えるか、ネビュラを装備してインファに強くする型の2つが主流。今後の変化によってはレッドシフト型も出てくるかもしれない。

タンク

ミサfcsとパルハン、脚部の弱体化によりミサガチタンとネビュラオーロラタンクはほぼ消滅。通常ハンミサと拡散ハンミサを装備しつつ肩に拡散レザキャを乗せた、いわゆる枕猫タンク構成の亜種が主流か。LCS装備により軽量化し、機動力を確保したタイプも。またホバタンを使い、機動力を確保するタイプも現れ始めた。

重二

ニドガン型重二が消滅。LRB盾型とライフル+スープ型が主流か。ライフルにはランセツ以外にもハリスが弾速強化により選択肢に入るようになった。脚部に重量増加を受けたが元々重い機体は重いままで影響は小さい。

中2

ナーフを受けず軽量化を受けたため、重ショ中2が環境トップに躍り出る……はずだったが中逆に対して姿勢安定や戦闘中の蹴りの価値などで劣り、少し苦しいか。ある意味通常進行。特に大きな変化はなく、新しい武装構成の機体も生まれていない。強いていうなら以前のニドガン機体は今はエツジンを装備している事が多いか。

軽ニ

推定最も影響を受けた脚部。ニドガン機+ミサイラーは消滅した。ニドガン機はハンドガンを装備することで抜けた穴を補おうとしているがリロードと攻めの切り替えがニドガンよりも遅く、攻撃に費やさなければいけない時間が長いため、以前よりも厳しいか。後述する理由によりランセツ機は軽逆に流れると考えられる。重ショ軽ニやエツジン近接機体もいるがこの先残るかは怪しいところ。

逆脚

今レギュ最も躍進した脚部カテゴリ。中逆は盾重ショに、軽逆は引き撃ちにこれまで以上に適正を示すようになった。重逆はまだ強力な型は作られていないが脚部パーツそのものの性能は十分だろう。堀りがいのありそうなパーツ群である。

使用機体の変化

外見と
内部数値 武器の軽量化に伴い装甲が強化された

私も環境の変化と各種調整に伴ってランセツ軽ニも変化させた。脚部と一本のランセツが変更となった。「いやいや待ってくださいよ」「脚が違うわ!」と考えの読者の方にお伝えする。

軽ニは浜で死にました

今回環境の軽ニはかなり苦しい状況にある。かつてはニドガン軽ニ、ランセツ軽ニ、ミサ軽ニと概ね3種類の軽ニが存在していたがニドガンとミサ機使いの知り合いはそれぞれが環境で生き残るのは厳しいと判断した。またランセツ軽ニはほぼ上位互換の動きが出来る軽逆のアッパーにより消えると私は考える。つまりは軽ニは環境では厳しい、と考えるのが私の意見です。重ショ軽ニに希望を見出そうとしている人もいるが、軽ニは本体が脆い分盾を活かすことが難しく、また重ショスタッガー延長に蹴りを含めたフルコンの威力が落ちる点も軽ニで重ショを扱うことの難しさにも繋がる。

変更点その1:エツジンについて

軽ニを取り巻く環境の厳しさを伝えたところで改めて変更点とその理由を伝える。まず武器だがランセツを一本エツジンに変更。

マガジン弾数と威力、弾速が強化された

アッパーにより時間帯攻撃力がランセツ並みになり、時間帯衝撃残留はルドロウ並になった。また弾速が強化されたため相手に当たりやすく、バースト機構のおかげで反動制御の要求値も低く、カス当たりも多く衝撃を逃しづらい。バースト射撃は瞬間的な衝撃力を増加させ、スタッガーの取りやすさに一役買い、スタッガー時に一気にダメージを与えられるため、追撃火力を伸ばすのにも役立つ。射程以外はルドロウとランセツ以上の性能を手に入れたといって過言ではない。また軽量なお陰で頭をベリルにでき、軽逆の小積載にも対応できた。

変更点その2:軽逆について

強化の来た軽逆、ランセツ機の新たな翼となりうる性能

 そして今回の変更の目玉、軽逆である。ランセツ機は距離維持が大切な機体ため、相手との距離をコントロールする能力が必要である。それ即ち、QB性能である。
 以前QBは後退で使っても速度低下しないことを述べた。これにより後退は連続QBが適していると結論づけたが、これをナハト脚を上回る水平跳躍を持つ軽逆でやるとどうなるか。簡潔に言って滅茶苦茶速くなる。体感1.3倍くらいの速度で下がれる。これにより凸機に対して距離を離す能力が強化された。また消費エネに対する効率がいいので最適距離を保とうとすると結果的に消費するエネルギーが減る。これはエネ管理の余裕につながり、緊急時のQBに向けてエネを保存しておくことが出来るようになった。

軽逆で250mから前進QB 162m前進
ナハト脚で250mから前進QB 103m前進
大きな違いがある

 また優れた水平跳躍はオセルスの射程から逃れるのにも有効である。一瞬で130m以遠に逃れることが出来るためレザ重や重ショの射程から逃れる事が容易い。ABで近寄られてもすぐに離れる事ができる。水平跳躍はミサの回避にも役立ち、回避と後退を一手に行う斜め後方へのQBでのミサ避けがしやすくなっている。ミサ避けという観点からは対軽四能力にも寄与している。空から降ってくるミサを地面に当てて処理する際に、移動量が増えており爆風に巻き込まれづらくなるためこの点でも軽ニに軽逆は勝る。
 水平跳躍は詰め性能にも寄与する。引く相手に対して詰める時に地上QBで一気に距離を詰める事ができるのだ。
 そして垂直跳躍により急激な上下動が可能になった。これにより上下回避行動の素早さ向上と上昇に使うエネの節約が可能になった。
 長々と書いたが簡潔に言えば、ランセツ機体において軽逆は軽ニのほぼ上位互換である。地上連続QBがしづらいなどのデメリットもあることにはあるがそもそもNGIブースターの引きは連続QBを後退でしか行わないのでほぼ無問題である。NGIブースターを使う引き軽ニを使う諸氏は軽逆に乗り換えることをお勧めする。

ランクマでの使用感

最高ランクとポイントを更新中

ランクマにおいては現状九割五分勝てている。特に不利となる相手もおらず、どんな機体に対しても勝ち筋をもって戦えている。ナハト脚を使用している際には何回か敗北したwエツジンの軽ニ相手も軽逆にすることでオセルスの範囲外に逃れる事ができ、勝てるようになった。2000ポイントもそのうち達成できると考えられる。繊細な機体ではあるが集中力とpsがあればその分応えてくれるため、現状のランクマ機体としてはかなりおすすめである。

今レギュへの個人的感想

正直言ってあまり好きではない。
霧ヶ峰は色々な武器やアセンが使えるレギュが素晴らしいと思ってるので一強や他の環境機体を歪める原因になるパーツ以外はナーフしなくていいと思ってる人間である。使われないパーツはアッパーして使えるようにしてくれるのが個人的理想なのだが今回のアプデは使えるようになったパーツよりも遥かに使えなくなった武器と脚部が多い。これ即ち組み換えに使えるパーツが減るということである。アセンブルゲームなのにアセンブルの幅が狭いのだ。基本強いパーツで組み替えなければ強い機体は出来上がらない事が多いためパーツ調整班には使えるパーツを増やすアッパー調整を望むばかりである(修正前セラピストみたいなのは勘弁)。


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