失敗を恐れてしまう原因
こんにちは!
2021年の夏も相変わらず暑く、うんざりしています....
暑さのせいで毎日アイスを食べては、お腹が緩んでいる生活になっているので、直そうと思います(多分直せません。アイスの誘惑に勝てる気がしません)
今回は、失敗を恐れてしまう心理を私の経験を基に話していきます。
私は現在、21歳ですが、1年ほど前まで本当に失敗を忌避していた人間でした。出来ないことをしない・克服をしようと本気で思わない、安泰なことをする、といった人間でした。
とにかく、失敗をすることが嫌だった。できない自分を他人に見られるのはもちろんのこと、自らも見たくないと思っていました。
そのため、苦手なことを出来るようにする努力をあまりしてこなかった。
ずっと続けていたサッカーでは、足元の技術が拙かったにも関わらず、本気で磨こうとしなかったことが、例として挙げられます。
今は克服できたと感じています。多分(笑)。考えが変わった出来事についてはまた今度話そうかなと考えております。
今回は、失敗を恐れてしまう原因についてと、どうすれば積極的な子供になるのかということを私見ではありますが、発信していきます。
新しいコミュニティでの衝撃
まず、心や考えに影響を及ぼすものは皆さんも理解していると思いますが、環境です。
何も知らない子供はスポンジのように、どんなことも吸収してしまいます。
そのため、両親や家庭の教育が大きな影響を与えるのは当たり前です。
それに加えて、幼稚園・保育園、あるいは小学校の環境は子供にとって家庭の次に大きく影響を与えます。
その理由は、上記の場所は、子供が初めて家族以外の大きなコミュニティに入るためです。
これまで基本的に家族のみ、あるいは数人の友達とした関わらなかった子供が、幼稚園や保育園、どちらにも行ってなかった子は小学校においてはじめて大人数がいる場所に属します。
その際、カルチャーショックを受ける子がいます。私もその一人でした。
親からの話では、幼稚園に入る前は自信満々で強気だった自分が、入園してからは明らかに丸くなったと言われました。
幼稚園に入ると、ほぼ毎日のように絵や工作をしませんでしたか?ほぼ毎日とまではいかないが、それなりに取り組んだと思います。
私は、図画工作が大の苦手でした。幼稚園に入る前はひたすら外で遊ぶだけの子供だったため、工作を全くしたことなかったのです。
当然、周りと比べて明らかに自分だけ出来ていない。その結果、先生には怒られ、周りからも工作ができないことでいじられました。
私はそれがとにかく辛かった。もちろん、自分が出来ていないのも悪いのですが、失敗することがとにかく恐ろしく感じてしまいました。
自分は5歳になる年に入園したので、約2年間、そんな生活が続きました。その結果、「出来ない=悪い」という考えが染みつきました。
それ以来、自分は出来る姿しか見せてはいけないと潜在的に思うようになりました。その思いが、テストで100点を必ず取るために必死に勉強するという方向に向いてくれればよかったのですが、当時は一人しかいない空間(家の自室など)でも自分が失敗する姿を見たくありませんでした。そのため、努力をすることも恐れました。
結果、上を目指すのではなく、下の人間を見て安心するという小心者になっていました。
また、幼稚園以来、人の目を特に気にするようになりました。自分は下に見られていないか、出来ない自分を見られたらまた馬鹿にされる、なんていう思いが無意識でありました。
この性格になってよかったこと
ここまでマイナス要素しか記載していませんが、良いこともありました。
性格が丸くなったおかげで調和を大切にするようになり、クラスメイトと仲良くなり、皆を繋げる役割に自然となっていました。
そのおかげで信頼を得てリーダーに任命されることも多かったです。例としては、中学では生徒会長、高校では文化祭の実行委員長などを務めました。
リーダーを務めたときも人の視線をかなり気にしましたが、自分しかやっていないということが多少の安堵になり、次第に慣れました。
おかげで人よりも前に立つ経験を多く積むことが出来たことはよかったなと心から思っております。
失敗を怖がらない子供にするためには
ですが、やはりもっと挑戦したかったという後悔もかなり残りました。
今更悔やんでも仕方ないのでさすがに区切りをつけました。とはいえ、これから育つ子供が自分と同じようになってほしくないために、情報を伝えることはできます。
挑戦することを怖がらないようにするために、2つ大切なことがあります。
1.否定しない
2.成功体験を多く積ませる(幼少期はほめること)
人によりますが、私はこの2つが大切だと考えております。
その中でも特に1は外してほしくないです。
否定されることは大人になっても嫌じゃないですか?
コミュニケーションの基本でもありますが、幼い子供は否定されることによるダメージは甚大です。
もちろん、本当によくないことは否定しなければなりません。盗みだったり、明らかに人へ迷惑をかける行為など。
逆に本当に禁止されていること以外、特にその子の好奇心で動いたことについて否定されるとまあ、しんどいですよ。
ちなみに、否定とは出来ないことに対する怒りや不満げな表情も含まれています。
態度からでも子供は察してしまいます。「あ、これはダメなんだ」と思います。
確かに、忙しいご両親や先生が不満・怒りが出てしまう気持ちも理解できます。ですが、まだ子供。それも幼い子供です。どうか多めに見てください。
2に関してもそんなことかよ、と思われるかもしれませんが、大事なことです。
人間って、ほめられて嬉しくない人はいないんですよ(笑)
子供ならなお一層当てはまります。
ほめることで、やる気に繋がります。
なので、些細なことでも褒めてあげる癖を付けましょう。
終わりに
私はこれまで人よりも多くの貴重な経験を出来たと感じています。
理由はいくつかあると思いますが、その一つに丸くなり、人を大切にする気質になったことは大きいと考えております。
しかし、挑戦することを恐れずに失敗をしても、修正して次成功させようという気持ちを持つことができれば、もう少し良い学生生活になったのではないかなと感じました。
もし、この記事をご覧になっている大人の皆さん。
子供を甘やかせとは言いません。でも、好きでやっていること、挑戦したことに対しては、ほめてあげてください。
tryすることに恐れを抱かない人は、その先の人生で大きな武器になります。
拙い文章でしたが、ご精読いただき、ありがとうございました。