RiJS2021のXIゴレースを完走した感想(LV 19:W5-4後半 くもの国・最終決戦!サイコロボ)
お ま た せ
お か わ り
待 っ て な い
XI 終 鬼 畜 兵 器
死 ぬ が よ い
5-5-1「ボス概要」
動画時間にして29:47。エンゼルとのサイコロ運ゲー勝負に見事勝利したあびっさん。これでエンゼルが羽とリングを貸してくれ、おじいさんに会える……かと思いきや。
「出でよ、サイコロボ!」
エンゼルの声と共に謎の異空間が展開され、さらにいかにもロボ物風のBGMと共に巨大ロボットが飛来。突然の出来事にあっけにとられたプレイヤーとアクイに、謎の声が語りかけます。
やりたい放題の超展開ですが、やはり戦うしかないようです。
ダサカッコいいコミカルなロボ物BGMから一転、これまでの世界観とは一線を画す激しいBGMと共に、FINAL LAST BOSS BATTLEの開幕です。
舞台はいつもの7×7の盤面で、中央手前に1マスだけ安全地帯があります。
これまでのボスと違い、サイコロボに直接爆風を当てても効果がありません。代わりに、盤面の端々にある点滅する床に「火のついたダイス」を「対応する目」で置くことでサイコロ大砲が出現、サイコロ大砲を6基出現させることでめでたくGG、クリアとなります。
もちろん、サイコロボもアクイを妨害してきます。他のボスの攻撃がワンパターンだったのに対して、サイコロボの攻撃はなんと3種類あります。しかもアクイ側のサイコロ大砲の準備が進むと攻撃が一層苛烈になります(いわゆる「発狂」)。物語の最後を飾るにふさわしいボスと言えるでしょう。
5-5-2「詳細攻略:分析編」
ボス「サイコロボ」の攻撃は大きく分けて「ビーム」「ロケットパンチ」「盤面シャッフル」の3種類があります。必ずこの順番で繰り出してくるので、覚えておくと事故が減ります。
「ビーム」攻撃は、両肩の子機が盤面上空からビームを照射しながらマス目に沿って移動するというものです。アクイがビームに当たるとミスになるほか、ビームが当たったダイスが白着火します。
白着火したダイスはサイコロ大砲の起動には使えないため、アクイ自身で点火し直す必要があります。
発狂するとビームの通り道が増加し、中央以外の48マスをくまなく通るようになります。
「ロケットパンチ」は、盤面上に現れた照準マークに向かってパンチが飛んでくる、というものです。照準マークは盤面上を縦横に動き、アクイに重なるか一定時間すると停止し、その地点にパンチが落ちてきます。もちろんアクイがパンチに当たるとミスとなります。
序盤は片手ずつ2回のパンチが飛んできますが、発狂すると両手同時に照準マークが現れ、照準の動きも素早くなります。両手同時が2セット、合計4発のパンチが飛んでくるようになります。
「盤面シャッフル」は、サイコロボの上半身が盤面上空で高速回転し、盤上のダイスを巻き上げて目も配置もバラバラに入れ替えてしまうというものです。この攻撃はアクイが巻き込まれても、ダイスごと巻き上げられて盤上のどこかへ飛ばされるだけで、直接ミスにはなりません。
見た目はシュールですが、サイコロボの攻撃の中で最も厄介です。というのも、シャッフルが始まってしまうとその間は盤上のダイスを動かすことが一切できなくなるためで、RTA的にはこれを繰り出されるだけで10秒近くのロスになります。
たちの悪いことに、発狂すると数個のダイスを白着火するようになります。他にも、着火したダイスに乗せられたまま盤上へと降ろされ、近くに逃げ場がなく足下のダイスが爆発してミスなんてことも多々あります。
シャッフル攻撃が終わるとビーム攻撃に戻ります。これらの3種類の攻撃を順番に繰り返し、アクイの行動を妨害してきます。
どの攻撃もスタート地点(羽マークの足場)にいれば当たらないので、時には安全地帯に避難しながら戦っていきます。
5-5-3「詳細攻略:実践編、あびっさんの場合」
先述の通りアクイ側は盤上の端々にある点滅する床に火のついたダイスをその床それぞれに対応した目で置くことが目標となります。「セブン」「スリー」「スライド」をフル活用し、「任意の目を目的の場所に置く」技術が必要になります。
手っ取り早いのは「点火しやすい2の目で点火し、そのまま目当ての床へ持っていく」方法です。あびっさん(画面左下)が終始この方法を徹底しているので、ついでに自分の攻略ぶりの反省もしていきたいと思います。
ちなみにサイコロ大砲の起動に使われたダイスは地面に沈んで消失しますが、そのダイスにアクイが乗っているとダイスと共にアクイが沈み、スタート地点に送られます。沈み始めてからは無敵時間さんなので、攻撃を避けることにも利用できます。
まずは開始時の盤面。左下に2の目があり、すぐに点火できそうです。
無事に2の目の大砲を起動したところで、ビーム攻撃が開始。次はダイスが少なく動きやすそうな1の目の大砲のほうへ向かいます。
ビーム攻撃がひと段落したところで次の目標は6の目の大砲。スタート地点そばに生えてきた5の目のダイスを利用し、2の目を出しておきます。
1、2、6の目のサイコロ大砲が起動したところでロケットパンチの照準が現れ始めました。次の狙い目は5の目の大砲です。
残るはスタート地点から最も遠い3の目と4の目です。盤面を見渡すと左奥に3の目のダイスが固まっているので、そちらを利用するのが速そうです。
3の目の大砲が起動できたところで、最後の4の目の大砲に向かいます。左奥に残っている火のついた3の目のダイスを利用したいところですが、起爆までもうすぐなので諦めます。
「PERFECT」あるいは「CLEAR」の文字が表示されたらタイマーストップです。対戦、ありがとうございました。
5-5-4「攻略余談:より速さを求める編」
ところで、XIゴにおいてダイスを着火するには同じ目のダイスが2個以上並ぶ必要があります。つまり、目を揃えた瞬間に着火しているダイスは少なくとも2個以上あるはずですから、うまく急げば理論上は一度の着火で複数のサイコロ大砲を起動することも可能なはずです。
しかし先述した通りの「ダイスを2の目で着火する→ダイスを特定の床へ運ぶ」という手順を踏むと、手順が終わった時点でアクイがスタート地点へ戻る演出が入ってしまいます。その演出の間は盤上のダイスへ手出しすることができないので、着火のために使ったもう片方のダイスはそのまま間もなく爆発してしまいます。
この時間がもったいない気もしますよね。そこで意識したいのがこのテクニック。動画時間31:20から、左上YUDAIお兄さんの画面にご注目。
上図のように「あらかじめ目的の床にダイスを置いておき、その周りにダイスを揃えて着火する」という手順を踏めば、アクイはスタート地点に戻されることなく引き続き盤上を動くことができます。着火に使ったダイスを無駄に爆発させず、サイコロ大砲へと100%有効活用できる素晴らしいソリューションです。ただ、この方法は点滅床と隣接するマスにダイスがある場合にのみ有効なので、いつでもは頼れないのが悩みどころです。
W5総括
まずはサイコロボ戦のスプリットタイムがこちら。
YUDAI 25:47-26:35(48秒)
(まる 24:32-25:18(46秒))
あびい 24:22-25:10(48秒)
Cyclone Aeroblast 29:42-31:59(2分17秒)
そしてW5「くもの国」全体のスプリットタイムがこちら。
YUDAI 21:15-26:35(5分20秒)
(まる 18:54-25:18(6分24秒))
あびい 20:26-25:10(4分44秒)
Cyclone Aeroblast 23:20-31:59(8分39秒)
こうして見返してみるとエンゼルの暴れっぷりは相当なものだったなと感じます。1分も差があったんですよ、サイコロ勝負突入時点で。それが後半戦突入時にはほぼ横並びになっているんですよ。そんなことがあっていいんですか。
おわりに
ということで、完走した感想の「か」の字もないただのXIゴ攻略記事群となってしまいましたが、無事に書き終えることができました。長かった。
当時の完走した感想では「チャートをちゃーんと確認した甲斐があった」みたいなことを言った覚えがありますが、その部分は恥ずかしくて再生できません。許してください。
なにはともあれ、ぼくに直接かかわりのあるRiJS2021での出来事と言えば「応募」「当落」「チャート研究」「リハーサル」「本番」という感じなのですが、そのどれもが初めての経験で、とにかく楽しかったです。
今後もまた、似たような体験ができればいいなあと思っています。もちろん、見る人を楽しませるということも忘れずに。
最後に、並走してくれたYUDAIお兄さん、まるお兄さん、Cyclone兄貴、解説のぽ氏お兄さん、それからRTAinJapan運営の皆様、そして応援してくれた多くの皆様に感謝の意を述べて、完走した感想の結びといたします。本当にどうもありがとうございました。
おまけ:イベント出ます①
完走した感想は結びましたが、筆を置くとは言っていないので続行です。見出しの通り、RTA走ります。
以前の記事でも触れましたが、5月5日から7日にかけて、「名古屋RTAオフ 2022」が開催されます。こちらでXIゴを走らせていただくことになりました。カテゴリは本記事RiJS2021のものと同様、「Quest Mode All Clear : Night」です。なんとぽ氏お兄さんとのレース形式でお送りします。
おまけ:イベント出ます②
その前にもう一度RTAイベントに出ます。それがこちら。
第33回RTA BootCamp。開催は3月31日、つまり今週の木曜日です。もう明後日ってマジ?
こちらも変わらず「XIゴ / Quest Mode All Clear (any%): Night」でお送りします。なんとセルフ解説です。
3/30追記:なんとあのまるお兄さんが解説に入ってくれることになりました。記事を書きながら開発した細かい更新点をご紹介できればと思っています。
こんな感じで、今後ともXIシリーズに限らずRTAしたり普通にゲームしたりたまに文字を書いたりしていきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。
それでは、またいつか次の記事で。