今更人には聞けないXI[sai] #03.1 〜サイコロ自由自在:付録その1〜
本記事は「出したい場所に出したい目を最短手数で出す手順」についてより具体的に記述したものです。まず「始めに乗っているダイスの状況」で大別し、そこから目を出したい場所ごとに図解していきます。といっても、盤面49マスのすべてについて図解するのも大変なので、似たパターンのものはまとめてしまっています。
本記事では簡潔のため、「6の目」を「出したい目」として解説します。他の目を出したい場合でも、そのウラの目と合わせて考えることで応用可能ですので、うまく読み替えて頂けると幸いです。
また本記事の内容は随時加筆または修正される可能性があります。
上面の目を別の場所に出したい時
上面が6の目のダイスを転がして、別の場所に6の目で置きたいときの転がし方です。盤面48マスを下図のように8パターンに分類し、それぞれ解説していきます。
基本的には同行同列ならスライド、それ以外は「2マス離れた行・列にウラの目を出す」という考え方で転がします。
余談ですが、参考までに「その場所に6の目で置くのに何歩かかるか」を図にしたのでご覧ください。
①同行・同列
基本的にスライドを使います。4歩先のマスのみ、真っ直ぐ転がせばそのまま6の目が出ます。
②ナナメのマス
タテヨコに1マスずつ離れた場所です。ここだけ転がし方が特殊で、スライドを2回使って置きます。こんなに近いのに6歩かかります。
出発点の周りにスペースがあれば、下図のような置き方もできます。
「2マス離れた行(列)にウラの目(1の目)を出す」というのがポイントです。
③1マス隣の行(列)
赤の罫線で示した「4列先のマス」だけは、最短手を考えるとちょっと違った動きになりますが、基本的に「2マス離れた行(列)にウラの目を出す」ことで、狙った位置に目的の目を出すことができます。
④2マス隣の行(列)
目的地が出発点から遠くなるほど、より多くの経路が考えられるようになります。この使い分けは、主に「転がす途中で他のダイスとバニッシュ(同じ目が繋がって消えること)しない」ために重要です。特に2などの小さな目ほど不慮の事故でバニッシュしやすいので、「そもそも2の目が出ない・出にくい」ルート取りを頑張って考えます。
⑤3マス隣の行(列)
⑥4マス隣の行(列)
上段の図で1の目が多数描かれているのは、そのいずれの場所に出しても目当ての場所に6の目を出す動きができる、という意味です。
もちろん別解はそこそこ多く存在します。ここでは一部の例しかご紹介できませんが、何卒ご容赦ください。
しつこいくらいに「2マス離れた行(列)にウラの目を出す」ことをします。こうして見ていくとやはり「セブン」「スライド」が基礎の中の基礎なのだと感じます。
⑦5マス隣の行(列)
ここまでの距離になると、そもそも一つのダイスをこんなに大移動することがないので取り上げなくても問題ない気がします。 また、ぼく個人としては下図のように、「大まかにタテまたはヨコの座標を合わせてから、もう一方の座標を合わせる間に目当ての目が出るようなルート取りをする」という動きをよくします。
⑧端から端へ
ただ重要なことは、「セブン」と「スライド」を動きの一単位として考えつつ、ゴールから逆算しながら転がすことです。
とりあえず「6の目のダイスを別の場所に6の目で置きたいとき」の動かし方について図解してきました。
次回以降、上面が1の目(ウラの目)だったり、6の目が側面にあったりする場合について記述していきます。
それでは、また次の記事で。