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RiJS2021のXIゴレースを完走した感想(LV 02:W1-おばけの国)

 本記事からは本格的に「XIゴ」という作品、ひいては「Questモード」の攻略に関する内容が多分に含まれていく予定です。
 実際の動画での該当箇所のタイムスタンプを併記していますので、映像とあわせて本記事をお読みいただくとより一層お楽しみいただけるかと存じます。

1-1「マッチョス先生のサイコロ教室」

 ということで「XIゴ / Quest Mode」始まり始まり。おじいさんの住むくもの国を目指し、アクイ5兄弟のぼうけんが始まります。
 おばけの国では「マッチョス先生のサイコロ教室」と題し、「XI」の基本ルールや「XIゴ」特有の「Explosionルール」の説明が入ります。
 これらの3コースの間はマッチョス先生がめちゃくちゃ喋るので、台詞送りのためにボタン連打を強いられています。左上のワイプでYUDAIお兄さんの連打が光っていますね。ちょっと遅れていることからわかる通りですが、あびっさんはのんびりマイペースで押してます。

ここで先生から、「XI」における基本となる知識を3つ教わります。
スリー(斜め視点なので3面見えている)」
セブン(表裏の目の和が7)」
スライド(『コ』の字に転がす)」
これら3つの定理及びテクニックを駆使して、サイコロを揃えていきます。

 動画の7:14あたりを見てみましょう。上述したテクニックの一つである「スライド」の説明に入っています。
 この場面では2回ほど、お手本にならって「スライド」をする機会があるのですが、実は1回目は無視して直進してもお咎めはありません。直進した方が手数が減るので早いですよね。
 しかしあろうことか、左下画面のあびっさんは1回目もコの字に動いて2の目に火を点けています。これはRTA的にはロスです。早速のガバ。

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「(コの字)書いちゃった……」じゃあないんだよこのポンコツが!

 ちなみに2回目はお手本通りにコの字に動かないと、先生に「おしおき」されて「1ミス」となります。このモードでは「ミス」をするとコース途中の「フラッグ(俗にいうチェックポイント)」や、場合によってはコースのはじめからの再開となり、かなり大きなロスになるので避けたいところ。

 ちゃんとお手本通りにスライドをキメたら、このコースは終了です。ゴール地点のカーテンに触れて、コースクリアといたしましょう。

1-2「冒険の心得」

 動画では7:38から。
アクイ達の行く手を阻む敵キャラクター達の対処法を学びます。うまいこと足下のダイスを爆破したり、爆風を当てることで倒すのが主な攻略法となります。
 ここで8:07あたり、まるお兄さんの待ち方が上手いです。

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 ぼくやYUDAIお兄さんは「着火に使った2の目のダイス」をそのままにしているのですが、まるお兄さんはそのダイスを左手前に戻すことでダイス1個分先行して爆発を待っています。今気づきました。

 さらに9:31から。「スイッチ」のチュートリアルのシーンです。

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 点火はほぼ同時にもかかわらず、巧みな斜め移動でインコースを攻めたまるお兄さんが先行しているのがお分かりいただけると思います。
 ダイスの動かせる向きが前後左右の四方なのに対して、アクイは斜めを含めた八方に動けることは意外と忘れがちかもしれません。XIゴに限った話でなく、こうした細かいテクニックが記録更新の成否を分けることもあるでしょうから、小ネタや小技と見くびることなく積極的に使いこなしたいものです。

1-3「最後の教え」

 最後のチュートリアルコース。コース2で出てきた「チクリ」のほかにもさまざまな敵キャラクターが登場します。

 早速10:03から、RTA的にはずっと難所です。
 直線上を往復する「ボーグ」を最短の道のりでうまく抜け、時計回りに動く「ジャイロ」のところに辿り着いて先生の台詞を送ります。ここまでを頑張って短時間に収めれば、マッチョス先生がジャイロの動きを待つことなく進んでくれるのでアドです。
 動画では画面右下のCyclone兄貴が残念ながら最速周期に間に合わず、マッチョス先生がまるで信号待ちをするかのようにジャイロの動きを見送る姿が見られます(10:31)。

 その後、「ホーミィ」という敵キャラクターが登場します。この子は向いている方向の一定距離内のマスへのアクイの進入を目ざとく(あるいは耳ざとく)感知し、アクイめがけて突進、しまいには抱き着いてくるというとても愛らしい敵キャラクターです。
 マッチョス先生は床のないマスを挟むことで安全に撃退しますが、RTA勢はせっかちなのでそんな悠長に待っていられません。彼女の眼前にあえて躍り出て、手前に誘い出し、生まれたわずかなスキマを通り抜けていきます。

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 左上のYUDAIお兄さんの画面にご注目ください。
 実は敵キャラクターやアクイちゃんの当たり判定が割と見た目に近く設定されている(おおよそ胴体くらい)ため、同じマス上でも被弾せずに通り抜けることができる場合があります。このテクニックは通称「斜め抜け」と呼ばれており、今回のRTAでも様々なところで活用されています。
 RTA的にはこの場所のホーミィをおびき出す時間はできるだけ短くしたいところ。手癖に従ってホーミィの脇をすり抜けていきま――\アッ/

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 「やべ(小声)」

 いま見返してもいたたまれない気持ちになる「YOU MISS」。過去の一度たりともこのホーミィに捕まったことないのに。

 後から聞いた話ですがこの配信をREAL TIMEで見てくれてた友人たちも、

「あっ……」
「あびっさん……嘘だよな……?」
「これであびっさんがビリで帰ってきたらどんな顔して出迎えたらいいのかわかんないよ……」
「こんなのお通夜じゃん」

と散々な言われよう。

 しかし日本最大の一大RTAイベントなのでプレイ続行です。まったく不運なことに、このコースの最初のフラッグはホーミィを抜けた直後。つまりコースの最初からやり直しです。
 この時、当の本人はというと「当たっちゃったならしょうがないよね」と信じられないほど楽観的でした。なんなら「ボス戦ぜんぶ上振れすればまだ勝ちの目はある」とさえ思ってました。心臓からアフロ生えてんのか。
 とはいえこの時のミスのおかげで、最終的には激アツの逆転劇となり、イベントが大きく盛り上がった(と思っている)ので、「人生って何がどうなるかわかんないなあ」としみじみ感じます。

 閑話休題。あんまりにも情けないミスで大きく出遅れたあびっさんは置いておいて、先行するYUDAIお兄さんとまるお兄さんはというと、なんと行く手にマッチョス先生が立ち塞がっているではありませんか(11:35)。
 ここでマッチョス先生の足下は6、隣接するダイスの数も6個ある、と見れば「6を揃えてマッチョス先生を倒す」と考えるのが自然でしょう。
 しかしこの「XIゴ」、従来の作品と大きく違う点があります。「目を揃えて点火したダイスも引き続き転がせる」という点です。

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 ご覧の通り、「2で点火したダイスを、マッチョス先生の近くで6の目にする」だけで十分なんですね。更にこのゲームでは「点火したときの目が大きいほど、爆発までに長い時間がかかる(小さい目で点火すれば短時間で爆発する)」という設定がされているため、2の目で点火すること自体もタイム短縮に有効なわけです。

 マッチョス先生を倒したら、さっそくおばけの国のボス戦です。

1-4「VS キングマヌー」

 動画では11:47から。
 このボスはアクイ同様にサイコロの上に乗って移動し、アクイと縦横の軸が合うとアクイめがけて突進してきます。
 キングマヌーの足下のダイスを爆破することで「同時に爆発したダイスの個数」だけダメージを与えられます。そうしてダイス5個分のダメージを与えればクリアとなります。

 YUDAIお兄さんとまるお兄さんがほぼ同時に突入し、YUDAIお兄さんが大きなロスなく3手で倒した一方で、まるお兄さんがかなり苦戦した様子。
 Cyclone兄貴も危ないところがありつつも3手で撃破。遅れてきたあびっさんはというと危なげなく2手で突破。
 時間がかかりつつも、きっちり一撃で仕留めるあたりにまるお兄さんの意地を感じました。

おばけの国総括

 ということでワールド1「おばけの国」、4人の突破タイムはこちら。

1st : YUDAI 06:42
4th : あびい 07:35
3rd : まる 07:26
2nd : Cyclone Aeroblast 07:14(開始のラグを考えるともう少し速いです)

 あびっさんのあんまりにもあんまりな出遅れに始まり、WR保持者まるお兄さんもキングマヌー戦でYUDAIお兄さんに1コース分の後れを取るなど、なかなか波乱の幕開けとなったように思います。
 この調子で、自分で気付いたところを中心に書いていきたいと思います。遅筆ゆえ時間はかかるかと思いますが、どうぞ最後までおつきあいいただければさいわいです。
 それでは、また次の記事で。

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