RiJS2021のXIゴレースを完走した感想(LV 06:W2-4 おかしの国・ムッシュ☆グルマンはくいしんぼ)
2つ目のワールドもついにボス戦へと突入です。RiJW2021がもう始まってしまうというのに、ここを越えてなおまだ3つもワールドが残っているのが憂鬱でなりませんが、頑張って書いていきましょう。
2-4-1「ボス概要」
RiJS2021本編ではこのボスが喋ることはありませんでしたが、地面から椅子ごと出現しては「おなかすいたなー。」、更にはアクイを見るなり舌なめずりをしながら「君、おいしそうだね。」。ファンシーな見た目に対してあまりにも言動が恐ろしいボスです。
基本的な7×7マスの盤面のうち左奥の3×3マスをボスが占領しており、アクイはその周囲の40マスで応戦します。
ボスは正面のラインに舌を伸ばして攻撃してきます。アクイが舌に当たるともちろん食べられてしまいミスとなります。
そのほか、伸ばした舌の先にダイスがあるとそれを口に含み、複数の火球として吐き出して盤面に落としてきます。この火球はアクイに当たってもミスになりませんが、ダイスが火球に触れると自爆ダイスとして着火します。
たちの悪いことに、火球の一つはアクイのいるマスに降ってくるので、乗っているダイスに火を点けられてしまわないよう注意したいところです。
アクイ側は目を揃えてダイスを点火し、着火したダイスをボスに食べさせることでダメージを与えることができます。このダメージは食べさせたダイスの目の数になっており、合計8ダメージ与えることで勝利となります。つまり、ちゃーんとうまくいけば2ターンで撃破できるわけです。
2-4-2「基本攻略」
ボスは左から2列目と奥から2行目にのみ舌を伸ばして攻撃してきます。
基本的にはこの二つの攻撃の繰り返しなので、その場所に行きさえしなければ直接食べられてミスとなることはないのですが、今回は特にRTAなのでそういうわけにもいきません。
スタート直後の攻撃は必ず左から2列目なので、画面左側で6を点火できればベストです。それ以外でも、大きい目であればあるほどよいです。開始時に大きな目が画面左側に固まっている盤面を引けるのが理想です。
次点では「2でも何でもとにかく点火し、着火したダイスを転がして舌の射線上で6の目にする」という方法です。こちらの方法は少し手間がかかりますが、開始時の盤面に左右されにくいです。
各ワールドのボス戦は開始時の盤面や生えてくるダイスの位置がランダムなので、一人一人見ていきたいと思います。
2-4-3「YUDAIお兄さんの場合」
動画時間15:20、先頭を保ったままボス戦に突入したYUDAIお兄さん。開始時の盤面はこちら。
盤面の引きとしてはちょっと渋めです。画面左側が1ばかりで点火が難しいのが困り所です。幸い2の目が手前に見えているので、奥に転がせば2の目で着火することができます。
しかし次の瞬間、『本番の魔物』がとうとうYUDAIお兄さんにも牙を剝きます……。
かなり良いタイミングで2の目を点火したまではよかったものの、その1マス奥の地面から新たにダイスが生えてきていました。このボスは自分に近いダイスから食べるのですが、なんと生えかけのダイスすら無理やり引っこ抜いて食べてしまいます。こうなると手のつけようがありません。
こうして1ターン目の攻撃は不発に終わったYUDAIお兄さん。気を取り直し、2ターン目の攻撃に備えていきます。
自分の爆破したダイスの誘爆や降ってきた火球を冷静にやりすごし、点火した2の目を食べさせて2ダメージを与えることができました。
しかしこのボスを倒すには、あと6ダメージ与える必要があります。果たしてYUDAIお兄さんはこのまま押し切れるのか?
攻撃を通すことはできたものの、惜しくも撃破ならず。
お気づきの方もいらっしゃるでしょうが、点火して6の目にするだけでなく、点火したダイスは置き去りにしてアクイは安全地帯に逃げ込む必要があります。今回の盤面は、安全な足場にするためのダイスがあまりにも少ないのが難点でした。
後から見返せば「2で点火して転がして6の目にする」手順も十分考えられるのですが、この20秒足らずの間にそれが考え付くかというと、ぼくは自信がありません。
早くも4ターン目に差し掛かりました。そろそろ撃破したいところです。次に攻撃の来る右奥を見ると、すぐ消せる位置に2の目が多くあるので、反撃にはうってつけです。
ここでまたしても、着火したダイスの目前に地面からダイスが生えてきました。乱数という概念、あまりにも人の心がない(人じゃないからしょうがないけど)
こうして5ターン目に突入したYUDAIお兄さん。画面中央には4の目が集まっており、またしても絶好の盤面です。すぐ横ではまるお兄さんが2-3のゴールカーテンに手を掛けています。少しでもリードのある内に突破したいところ。
YUDAIお兄さん2-4突破!
苦しいながらもなんとか先頭のまま、ワールド2「おかしの国」を通過しました。
YUDAIお兄さんの2-4のスプリットタイムは09:45-10:29(44秒)。最短で14秒前後でクリアできてしまうことを考えると、後続の追い上げが怖いところです。具体的に言うと次に紹介するお兄さんです。
2-4-4「まるお兄さんの場合」
本カテゴリWR保持者であるまるお兄さん、動画では15:58にボス戦に入っています。ここからは右上の画面をご覧ください。
開始時の盤面は甘めに感じます。アクイのすぐ奥の2の目で点火できる上、左から2列目へ持っていくのも容易そうです。
さてまるお兄さんはどう動いたのでしょうか。
ちょっと不穏な動きをしつつも、堅実に2ダメージを取りに行く形で収まったまるお兄さんでしたが、なんと1度目の舌がアクイに判定を吸われて不発、その上点火したダイスは2発目の舌を待たずして爆発四散。おおブッダよ、あなたは寝ているのですか。
しかし流石に走り慣れているまるお兄さん、すぐに右奥に移動して次の攻撃の準備をします。
もう攻撃の準備は万端、いつでも来いと言わんばかりです。手前に転がせばすぐに2の目で点火できます。6の目に変えるのは少し難しそうですが。
しかし転がす先に3の目のダイスが出現してしまい、やむを得ず点火せざるを得なくなったまるお兄さん。結果的に2の目での攻撃となりました。
2ターン目で2ダメージを与えたので、次の攻撃で6ダメージを通せれば3ターンでの撃破となります。先頭のYUDAIお兄さんはここで少しつまずいているので、なんとか差を詰めたいところです。
盤面は悪くありません。すぐ手前に転がせば3の目が点火します。そのまま左回りに一周すれば6の目に変えることもできますね。
ただ、その6の目を置ける位置が手前寄りになってしまうので、ボスの目前でダイスが発生してしまう可能性もあります。スライドを駆使して奥に寄せるのが安定策ですが、そのためのダイスも時間も足りないので、ここばかりはお祈りです。
ワザマエ! まるお兄さんは3ターン突破でした。
スプリットタイムは10:24-10:49(25秒)。YUDAIお兄さんが44秒かかっているので、約20秒も差が縮まっているのがわかります。流石のダイスさばきでした。
2-4-5「Cyclone兄貴の場合」
先のコースで日本勢に対して4秒のアドバンテージを取ったCyclone兄貴。ボス戦で更に差を詰めたいところですが、果たして。
動画では15:59から、右下の画面をご覧ください。
盤面は一見ぎょっとするくらい悪く見えますが、よく見るとアクイの左奥にある6の目が2を作りやすくて良さげです。ボスの目の前の5の目をなんとかできれば、1ターン目からの攻撃も見えてきます。
Cyclone兄貴は開幕の攻撃は捨てて、右奥側で確実に反撃する作戦を取ったようです。実際この後のダイス運びはかなりいい感じでした。
かなりきわどいタイミングでしたが、しっかり6の目を食べさせて最大ダメージを取っています。次の攻撃で2ダメージ以上与えれば勝利です。
しっかりボスの動きを見ながら2の目で点火、奥に転がしてダイス発生で阻まれることも予防しています。これはもう火を見るよりも明らかに勝ちです。ご本人も拍手をしたり地に伏せたりなどで余裕を見せていますね。
お見事!! Cyclone兄貴も2撃3ターンでの突破です。
スプリットタイムは10:24-10:50(26秒)。まるお兄さんと同じく3ターン撃破しているので、先頭に向けて大きく前進です。
2-4-6「あびっさんの場合」
さて、開始時の盤面がランダムなためにサイコロ地力の試されるこのボス戦において、ぼく自身はどんな走りをしていたんでしょうか。
少しでもガバがあれば鬼の首を取ったように批判してやろうと思っていたのですが、上の画像を見るとどうにもイヤな予感がします。チュートリアルステージでどうしようもないミスをして出遅れていたはずのヤツが、まさかWR保持者のまるお兄さんと僅差でこのボス戦を通過してるなんて、ありえるんですか。チートかなんか使ったんじゃあないんですか。そこんところどうなんですか。
ダイスの女神に誓ってそんな不正行為はしてないので、身の潔白を証明するためにもちゃーんと自分の走りを振り返っていきたいと思います。
動画時間16:07から、左下の画面です。
開始時の盤面はとても良好です。点火はすぐ奥の2の目で可能なうえ、その流れで左に転がせば射線上で6の目にすることができます。ただ左端のダイスを使って安全地帯に逃げたいので、ボスの目の前の1マスが空いてしまうのが不安要素といえます。
開幕、すぐ奥の2の目を使って着火、そのまま流れで6の目に変えて射線上に置き去りにしました。2の目で点火していて転がす時間が少ないので、奥に寄せるのは諦めています。運とお祈りに頼っているので減点です。
運のいいことに、ダイス発生に阻まれることなく6ダメージがヒット。しかし乗っているダイスが爆風を受け着火しています。さてどうなる。
画面右上に運んで2の目に変えて置き去りにし、他のダイスも念のため爆風の範囲から逃がして処理しました。この辺はうまいこと処理しています。
次の攻撃で2ダメージ以上与えれば最短撃破となりますが、盤面はというとやはりめちゃくちゃ良いです。自然発生するダイスによっては攻撃の瞬間までどうなるか分かりませんが、引き続き見ていきましょう。
対戦ありがとうございました。
このボス戦のスプリットタイムは10:34-10:50(16秒)。最少2ターンでの撃破という文句なしの好タイムにより、前方3人を大きく追い上げる結果となりました。
W2「おかしの国」総括
コース2-4、改めて4人のスプリットタイムがこちら。
YUDAI 09:46-10:29(43秒)
まる 10:25-10:49(24秒)
あびい 10:35-10:50(15秒)
Cyclone Aeroblast 10:26-10:50(24秒)
そしてワールド2「おかしの国」全体のスプリットタイムがこちら。
YUDAI 06:58-10:29(3分31秒)
まる 07:42-10:49(3分07秒)
あびい 07:52-10:50(2分58秒)
Cyclone Aeroblast 07:33-10:50(3分27秒)
大きなミスなく安定した走りで先頭をキープするYUDAIお兄さん、同じく安定した走りでペースを保つCyclone兄貴に対し、序盤の後れを取り戻すべくハイペースで巻き返すまるお兄さんとあびっさんという構図となりました。
一人一人全部解説した結果、文字数にして4800字超という超JUMBO記事になってしまいました。時間はかかりましたが後悔はしていません。
また次回、「ワールド3『けものの国』」の記事でお会いしましょう。
それでは。