人は承認欲求によって動く!
「デール・カーネギー」さんが書いた本「人を動かす」の要約をお届けいたします。
本書は、自己啓発本の古典と言ってもよいでしょう。
しかし、現在でも色あせることなく、読みつがれているのは、そこに人間の本質が詰まっているからでしょう。
後輩が、言うことを聞いてくれない。。。
憧れの人と、一緒にデートが出来たらいいな。。。
こんなことを、考えることはないでしょうか?
人が、自分の思い通りに、動いてくれたらいいのになぁ。
しかし、そう上手くはいかないものです。相手には相手の考えがあるのですから。
それでは、人を動かすには、どうしたらよのでしょうか?
その解決策の一端が、本書には書かれております。
そうは言っても、相手を、脅したり、ダマしたり、洗脳しようとか、そいった方法が書いてあるわけではありません。
自分の利益だけを優先し、相手に損させてもいい、ということではありません。
人を動かす、ということに後ろめたさを感じる方も、ご安心ください。
本書は、人を思いやることを教えてくれる本です。そして、人に喜んでもらうための本です。
「人を動かす」というタイトルですが、「人間関係を豊かにする」というタイトルでも良かったでしょう。
部下を持つビジネスパーソンは、部下をモチベートする上で非常に役に立つことでしょう。
チームで仲間と活動している人は、仲間を引っ張っていくのに役に立つことでしょう。
家族と仲良く暮らしたい人は、幸せな家庭を作るのに役に立つことでしょう。
それでは、内容を見て行きましょう。
本書で伝えてくれている、人を動かすために必要なことは、
それは、ズバリ「人は承認欲求によって動く」ということです。
人は承認欲求のかたまりだということです。
その承認欲求を満たしてあげましょうよ、ということなのです。
そして、相手が、承認欲求を満たせることを、提案してあげればいいのです。
相手の立場に立って、相手の欲求を理解し、重要感を持たせるのです。
誰にでも必ずいいところがあります。
その、いいところを素直に認めてほめてあげればよいのです。
そして、行動に対して、心からの称賛を与えればよいのです。
私のフィルターを通して、本書を「超約」させていただきます。
人を動かすには、
・批判しない
・ほめる
・WIN-WINで
いきましょう。ということです。
それでは、本書から一部を抜粋して、その要約をさせていただきます。
人を動かす3原則
・盗人にも5分の理を認める
・重要感を持たせる
・人の立場に身を置く
・盗人にも5分の理を認める
どんな人でも、自分が悪いやつだなんて思っている人はいません。
罪を犯した人でさえ、私は、ああする以外に方法はなかったのだ、と考えるのです。
つかまって、罰を受ければ、自分の身を守っただけで、なんでこんな目にあわされるんだ、と考えます。
人を批判をすれば、相手は自分を正当化しようと反抗心をおこすだけなのです。
つまり、人を叱りつけるのは愚の骨頂であるということです。他人のあら探しはなんの役にも立ちません。
我々は、他人からの称賛を強く望んでいます。
人を非難する代わりに、相手を理解するように努めましょう。
どうして相手がそんなことをしでかすに至ったかよく考えてみましょう。
アメとムチではアメの方が効果があることが知られています。
成功の秘訣は人の悪口は決して言わず、長所をほめることなのです。
「批判も非難も苦情も言わないこと」
・重要感を持たせる
人には、他人に認められることを渇望する気持ちがあります。重要人物たらんとする欲求があります。
偉くなりたいという願望、流行のスタイルに身を包んだり、我が子の自慢話するなども、その現れです。
人に、自ら動きたくなる気持ちを起こさせること。
それは、相手の欲しがっているものを与えることです。人は何を欲しがっているのでしょうか?
それは、重要人物でありたいということです。
ほめましょう。人間はお世辞を好みます。もちろん、お世辞が通用しない人もいます。
しかし、お世辞を求めてる人はもっとすっといます。
また、お世辞でなく、心から賛成し、惜しみなく賛辞を与えればよいのです。
どんな人間でも、どんなに嫌いな奴でも、何かの点で私より優れています。そこを惜しみなくほめましょう。
自己の重要感を満足させるために病気になる人もいるくらいです。現実の世界では重要感を満たせないので精神に異常をきたすのです。
深い思いやりから出る感謝の言葉をふりまきながら日々を過ごしましょう。
「誠実な評価を与えること」
・人の立場に身を置く
我々は自分の好きなもに興味を持ちます。そう、誰も自分のことで頭がいっぱいなのです。
ですから、その人の好むものを問題にし、それを手に入れる方法を教えてあげることが重要なのです。
人の行動は、心の中の欲求から生まれます。相手の中に強い欲求を起こさせましょう。
どうすれば、そうしたくなる気持ちを相手に起こさせることができるでしょうか?
そのためには、相手の望むことを知る事が重要です。
相手の立場を理解し、自分の立場と同時に他人の立場から物事を見ることができる能力が必要です。
心の中に欲求を起こさせるということは、相手をうまく操って、こちらの利益になるが、先方には損になることをやらせることでは決してありません。双方が利益を得ることです。
相手の心の中に強い欲求を起こさせましよう。
「強い欲求を起こさせること」
この本には、他にも、様々な人と関わり生きるための知恵が詰まっております。
まだ、読んだことのない方は、是非、読んでみてください。
決して後悔することは無いでしょう。
今後、人生を生きていく上で、知っていて損はない情報が詰まっております。
本て、本当に良いものですね。
それでは、また!