あの鼻の奥がツンってする感覚 part.2

実家のパソコンと僕のiPhoneの話。

昨日の夜。僕のiPhoneは僕が使っとるMacと同期した。これは一大事件だ。今までは実家のパソコンと同期して音楽を入れる・写真を保存することをしとったのに自分のパソコンを使って同期すると。僕にとってこれは画期的やった。便利と同時に実家のパソコンともう繋ぐ事もないと考えると切なくなった。

僕は2013年辺りからCDを買ったり借りたりするようになった。多分ミスチルにハマったのがデカい。そっから親に頼んでゲオに行く事が増えて借りるCDも増えてった。その度にインポートもしてもらった。今思うと申し訳ない気持ちが大きい。

そのうち「実家のパソコンと繋ぐと音楽が手元に入る」ということを思春期の自分は覚え、ゲオやブックオフへ行ってはCDを借り・買い漁った。そしてパソコンへ繋いで同期というのを繰り返した。特に高校生の時はそればっかりで今思うと勿体ない事をしたと思う。ベボベの「senkou_hanabi」を聴くとそれをすごく感じる。

話は戻って。人は成長する度に何かを切り捨てんとあかんけど、それが自分にとっては実家のパソコンであったということで。地元のゲオにチャリで行ってCDを借りる事も無くなるのかって思うと切ないし、何より膨大なCDを取り込んだパソコンと僕のiPhoneの関係がここで終わるのが悲しかった。
あのパソコンに高校の登下校時に聴くプレイリストをいっぱい作ったけど、もうそれもできんのかなって思うとより切ない。

でも良い事もある。実家にいちいちCDを持って帰る事が無くなった=荷物が減った。これはすごく良い事。身軽で帰れるのがどれだけ良い事か…これはシンプルに嬉しい。どんだけ荷物あったんやてっていう話ね。

持って帰った中古のCDの中には残してあるものと、ジャケットとディスクしか残してなくてケースを捨てたものが多くある。今思うとブックオフに持って行けない。これはすごく後悔しとる。それはまた違うとこで話そう。

という実家のパソコンと僕のiPhoneの話。
作ったプレイリストはiPhoneで生成された訳やけど、それが制服の胸ポケットから再生されて登下校時を彩ったという話はまた次回。

「胸ポケットのスマホは1つのスピーカーになった」

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