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【Vol.32】御社の【戦略】をアブリダス
【理念・使命】を皆さん自身であぶりだすノウハウもいよいよ大詰め。
今回は、過去のワークでアブリだされた御社の武器をターゲットに届ける【戦略】の構築方法についてお話しします。
ドーナツの中心(理念・使命)を作るための6つのステップ
1.御社の「今」をアブリダス
2.御社の「未来」をアブリダス
3.御社の「武器」をアブリダス
4.御社の「ターゲット」をアブリダス
★今回 5.御社の「戦略」をアブリダス
6.御社の「理念・使命」をアブリダス
■設計図の階段を上がってもらうために必要なこと
《【Vol.28】御社の【未来】をアブリダス》で作成した【集客から受注までの設計図】。
イベントごとの目的を
1.会社のファンを作るため
2.建物のファンを作るため
3.熱烈なファンを作るため
の3つにはっきり分けることで、お客様が階段を上がりやすくすることができました。《お客様が停滞する理由を無くしてしまう》設計図ともいえます。
しかしいくら立派な設計図があっでも、実際にお客様が階段を上がってくれないことには意味がありません。
そこで必要になるのが
1.上がりたいと思える魅力あふれる階段
2.その魅力を伝える手段
3.魅力を伝える伝え方
の3つです。
1と3に関しては過去の連載でお伝えしているので、今回は【2.その魅力を伝える手段】について紐解いていきます。
■階段ごとに伝える手段は異なる
現在、多くの工務店さんがSNSやホームページ、X、LINE、フェイスブック、ダイレクトメールなどの、いわゆる《販促ツール》を使って告知活動を行なっていますが、これらの販促ツールの目的を「集客と受注を増やすため」とぼんやりとらえている方が多いのが現状です。
気をつけないといけないのは「販促ツールは万能ではない」ということ。
それぞれのツールに【向き不向き】があることを認識した上で、どの階段にどのツールを使うのかをはっきりさせる必要があります。
■【資料請求】に向いているツール
Instagramやフェイスブックページ、X、LINE公式アカウント、TikTokなどのSNSやYouTubeなどのデジタル情報発信ツールが大きな力を持つようになり、《何かを告知するためにお客様の個人情報を入手する必要性》がかなり薄らいできました。
これらSNSでファンベースを作り、イベントの告知をして直接見学会などに直接お越しいただくケースが増えているため、そもそも【資料請求していただく意味】が無くなりつつあります。
とはいえ、規模の小さな街の工務店さんが、次々に現れるデジタルツールを使いこなして頻繁かつ効果的に更新し続けるのも至難の業。
しかも、短文・短時間・インパクト重視のSNSだと、どうしても【表面上】のファンづくりになってしまい、地場工務店のこだわりや想いなどの奥深い部分は伝わりにくくなってしまいます。
営業力が弱い地場工務店にとっては、《はじめて会ったお客様なのに会社のことを深く理解してくれていること》が受注アップのための近道なので、弊社としてはまだまだ【ホームページの充実】を推奨しています。(その上でSNSが使えれば文句なしです)
その他の手段としては、チラシ・ブログ・suumo・現場看板・ポスティング情報誌・フリーペーパー・土地探しアプリ・住宅雑誌などが挙げられます。
■【イベント告知】に向いているツール
ファンづくり+受注までのステップに必須の【イベント告知】に使うツールは、資料請求用に使った各ツールに加え、ダイレクトメール、電話告知、情報誌が追加されます。
こちらはSNSでの告知がメインとなっていますし、コストが掛からないという点でも大きなメリットがあります。
それに加え、弊社のクライアントさんが口を揃えて「効果がある」と言っているのが、アナログな【情報誌(ニュースレター)】です。
マーケティングの王道として
【他社と逆のことをやる】
という手法があります。
他社がデジタル媒体(SNS)を積極活用し、アナログ媒体から撤退している今だからこそ、逆に手間暇がかかる手づくり情報誌を出すことで、お客様の印象に強く残ることが出来ます。
住宅はどこまで行っても《手づくり》なので、同じく手づくりのアナログ情報誌との相性は抜群。
SNS以上に制作と継続が大変な媒体ではありますが、それだけにリターンが大きいことを覚えておいてください。
情報誌(ニュースレター)の作り方については改めて記事をまとめたいと思いますが、絶対に守っていただきたいことをひとつだけ。
【情報誌では売り込みをしない】。
情報誌はあくまで【情報発信】に徹し、イベントの告知は、情報誌に挟み込むチラシ(DM)で行う。
これが情報誌の力を最大限に発揮させる大原則となります。
次回はいよいよ本題である《使命・理念》の作り方について解説します。
★今週のまとめ
デジタルのSNSは便利だしぜひ活用すべき。
でも、逆にHPとアナログ情報誌を組み合わせると大きな爆発力が生まれる。
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