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【戦道S第十五陣 優勝】超バレット

こんにちは、アブです。
この度、Likey3156様主催の参加者112名と大規模なテレポケカ大会「戦道S第十五陣」で優勝する事ができたので使用したデッキについて解説したいと思います。

目次
1.デッキ解説
2.各カードの採用理由
3.環境デッキへの立ち回り
4.まとめ

1.デッキ解説

まず戦道に参加申請をしてからどんなデッキが今の環境で戦っていけるのか考えていました。私は「ジラサンコケコ」と言うデッキタイプを愛用していて当初はそちらを改良して出ようと思っていたのですがセキタンザンVAMXの登場で勝ち上がって行くのはかなり厳しいと判断し全く別のデッキを考える事にしました。
そしていつも通りに仕事をしていた午前10時、ふと頭に2枚カードの組み合わせが浮かびました。それが技スペシャルレーザーの「ネクロズマ」と「ホラー超エネルギー」でした。
そしてこの2枚を基盤にネクロズマ軸の超バレットを組むことに決めました。ネクロズマにホラー超エネルギーを付ければ160×2+20=340で流行りのVMAXのワンパンラインに届く。それから試行錯誤し色々な超ポケモンを試しました。

そして完成したデッキがこちらです↓

ポケカ 超バレット(予選使用)

戦道の予選で使用して6勝0敗とストレートで勝ち抜く事ができました。ですが同時に改良点も見つかったのでここから調整して仕上げた物を決勝トーナメントで使用しました。それがこちらです↓

ポケカ 超バレット

主な変更点としては
・技「デプスボム」をもったズガドーンの追加
・ドローサポートの枚数調整

Vポケモンに多いHPラインとして200~220が上げられますが、それらに対してはスペシャルレーザー(160)+ホラー超エネルギー(20)ではすこし足りません。「デプスボス」はその足りない部分を補いつつジラーチ等のHPが低めのポケモンも同時に倒しサイドを容易に3枚とれる事がとても強いと思いました。それともうひとつ大きいのが「2エネで技が打てる」事です。序盤にマーイーカが並ばなかったりボスの指令からカラマネロを倒されると3エネで技が打てるポケモンの起動が難しくなります。その中で2エネで動けるポケモンはこのデッキにとってはかなり重宝します。
後はドローサポートが少なく、サポートが打てず手札を回せないターンが目立ったので少し増やしました。


2.各カードの採用理由

・ネクロズマ×2
この構築の軸となったポケモン。特殊エネルギーが付いているだけで3エネ160と非エクの中では破格の火力を出すことができます。デデンネGXをワンパンできるのも強いです。しかし相手のデッキによっては使用しない事もあるのでそこの判断はとても大事になってきます。

・アグノム×1
このデッキのキーカード。自ら後攻を取る理由にもなるカードです。技「サイコアブダクション」は非常に強力で相手のベンチポケモンを山札に戻す事ができるので先攻でエネルギーを手張りしたポケモンを戻したり、VMAXに進化するであろうポケモンを戻せると次のターン相手はVMAXに進化する事ができないので1ターンのアドバンテージを稼ぐ事ができます。先攻サポートが使えない今、デデンネ等を採用していないデッキで1ターン目にベンチにたくさんポケモンを展開する事が難しいので後攻を取りベンチを展開しながら先攻、後攻を疑似的に入れ替えるのが狙いです。

・マーシャドー×1
対ザシアンV最終兵器。ブレイブキャリバーを有難く使わせてもらいましょう。相手のデッキによっては全く使わない事もあるので見極めが大事なカードです。

・シンボラー×1
2エネで動けるサブアタッカー。サイコダメージはネクロズマと合わせて160+190=350まで出せるのでVMAXを仕留める事ができます。ホラー超エネルギーはどうしても受け身になってしまうので自分から340以上を出せるのはかなり強いです。

・ズガドーン×1
相手のサイドが3枚の時にダメカン12個をばら撒く最強カード。非エク主体のデッキであるため上記の条件は比較的満たしやすい。2エネで起動できるのがすごく偉いしサイド複数取りも容易にできる便利なカードだが、12個ばら撒きは1ターンしかできないようなものなので使用する場合は1、2ターン前からダメカンの置き先を考えておかなけらばならない。

・ギラティナ×1
超タイプデッキの汎用非エクアタッカー。このデッキに置いてはアタッカーよりもダメカンを乗せる役割を担う。ジラーチのようなHP70のポケモンにダメカン1個乗せたあとにズガドーンのデプスボムで2体倒すプランは常に頭に入れておこう。

・マーイーカ×3、カラマネロ×3
安定を取るなら4-4だが枠の都合上3-3。初動を安定させる為にマーイーカだけ4枚にするのはありよりのあり。

・ジラーチ×3
このデッキのエンジン。本当は4枚入れたいが枠の都合上3枚。

・ラティオスGX×1
対三神最終兵器。後1クリアビジョンを打てれば完璧だが、パワーバインドの解除条件が達成できない時はアグノムのサイコアブダクションで誤魔化してから後2で打つ事もしばしば。

・アーゴヨン&アクジキングGX×1
悪エネルギーはこいつを起動させる為。GX技でサイドを2枚とる事ができるので相手の予期せぬサイドレースを生み出す事ができる。基本的にラスト2枚のサイドを取るために使用したいが、相手のデッキによってはサイド4枚くらいの時にGX技を使って残り2枚はベンチのサポートポケモン(デデンネGX、クロバットV、ワタシラガV)をボスの指令で呼び出してジェットピアスで勝ちと言うプランも取れる。

・フィオネ×1
アグノムのサイコアブダクションの対象がバトル場にいる時に使ったり、ギラティナのダメカンの置き先がバトル場にいる時に使う。それ以外にも状況次第ではボスの指令のような働きをする便利なカード。

・クイックボール×4
説明不要、4枚必須。

・ミステリートレジャー×4
こちらは超・ドラゴン限定のサーチカード。クイックボールと違ってカラマネロを持って来れるのとアーゴヨン&アクジキングもサーチできるのを忘れずに。

・ポケモンいれかえ×3
ジラーチにエスケープボードが付いていれば基本的に毎ターン気絶してベンチでサイコリチャージをしながら次のアタッカーを育てられるので最低減の採用。

・回収ネット×1
基本的には場に残ってしまったアグノムを回収する為に使いますが、ジラーチが逃げられない時にも使います。盤面がマーイーカ1、カラマネロ1の時にサイコリチャージを使用したカラマネロを回収する事で元から居たマーイーカの上に重ねてもう一度サイコリチャージなんて事もできたりします。

・エスケープボード×2
ジラーチを逃がす為のスケボー。1枚だと引けないので2枚。

・のろいのおふだ×1
雑につけて強いカード、のはずだったんですがこのデッキの要検討枠。4個ダメカンを乗せてうまみのある場面が限定的すぎて正直使いづらいです。何か入れたいカードがあるならこのカードと入れ替えるのがいいと思います。

・ふつうのつりざお×1
博士の研究で巻き込んだポケモンやもう一度使いたいポケモンを戻す為に使います。私はよくかげまねのマーシャドーを2度使用する為に戻す事が多いです。

・ツールスクラッパー×1
ルカメタザシアンやコンボザシアンの鋼鉄のフライパンを壊してザシアンVをかげまねで倒す時に使います。それ以外にもなんやかんやあると便利な1枚。

・リセットスタンプ×1
非エク主体のデッキの為サイドは基本1枚ずつ取られるので使いやすいです。

・博士の研究×4
序盤にマーイーカを展開したいので4枚採用。基本超エネルギーはトラッシュに送りたいので相性はいいです。

・マリィ×3
初めは4枚使用していたがとりつかいを採用したかったので3枚に。後1マリィ→サイコアブダクションを決めると相手の動きをかなり鈍らせる事ができます。

・とりつかい×1
ジラーチが入ってるので相性のいいカードだが、基本的に毎ターンポケモンが気絶してジラーチが前に出るのでそこまで入れ替えが必要ではないのでグッズロックを考えて1枚の採用。

・ボスの指令×2
必要最低限で2枚の採用。3枚採用もありだが基本的に前に出てきたポケモンを倒すので私は2枚でいいかなと思います。

・トキワの森×2
カラマネロ型の超デッキなら言わずもがな相性のいいスタジアム。特定のタイミングで悪エネルギーを持って来る時にも使うので手札にあっても使用しない時は無闇に張らない事。

・基本超エネルギー×5 基本悪エネルギー×1
色々試しましたがこの配分がベストでした。超エネルギーは6枚あってもいいと思います。

・ホラー超エネルギー×4 リサイクルエネルギー×1
ネクロズマを起動させる為の特殊エネルギー。リサイクルエネルギーはあると何かと便利なので1枚採用。


3.環境デッキへの立ち回り

・VS三神ザシアン(5-5)←有利度数です
後1クリアビジョンを決めればイージーゲームですが逆に後1オルタージェネシスを打たれるとほぼ負けです。ザシアンVをマーシャドーで、デデンネGXをスペシャルレーザーで倒して@1のサイドプランが主になります。後1クリアビジョンは少し要求値が高いのでマリィ→サイコアブダクションでもう1ターン貰ってからクリアビジョンを狙いに行く事も考えておくといいです。

・VSムゲンダイナ(9-1)
サイコアブダクションでエネルギーの付いたムゲンダイナVを山に戻せば楽に試合が進みます。サイドプランはムゲンダイナVMAXを2体倒して3-3でもいいですし、ガラルジクザグマ2匹をやぶれたとびら+デプスボムで倒して2枚取りして殴ってくる非エク(主にあくのいましめマニューラ)を倒すプランもあります。後出しハンマー採用の後攻型のムゲンダイナで尚且つアローラペルシアンGXが採用されていると少し苦しいです。

・VSセキタンザンVMAX(8-2)
先攻でセキタンザンVが1体だけならサイコアブダクションで戻してあげれば基本的には勝てます。セキタンザンVMAXはストーン闘エネルギーでの軽減やマオ&スイレンがあるので基本3回攻撃して倒す事になります。マオ&スイレンで1度回復されるくらいならばサイドレースは有利なのですが2枚採用しているタイプだと少し苦しくなる事も。サイドプランとしてはセキタンザンVMAXを1体倒してボスの指令orデプスボムで裏のヤレユータン等の非エクを倒してカオスオーダーGXの3-1-2のプランが比較的通しやすいです。ストーン闘エネルギーがたくさん付く前にマーシャドーのかげまねでキョダイガンセキを使えれば2回の攻撃で倒す事も可能です。

・VSマルヤクデVMAX(8-2)
後攻を取ってくるタイプが多いので先攻時にはできるだけマーイーカを並べましょう。後攻1ターン目はフレアスターターを打つためにボルケニオンがバトル場に出てくるので、ベンチのマルヤクデVにギラティナの特性やぶれたとびらでダメカン1個を乗せて置いた方がいいです。そうすると10+160(スペシャルレーザー)+200(サイコダメージ)=370でヒート炎エネルギー1枚と大きなお守りがついたマルヤクデVMAXまで倒せるようになります。

・LO系統(1-9)
基本的に勝てません。決勝トーナメントは対策として技ロストおくりのキリンリキを採用しようか悩みましたが、それで確実に勝てるかと言われると正直微妙なのでそれならいっその事切ってしまってデッキパワーを上げた方がいいと思いました。

・クワガノンV(2-8)
グッズにかなり頼ってるのでクワガノンVは正直きついです。デッキで負けてるのでプレイングで勝つしかないです。「とりつかい」の切りどころはかなり慎重に見極める必要があります。

決勝のアーカイブです。クワガノンV(グッズロック)を相手に絶望しながら脳みそが溶けるまで回しました。この試合についてみなさんから圧倒的に質問される部分がジラーチのビンタをマーシャドーのかげまねでコピーした所です。これはプレミではなく意図的にした物で、その理由を解説します。

Q . フィオネの特性ひきよせのうずを使用して、マーシャドーのかげまねでジラーチのビンタをコピーしたのは何故ですか?

A . 同ターンに使用した博士の研究でズガドーンを引けたので、次ターンにデプスボムでジラーチとアブソルを倒す為です。3エネ付いたマーシャドーをバトル場に出してからひきせよせのうずを使用する事でジラーチがバトルに出てきやすい状況を作りました。クワガノンVの技をコピーして使用する択もありましたが、アゴアクジを絡めないと勝てない試合の為、1ターンで起動する為にアブソルを倒す必要があり、2-2-2のサイドプランを通さないとターン的にも間に合わないのでアブソル+ジラーチを同時に気絶させる必要がありました。上記の理由からマーシャドーで"ビンタ"しました。


4.まとめ

初めてnoteを書いたので拙い記事ですが少しでも楽しんで貰えていれば幸いです。
今回採用には至らなかったものの、ウツロイドやニャスパー等、超タイプには面白いポケモンがたくさんいます。このデッキを参考程度に自分なりの超バレットを作ってみるのも面白いと思います!

質問等あればTwitter(@abu_salamence)の方までお願いします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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