投資日記 Week4(ボリンジャーバンド編)
1. 今週の市場状況
投資日記を始めてから、4週間が経過した。投資日記を書き始めて以来、日経平均株価は下げが継続していたが、今週に入り、大きく反発。6月以来久しぶりに、29000円台を突破した。たったの3日で3ヶ月の下落幅を超える強烈な上昇となったが、なんでこんなに急騰したのかを考えてみる。
コロナが深刻化するほど株価が上昇する
今回日経平均が上昇した理由を調べる中で、以下の記事が参考になった。
「緊急事態宣言」で株価はさらに上昇!そのあまりにも単純な理由とは?
この記事では現在の株価バブルが「国家と中央銀行」によって作り出されていることが示唆されている。以下引用の通り、米国、日本ともに新型コロナウイルスの感染者の増加と比例して、ダウ平均や、日経平均が上昇していることがわかる。これは、各国の中央銀行が、大量のマネーを刷って量的緩和を続けているためである。
感染者数が増えるということは、感染拡大防止のために一次的に経済を止めるから、当然、経済は不況になる。景気は悪化する。すると、政府は景気を支え、人々の暮らしを支えるために、補正予算を組み、一時金の支給や休業補償を行う。この原資は、中央銀行が供給するマネーである。
現在、世界中の中央銀行は、日夜、大量のマネーを刷って市場に供給するという「量的緩和」を続けている。
[引用:「緊急事態宣言」で株価はさらに上昇!そのあまりにも単純な理由とは?]
最近SNSでも話題になっている、「#協力金バブル」がこの例なのだろうと思う。コロナの影響を受けている飲食店では1日6万円の協力金を受け取ることができる制度。この制度自体には問題が山積みのようであるが、協力金をばらまくことで、経済の冷え込みを防いでいる。
つまり、「コロナ感染者が増加(緊急事態宣言)=量的緩和の継続」を意味するため、今回のように株価の上昇につながったと考えた。
2. 今週の取引記録
前週から続いて、ノーリツ鋼機(7744)とキャノンマーケティングジャパン(8060)をショートにて保持していた。初日の8/30は朝から上昇したが、引けで下落。やはり、売り気配が強いように思われた。この時点では、やや含み益。
しかし続く9/1、9/2と大きく上昇したため、含み損となる。損切りラインに近づいたかつ、買い圧力が高いとみて、9/2の引けに損切り。-61326円となった。
取引日記を始めてから4週目にして、はじめての含み損からの損切り。結果的には、マイナスにはなったが、今週を振り返って、このポリンジャーバンド編の良いところが出た取引だったように思う。なぜなら、以前に比べて気軽に損切りできるようになったからだ。精神のすり減りが軽減されたように思う。
ノーリツ鋼機(7744)- 東証1部
特色(四季報引用):「ペン先や金属部材の製造・販売、DJ等音響機器、医療データ分析調査など多角的に事業を展開」
前回の投稿(投資日記 week3 ポリンジャーバンド編)で購入理由を、記載したが結果は損切りとなった。今回の反省は、以下の週足チャートからもわかるように、ポリンジャーバンドの-2σにタッチしていないにも関わらず、ショートポジションを取ってしまったことである。そのため、明確なトレンド転換にはなっていなかったかもしれない。
また、日足チャートをみてわかるように、レンジを形成しており、明確なトレンド転換点とは言えなかったかもしれない。今回、週足単位での取引に挑んだが、その場合でも日足のトレンドを確認し、より確かなトレンド転換点なのかを判断する必要があったと反省した。
キャノンマーケティングジャパン(8060) - 東証1部
特色(四季報引用):「キヤノン製の複合機、カメラなど国内販売。SIやデータセンター兼営でITサービスに重点」
こちらの銘柄については、以下の週足チャートを見てわかるように、しっかり-2σにタッチした後の戻しで入ったため一見問題ないように思えた。だが、移動平均線に戻り切る前に買ってしまったため損切りすることになった。十分に引きつけて買うことの大事さを知ることができた。
現時点で保有銘柄なし。来週に向けた戦略を練りたいと思う。
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