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「危ないイチゴ」は、だいたい5〜6名ぐらいの人たちで立ち上げた出版社です。

 みなさん、こんにちは。多次郎です。

 台風が日本列島を横断しようとする今日、電八郎さんの新著「小山田圭吾 冤罪の『嘘』」が刊行されました。前作をこえる内容の濃さ、90年代サブカルが抱える暗部を激しくえぐる筆致は、まさに電八郎節炸裂の一冊です。

 不思議なことに、出版関係者の多くは中原さんの本を諸手をあげて絶賛しています。もう、ジャンルは不問。サブカル系もジャーナリスト系もアカデミック系もみんながみんな「すばらしい一冊!」と太鼓判を押す。本当に不思議なことです。その理由はまた別の機会に考えてみます。

 本当であれば、電八郎さんの本を編集した人間がこのnoteを書くべきだと思うのですが…どうやら「危ないイチゴ=電八郎さん」という噂が出ているようですね。おそらく、私達が立ち上げた出版社の名前の怪しさ、さらには、どういう人達がやっているのかをはっきりと明言していないため、自作自演と思われているのかもしれません。

 当初は、〝正体不明、変幻自在の出版社〟みたいなものがミステリアスで面白いかなと思ったのですが、悪いほうに取られてしまったみたいですね。

 ここで何か私の筆名や実績なんかをご紹介すれば、説得力も増すんでしょうが、今のところその予定はありません。すみません! 

 正体を隠す一番の理由は、フリーランスを中心としたメンバーが集まっているからです。編集者やライター、デザイナー、イラストレーターなど、その多くがフリーランスとして別々の仕事をしています。
 ということは、出版社、制作会社、代理店、PR会社、元請けの企業の方など、多種多様なしがらみを抱えているわけです。だから、顔や名前を出してしまうと本当につくりたい本を作ることができないので、今のところは〝正体不明〟としています。

 今度、「危ないイチゴ」名義で、〝企画協力〟や〝構成協力〟という名目にして別の出版社から書籍を刊行したいと思っています。これは、まだみんなの合意を得ていないので実現するかわかりませんが。これが実現すれば、電八郎さんとは別の人たちだという証明になりますよね? まさか、電八郎さんが、出版社に企画を持ち込んで、『70歳からの副業ブック』とか『極上のワンルーム』なんていう本を編集するわけないですよね? そんなに遠くないうちに証明できるように頑張りますので。よろしくお願いします。

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