ブルーについて(透明なものが無限に重なって青く見えるということ)
この記事はなんのために?
イントロの記事にあるとおり、2023/8/12のコミックマーケットで本を出すために考察を深めているところです。
1日目西1ホールね-35b「阿吹屋」です。
ブルーアーカイブの青色について
「ブルー」アーカイブとタイトルに関しているとおり、ブルーアーカイブは青色の特徴的なゲームです。
端的に言うと、ブルーアーカイブの青色は透き通っています。
公式サイトでも、空の青さが印象的です。
ゲームのタイトル画面でも毎度見る光景なので、ユーザーはみんな透き通った空の青さに慣れ親しんでいます。
透明とは何か
透き通っているとは、透明であるということです。
それでは、透明とは何でしょうか。
端的に言うと、可視光線を遮らず透過させるということです。
これはつまり、青かろうと赤かろうと光を通しさえすれば透明であるということなのですが、今回は論点を絞るために透明といった場合は無色透明を指すことにします。
皆さんご存じのとおり、水は透明です。
水はなぜ透明なのでしょうか。
これは、目の中に水があるからだという話があります。
Twitterではやっていましたね。
まず、可視光線というのは特定の波長(周波数帯)の電磁波を指します。
可視光線より波長が短いのが紫外線、長いものが赤外線です。
水は赤外線と紫外線を吸収しますが、可視光線を吸収しません。
だから水は光を通し、つまり透明なのです。
ではなぜ水は可視光線を吸収しないのでしょうか。
これは、眼球の中に水があるからです。
角膜を通過した光は、眼球の中で水晶体(いわゆるレンズ部分)と硝子体と呼ばれる組織を通過します。
水晶体も硝子体も、主成分は水です。
つまり、視神経に光が届くまでには、水を通過する必要があるのです。
逆に言えば、この水を通過する(遮られない)もののみが可視光線と呼ばれ、視神経にまで到達するわけです。
ということで、「なぜ水は可視光線を吸収しないのか」というのはあまり正しい問いではなく、水が吸収しないものが可視光線と呼ばれるということですね。
ということで、水は透明です。
しかし、よく海は青いと言われます。
なぜでしょうか。
それは、空の青さを反射しているからです。
透明なものが無限に重なって青く見える
空は透明です。
空は空気が集まっています。
空気は透明なものです。
つまり、空は透明なものが無限に重なっています。
しかし、透明であると同時に、空は青くもあります。
なぜ空は青いのでしょうか。
それには、散乱という物理現象が関わっています。
真空でない限り、空気中には酸素分子などを含めて様々な微粒子が存在しています。
光は基本的にはまっすぐ進むものですが、こうした微粒子によって、少しずつ進む方向がずれてきてしまいます。
これが散乱です。
光は波長が短いほど散乱しにくく、可視光線の中では紫や青に近いほど波長が短いです。
したがって、散乱しにくい青色のみが空を越えて眼球まで届くことができるのです。
つまり、透明なものが無限に重なると青く見えるわけです。
「ブルー」アーカイブ
本来色がついていないものが、
無限に重なって色がついて見えるということ。
思い出されるものがありますね。
無色透明の日常がたくさん重なることで、奇跡が生まれること。
そう、「何気ない日常で、ほんの少しの奇跡を見つける物語」ですね。
ということで、ブルーアーカイブのブルーは、
メインテーマの根幹に関わる色なのでした。
なんと、一つ目の記事でタイトル回収してしまいました。
ご安心ください。
一応次の記事も用意しつつあります。
次はアーカイブについて。
ちなみに余談ですが、名字に「青」が入る生徒はいません。
いないはず……いたら教えてください。目視でしか確認できていないので。
一応、「蒼」森ミネだけ、例外的に存在します。
あと、空崎ヒナと空井サキも青関連といえばそうですね。
「アーカイブ」についてはこちら↓をどうぞ
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