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樹木同定講座in遠岳山!!!

皆さんどうもこんにちは、阿武町地域おこし協力隊林業支援員の古金です😎
今年も残るところ1ヶ月ちょい!!
阿武町に移住してきてもう時期1年が経つと考えると月日が過ぎるのが非常に早く感じます。
あっという間に年をとるとはこういうことか...

それはさておき、先日、県立万葉公園の樹木管理等を行なっており、学校に出向き森林教室等も行っている津島 辰雄(つしま たつお)さん


にお越しいただき、遠岳山で樹木同定講座を開いて頂きました!

せっかくなので、今回は遠岳山に生えていた、樹木をいくつか紹介したいと思います!👏👏

1.「ヤブニッケイ

上の写真のように、ヤブニッケイの葉は深緑色でつやがあり、3本の白い葉脈があり、写真では伝わりませんがスパイシーな香りがします!

用途
材は建築材、器具材として使われ、葉や樹皮は薬用に使われ、種子からは香油や蝋を取ることができるそうです。

2.「ヒサカキ

ヒサカキの葉はやや倒卵状楕円形で、丸い鋸歯があり、葉は厚みがある革質で、表面はヤブニッケイと同じくツヤがあります!

用途
墓・仏壇へのお供えや玉串などとして、宗教的な利用が多いそうです。

3.「ユズリハ」

ユズリハの名前の由来ら新しい葉が古い葉と入れ替わるように出てくる性質からきているそうです。「親が子を育てて家が代々続いていく」ことを連想させる為縁起木とされ、正月の鏡餅飾り等に利用されているそうです!

葉は互生して、枝先にらせん状について、葉身は垂れ下がっています。

4.「ヤマモモ」

その名の由来は、山に生えモモのような果実をつけることからヤマモモらしいです!
ちなみに果実は甘酸っぱく生で食べられるらしいです。

葉は密に互生し、多くは枝先に束生し、葉身は革質、つやのある深緑で若木では不規則な鋸歯が出ることが多いそうです!

5.「ヤブツバキ」

知識がなくてもほとんどの方が知っているのではないでしょうか?

樹皮はなめらかで灰色地に灰白色の模様があり時に細かな突起がまばらに出ます。葉質は厚くて表面は濃緑色でつやがあります。

用途
摩耗に強くて摩り減らない等の特徴から、工芸品、細工物などに使われ、代表的な用途は印材や将棋の駒等に使われます!椿油も有名で、高級食用油、機械油、整髪料、養毛剤として使われます!

6.「タブノキ」

大高木で、樹高は30mほどになり、太さも3.5 mに達する事もあるそうです。

葉は互生して枝先に集まる傾向があり革質で硬く、表面はつやがあって深緑色、裏面は灰白色になっています。

枝葉には粘液が多く、乾かして粉にするとタブ粉が得られ、タブ粉は線香や蚊取線香の材料の1つとして用いられるようです。

7.「イヌビワ」

果実がビワに似ていて食べられるが、ビワに比べ不味であることから「イヌビワ」と名付けられたそうです。

葉は狭い倒卵形から長楕円形、葉質は薄くて草質、表面は滑らかかあるいは短い毛が立っていて変異が多いそうです。

8.「ウラジロガシ」

葉は互生し鋭尖頭で、葉縁に鋸歯を持ちアラカシなどに比べて、鋸歯が鋭くとがるのが特徴。

名前の通り、葉の裏面に粉白色を呈す。

用途
材は堅く有用であり、建材や家具材等に用いられ、また、葉を乾燥してお茶にして飲むと胆石や腎臓結石を溶かすという触れ込みで商品化されており、医薬品としても流通しウラジロガシを入浴剤として使用すると、切り傷・やけど・にきび等の肌荒れ・痔等に効果があるようです!万能ですね!



以上、簡単に遠岳山に生えているいくつかの樹木を紹介してみました。

山に入って仕事をしている以上、この木はなんの木?って聞かれた時にズバッと答えられないとなんだが恥ずかしいですよね、漁師が獲った魚の名前がわからないみたいな?
かと言って、種類も多いし、似てるのも多いしで中々ズバッと答えるのも難しいです。
山に入る時は「この木はなんの木かなぁ」と気を配って少しづつ覚えていこうと思います!!

長くなってしまいましたが、今回の研修はとてもためになり、ますます樹木への興味が湧いてきました、津島さんお忙しいところお越し頂きありがとうございました!!

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