子どもが見せるこの表情
yonako3636さんのこのイラストの表情、
娘が「ホンモノ」に出会った時、触れた時、このイラストのような表情をします。
笑うでもなく、驚くでもなく、感情が読み取れないこの表情です。
ちなみに、ここで言う「ホンモノ」とは、すばらしいモノ、場所、言葉などです。
大人でも「ホンモノ」に触れると感動し、心が躍り、脳が動くのですから、
子どもが「ホンモノ」に触れたときには、
どれほどの衝撃が脳内で起こっているんでしょう。
大人は、「ホンモノ」に触れた時、
おそらく「喜び」が強いんだと思います。
だから、大人は笑顔が強く出る。
でも、子どもは「喜び」と同時に
「驚き」「不安」「戸惑い」のような感情も入っているはず。
だから、このイラストのように口はポカンと空き、
目の焦点も合わず、何か不思議な表情をすることがあるのかもしれません。
確かに、子どもは「ホンモノ」に触れて半年、一年後に、
「あれはすごかった、楽しかった」と感想を言います。
ずっと楽しさが続いているなと感心しましたが、
ずっと続いているのではなく、
それだけ整理するのに時間がかかっているのかもしれませんね。
子どもが「ホンモノ」に触れている時、
私はつい子どもにそこで何かを得てほしいと思い、何か形に残そうとしたり、感想を言わせたりしてしまいます。
でも、もう「ホンモノ」に触れるだけで十分、むしろこの状態でそれ以上何かを入れようとしてもダメなんでしょうね。
今回は、yonako3636さんのイラストのお陰で、いろんなことを考える時間を持てました。
感謝です。