ちんぽビンビン職員の辞めさせ方
男性は誰しも「勃起」(以下、ちんぽビンビン)をするものだが、職務中にそうなってしまうこともある。そのちんぽビンビンを抑えるため我々は様々な手段を用いてその隆起を抑えようとするものである。
しかし、時にはちんぽビンビンをあってはならない手段で解決しようとする職員もいる。今回はそれにより懲戒処分となった職員のことについて言及する。
これは3年ほど前の話。私は公印をもらいに総務部局へ決裁を持っていく途中だった。そんな中、通りがかった会議室(収容人数10名程度)から聞き慣れぬ音が聞こえていた。腕時計に目をやると17時を過ぎていた。
この会議室は庁舎の隅にあり、ケース会議やDV相談などのデリケートな会議をする時によく使用される会議室だと私は認識していた。
人通りは少ないが、総務部局への1番の近道はこのルートだと私は知っていたのでよく利用していた。
話を戻すが、このごく小さい会議室から聞き慣れぬ音が聞こえたのだが、表の表示板には「空室」と書かれていた。ただの間違いかと思い、または会議の片付け中なのかと思った。
しかし、その「音」というのは子気味のいい一定のリズムを刻むものだった。
古い椅子に腰掛けた時に「ギシッ」という音がすると思うが、その音が一定のリズムを刻みながら聞こえてくるのだ。しかも、その椅子には通常の体重をかけるよりも重みのある音がしていた。
しかし人の声はせず、その音だけがしていたため、私は怖くなってその場を離れ、総務部局の隣にある理財部局へと足を運んだ。
「〇〇会議室が空室のはずなのに中から音がする」
私はそう理財部局の職員に伝えたが、職員は面倒くさそうに「わかりました、また見ておきます」と答え椅子をパソコン画面の方向へと戻した。
後は何事もなかったかのように私は総務部局に行き公印をもらい、その会議室を通るルートとは別ルートで自分の課に戻った。あの「音」は何だったのだろう。
翌日、登庁すると何やら庁内が騒がしい。何事かと思えば我が市の職員がみだらな行為をしたとして逮捕されたとの話だった。そう、昨日私が通りがかった会議室ではセックスが行われていたのだった。
私が先日理財部局に言伝をした後に、聞き取った職員が帰り際にその会議室へ立ち寄った際に発覚したという。
男性側が椅子に腰をかけて座り、女性が上に乗ってピストンをする座位の体勢で行為が行われていた。なるほど、椅子が軋む音はこれだったのか。
後日、その職員は不起訴となり停職6ヶ月となったが、依願退職した。
職務中に自らのちんぽビンビンを抑えるために会議室でセックスを行うなどあってはならないことである。職員は服務規律を遵守し公務に専念しなければならない。
また、会議室でセックスをする際は、椅子を使用した方法は避けなければならないということを理解した一件であった。
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