メイドラの価値は
皆様大変ご無沙汰しております。
だいぶヴァイスから離れてましたが、またモチベーションが上がった為、せっかくなのでデッキ紹介させて頂こうと思います。
様々なデッキ構築を思考錯誤して回しましたが、このような形が一番安定しやすそうだと感じました。
デッキを構築にするにあたって意識した事は
メイドラならではの強みを活かす
です。
具体的に、カードを挙げていきますと
この5種類です。それぞれがどのような強みを持つか、順番に説明していこうと思います。
メイドラの価値は
その1 早出し&集中
まずはタイトルの代表格とも言える、このセットです。
通常の早出し系統のカードはヒール持ちないしは盤面除去のどれかが殆どですが、このカードは共鳴効果によりバーンかヒールどちらかを選択出来ます。今までにはないカードですね。
このカードをどれだけ活かし切れるか、そこがメイドラを回すにあたって一番重要だと筆者は考えてます。
なぜかと言うと、このカードが存在する事により
中盤〜終盤のダメージレース、詰めの仕掛け合いに対して有利に動く事が出来るからです。
通常のデッキであれば、レベル2帯は相手の詰めを逃れる為に早出しヒールしたり、詰めの準備を整えたりするぐらいだと思います。
ですがメイドラの場合だと1点バーンを持っている事により
対戦相手にレベル2帯で粘る動きを阻害する事ができる
という他のデッキにはない特色があります。
適宜一点バーンを刻む事により、相手をレベル3に上げやすい訳ですね。
こちらの詰めは上記画像のトールにはなりますが、昨今のマーベルやアサルトリリィなどの超火力と比べると、若干火力自体は抑えめとなっております。
トールも弱くはないのですが、いくら選択出来るバーンとはいえ宣言する点数は大きくしすぎてもキャンセルされますし、3面選択バーンで連動するには10ストック必要なので現実的ではありません。
ですが、こちらの詰めは
打点を選択出来る
という類稀なる長所を持っているので、打点が進んでいる状況であればあるほど真価を発揮します。
要するに、早出しのレベル3と噛み合ってる訳ですね。
この2種のカードを駆使して相手を始末するのが、このデッキの目標となります。
また、状況に応じてヒールも選択出来るので
1ターンさえ貰えれば返しのターンで詰めれそうな盤面
のような時に早出しヒールが光ります。
例を出しますと、筆者は新サクラ大戦もたまに回すのですが、このデッキの場合だと中盤で集めてきたカードをそのまま出して、とりあえずダメージレースを有利な土俵に持っていってるだけに過ぎないケースが多いです。ヒールしてれば安定な状況でも、手札に早出しバーンしかない状況が多い訳ですね。
それと比べるとメイドラは共鳴さえ揃っていればどちらにも使えるので、ここ一番で返しのターンが欲しい時にヒール出来ますし、そうでなければ1点バーンで相手に圧をどんどんかけていけます。
共鳴させるのが意外と難儀しますが、きちんと使えれば非常に優秀な早出しカードになります。
ヒールとバーンの選択が出来る早出しをどれだけ活かせるかが、メイドラを回す上での鍵となります。
その2 光景&TD蒼
引き続き詰めの話になりますが、前述したレベル3トールの連動だけでは相手の山にCXが詰まってる場合は詰める事が殆ど出来ません。
ですが、メイドラには上記二つの山札破壊カードを貰えているので、対戦相手を殺しに行ける範囲がかなり広いです。
光景だけであれば他のタイトルにもありますが、山下破壊までお手軽に行えるのは立派な長所です。他のデッキですと、コストが多くかかったり、CXが必要だったりしますからね。
この2種により
徹底的に相手との対話を断ち切って問答無用に対戦相手を破壊する事が出来ます。
イベント光景でのキャラ回収効果も秀逸で、対戦相手の山札の状況を見てどんな詰めを行うか選択出来るので想像以上に使いやすいカードです。
総じて、メイドラの詰め能力は思った以上に強いです。各種レベル3が良いシナジーをしていて、無理矢理詰めに行く能力に長けています。
詰めで使うストックのパターンとしては
6コスト
レベル3トール3枚&連動1面
レベル3トール2面連動
光景&レベル3トール2面&連動1面
など
8コスト
レベル3トール3枚&連動2面
光景&レベル3トール3枚&連動1面
光景&レベル3トール2面連動
など
10コスト
レベル3トール3枚連動
光景&レベル3トール3枚&2面連動
場合によってTD蒼や早出し1点バーンも添えて…………etc
ストックの使用パターンは多岐に渡りますが、CX交換を挟まない場合は偶数が基本なので分かりやすいです。
レベル3トールは、コストを払わない場合でもアタック時1点バーンを使えるので、詰めでの火力の出し方やコストの払い方はかなり幅広いですね。
見て貰えば分かると思いますが、ストックは貯めれば貯まるほど強いです。
ですが、
「早出しヒールとかもしつつそんなにストックを貯めるのって現実的じゃなくない?」
と思ってる方もいらっしゃると思います。
例えばアサルトリリィの流行りの8枝構築は
確かにあのデッキは詰めで大量にストックを使うに当たって、8枝である事やツインドライブ付与等も兼ね合わせてストックを確保する動きが出来ます。
対してメイドラでのストックを増やすカードは
こちらのカードぐらいですね。後はストブCXを貼った時ぐらいでしょうか。
でもこの子って不確定な上に2コストサーチのテキストもストック貯めたいなら喋りたくないので私は採用を見送りました。レベル2以上埋めたくないですし。
話は戻りますが、それならどのようにストックを貯めていくのか? というのがこのデッキの課題になります。
その課題解決に一役立ちそうなのが、以下のカードです。
その3 次世代のアドバンテージカード
リバース時にノーコストでハンドを増やす可能性のあるカードです。回収範囲も幅広く、デッキ構築上下のカードを増やしてるので、加え流すケースは殆どありません。CX2枚捲るとかは流石にキツイですが、レベル3キャラ2枚捲って回収出来ず……などのケースは、山札圧縮にもなりますし、1コスト払ってる訳ではないのでそこまで致命的にはなりません。
このカードでストックを節約しながら中盤戦をこなし、終盤戦に繋げる事がやりやすくなります。
他の採用カードについて
以上、5種類のカードを紹介しましたが、簡潔に纏めるとこのデッキのコンセプトは
ルコアでストックを節約し
早出しでダメージレースをコントロールし
光景やTD蒼、3連動で〆る
という事になります。
この強みを存分に活かす為に、他の採用カードもストックの節約などを意識した形にしております。
レベル1帯での立ち回りは基本的にこちらの1連動を使用し、宝という事もあり連動の性質上再度CXを引き込みやすいので、キャラを繰り返し使用出来るように擬似アンコールの採用をしています。
光景イベントもこの1連動の効果により手札に呼び込みやすく、詰めるタイミングで打ちたい時に手札に用意しやすくしました。
加えて、宝というCXはトリガーした際にストックにCXが刺さったままにならない予定なので、他のCXと比べるとストックを積むという行為に長けています。
また、1連動はキャラ以外のカードを引き込む事には長けていますが、質がどうしても上がりにくい部分があります。その欠点を、カバーしてるのがこちらの小林さんです。
中盤〜終盤にかけて、早出しヒールないしは確保出来てない共鳴に必要な集中をサーチする事が出来て、必要に応じて手札の不要カードを有能なものに変えることが出来ます。
サーチ先が2種しかないので初めはピン投でしたが、早出しの共鳴を成功させるのが難しかったので枚数を増やした所、デッキの安定感が抜群に増しました。
残りの細々入れてるパーツ達は調整枠といった形ですね。レベル2帯での圧が少なすぎると敵に余裕を与えすぎてしまうのでレベル2でそこそこ頑張れるカードを入れてます。緑の総数も少ないので、無理矢理緑を派生させやすくしている狙いもあります。対面によってレベル2のカード達はあまり役に立たないので、レベル置き場に良く置きます。
CX交換を2枚にしている理由は、ラストの枝連動を安定させやすくしたいからですね。宝を採用しているので宝をトリガーさせてハンドに抱え込み、CX交換をするという流れを取りやすいので3連動を打つのが安定します。
デッキとしてサーチや回収の択が少ないのを、1連動やドロー諸々で触りやすくしてる訳ですね。
アタッカーに関しては自由で良いと思います。
色々使ってみて、中央移動のトールがいつでも3500出るのでレベル0で相手の盤面を触れないケースが少なく、使いやすいと感じました。
レベル0のイルルはどうしても構築上レベルが多いのでテキストが空振りする可能性が多いので採用枚数は少ないです。山を掘りたい時にだけ出すイメージですね。
残りの細々入れてるパーツ達は調整枠といった形ですね。この辺は好みや環境で色々変わる部分だと思います。
筆者はレベル2帯での圧が少なすぎると敵に余裕を与えすぎてしまうのでレベル2でそこそこ頑張れるカードを入れてます。緑の総数も少ないので、無理矢理緑を派生させやすくしている狙いもあります。対面によってレベル2のカード達はあまり役に立たないので、レベル置き場に置いたり、枝で埋め込んだりします。
そうして出来上がったのが、最初に挙げた画像のデッキになります。
以下、断念した構築や今の構築に辿り着いた経緯ついても少し解説していこうと思います。
構築経緯について
連動を成功させればソウルアップの効果を任意で行う事が出来る、かつての隼鷹さえも超えてきそうなスペックをしていて、筆者もかなり注目して組み始めたこのカードを中心にデッキを組み続けてきました。
愛の翼連動を成功させる為に1連動は宝を使い、3連動は入れずTD蒼と光景、1点バーン等で詰める事を狙った構築です。
しばらくこの形で回していたのですが、
・レベル3の詰めが心もとない
・愛の翼がそこまで強く感じない
などの点が目立ちました。
詰めが心もとないのは、言わずもがな連動はないのでどうしても詰める時に当たって相手のキャンセル要求が少なくなりがちになってしまってるからですね。TD蒼や光景は勿論強いのですが、それだけで詰めれる程世の中甘くなかったですね。
愛の翼に関しては
要求するものが多いのにも関わらず活躍するターンが少ない
これに尽きます。
結局このカードの効果って、愛の翼がマーカーを獲得したターンはソウルが+2まで保証されますが、ハッキリ言って過剰なんですよね。この連動を使う頃は自分も相手もレベル2である時が殆どですし、山札がそこそこ出来上がってるので高打点をガンガン喋りたくないんですよね。
かと言って効果を使わないとなると、そもそも使ったターンは仕事をあまりしてない訳です。
このトールが本当に真価を発揮するのは、CX連動を成功させた次のターンで、且つCXを手札に余らせてない時といった形で、このカードの強みを感じる時があまりありませんでした。
また、本人の登場でもストックを使いますし、連動でも1ストック使うのでせっかくのストブCXで実質ストックを増やせないというのも気になりました。ストックを増やしに行きたいのに、このカードを挟むとどうにもコスパが悪いんですよね。
また手札は増えますが、手札の質が上がるのは不確定なので共鳴の失敗や、後半の詰め火力不足にも繋がります。
マーカーを多数挟めばソウル5ぐらいになり、レベル3相手にサイド2点なども喋れて一見強そうですが、実際労力にはあまり見合ってないと思います。マーカーに安全なカードが噛む保証もないですからね。
良いとこどりをしようと画像のような形でもまわしていたのですが、試合運びがどうにもふわふわしがちで、使っていて窮屈さが目立ちました。
このような構築を回す中で
そもそも愛の翼に振り回されすぎてないか?
という事でいっそ使わない事を決めて、レベル3で相手を抹殺する思考に全振りした結果、今の構築に辿り着きました。
実際はもう少し色々な構築を寄り道していましたが、あまりに膨大な量なので今回は割愛させていただきます。
終わりに
メイドラの構築には難儀している方もいらっしゃるとは思いますが、一つのアイデアとして参考にしていただければ幸いです。
扉連動や本門連動達はボチボチ遊んでますがまだまだ形になるには遠そうですし、テイストは変わりそうなのでそちらの紹介はまたいずれ(多分完成しないですが←)
使ってみると思った以上にストックに余裕が作れて、かなり戦いやすい構築です。1連動の連打性と擬似アンコールがとにかく噛み合っていて強いですね。筆者はしばらく宝枝の構築を回し続けると思います。
中盤〜終盤での1点バーンorヒールの強さ
光景&TD蒼の理不尽さ
ルコアのアドバンテージ力
この3点が非常に噛み合っていて良い束です。皆様も一度回してみては如何でしょうか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?