五等分の花嫁〜8扉ルート〜
皆様こんにちは。ヴァイスシュヴァルツ、楽しんでますか? 僕はバカほどデッキ作ってひたすら回して楽しんでます。
今回のデッキ紹介は五等分の花嫁における、五月軸のデッキ紹介となります。少々構築が難航しましたが、良い感触の物が出来上がったので記事にしようと思いました。
このような構築に至った経緯を、順々に解説していこうと思います。
・なんでガウル互換採用?
・3連動は何故旧弾?
・合言葉入れないの?
などなど、気になるポイントはいくつかあると思いますが、なぜこのような構築に至ったか経緯を説明していこうと思います。
第一段階〜新型3連動編〜
当初のレシピは以下のようなものでした。
デッキを五月で完全に固めて、1連動と合言葉を駆使してハンドを大量に確保して、3連動を3面決め切る事を狙ったデッキですね。
コスト確保と経験さえ達成出来れば大火力が出る3連動を手に入れたので、こちらを主軸として据えました。
新型1連動のパフォーマンスは思った以上に高く、8扉というCX構成も兼ね合って非常に手札をキープしやすいです。
集中の効果で手札上限を増やせる事からリソース確保もしやすく、集中多面から手札を増やしに行く動きも強力でした。ストックはある程度雑に使っても、詰めに使うストックは基本6なので、多少無理してもストックは足りる印象でした。
しかし、このタイプの構築で回しててイマイチに思った点が3つほどありました。一つずつ説明していこうと思います。
①3連動で詰めれないし使いにくい
このタイプの構築を辞めた最大の理由です。
打点が非常に汚くてかなり殺しにくいんですよね。特にバーンの順番が非常に悪く、1点→4点となってしまう為、4点が凄く通りにくいです。光景逆圧縮等は存在しないタイトルの為、多少でも山を作られるとこの詰めでは些か厳しいです。バーンの火力もバラつきがあり、4点が通ればそもそも1点がその後邪魔になったり、4点が一度も通らないとやってる事はトラハル3面程の火力しかなく、詰めきれないので使ってて強さをあまり感じませんでした。
また、経験条件も厄介で、6という条件がかなり重いです。
赤のレベル2帯での五月がなんとも使いにくい事もありわ経験達成させる為の択が少なく、構築の段階で多少無理する必要もある為窮屈さがありました。
②合言葉の使い勝手
1コスイベントで控えから2枚キャラ回収出来る可能性があるカードです。1コスト2枚回収イベントは人質救出作戦や色褪せた世界など、過去に規制される事も多いカード性能で、このカードを活かす方が強力だろうと踏んで、デッキ内を五月に寄せていました。
ですが、デッキ内のカードを五月内に寄せ過ぎると、1連動のアクセスが正直厳しくなります。
レベル0で潤滑油となるカードが、五月であまりいないんですよね。一応集中とフカ次郎互換はいますが、どちらも不確定要素が絡むので安定はしにくいと感じました。
合言葉を優先して、1連動の多面連動率を下げるのは微妙
と思ったので、五月以外で1連動を集めやすい汎用カードが必要だと思いました。パワーカードだとは思いますが、重視しすぎて他で手札を増やしにくくなっては本末転倒ですからね。
加えて、どれだけ五月で固めても合言葉が落下したりCXが落ちたりするとただの1コス1枚回収に成り下がってしまうので、そこも合言葉に依存し過ぎるのはよくないと思った点の一つですね。
③レベル応援の登場させにくさ
・CXを噛んでしまうとキャンセル回数が減る分ダメージレースに差がついてしまうが、ソウル上昇によりリカバリー出来る
・手札の指定カードを切り、盤面を1枚叩き割れる
・レベル応援
という3つの仕事が出来るスペシャルカードなのですが、レベル3で3面連動を狙いに行く場合、後列は集中2枚設置して手札の上限を解放させていないと若干厳しいんですよね。
レベル応援はなる早で着地させて仕事させたいのですが、手札キープを優先させると後列は集中2面置きになってしまうので、置くタイミングが殆どありません。
3連動を使う事により、このカードを使いにくくなっているのはかなり微妙だと感じました。
以上の問題点を踏まえて、次の構築に移りました。
第二段階〜旧型3連動編
3連動を旧弾に変更しつつ
合言葉に寄せるのを辞めたので別の姉妹をタッチで入れました。
中学生互換である四葉を入れる事により手札の確保をしやすくしつつ、3連動のリバース要求も取りやすくする事を意識しました。
新たに貰えた早出しが敵キャラにリバースしない効果を与えられる為、3連動のリバース要求が昔よりも取りやすくなっています。
旧弾しかない頃は正直リバース要求が取りにくく微妙でしたが、1連動の強化やサポートカードの増加によりかなり使いやすい連動に変貌していました。
また、緑派生要員も兼ねつつノーコストでの起動反応役と盤面を行きで踏みやすくする為にこちらの五月を採用しました。
また足回りに関してですが
1連動を集める要員としてムードメーカーを採用しました。
1連動のパーツを集めるにはこの一花を筆頭に他にも色々いますが、ムードメーカー四葉を採用した理由は4つあるので、順々に説明していきます。
①手札は連動の効果で増やし切れる
いわゆるオカ研互換の効果は、1ダメージ喰らう対価として手札を増やす効果を持っていますが、新型1連動は最大2アド取れるカードです。1ダメージを喰らわずとも手札が充分に揃うと思い、オカ研の採用は優先的でないと考えました。
②2コスト払っても価値のある多面連動
五月の1連動に限った話ではありませんが、基本的にCXコンボというものは、多面展開するほど1枚のCXで多くのアドバンテージを獲得出来ます。なので2枚1連動を引っ張れるのであれば、筆者は2ストック使っても恩恵があるだろうと考えています。ここをどう捉えるかがターニングポイントだと思います。2ストック消費が気になる方は、別のカード採用が良いと思います。
控え室に1枚1連動があれば、ムードメーカー1枚から2枚の1連動を引っ張れるので、他のサーチカードと比べて多面連動の成功率は非常に高いです。
オカ研のみの採用だと、1連動が控え室に落ちた場合旨みは少ないですし、基本1連動って直接引きたいカードなので控え室に落ちるのって嬉しくないと思うんですけど、四葉でアクセスしに行く場合好都合になります。
四葉を使いにいくタイミングで1連動が控えに落ちてない場合は、山札に1連動が全部生きている状態とほぼイコールですので、ドローで引きやすい分総合的に集めやすいです。
③汎用性
1連動が山札の上から3枚をめくり、めくれたキャラを加える能力な以上、デッキ内のカードはならべく腐りにくいカードで固めたいです。
一花はトップチェック効果はありつつも、レベル1以下を探す効果はバトルの後半になるにつれて使いにくくなります。
対して四葉は控え回収、山札サーチのいずれか、もしくは両方が行えるカードです。
山札サーチカードは
・山札が厚い時は強く、薄い時は強い
控え回収カードは
・山札が厚い時は弱く、薄い時は強い
という性質があると思うんですけど、四葉の場合はどちらも選択出来るので、弱くなるタイミングが非常に少ないです。極端なアドを取っていく派手なパワカではないんですけど、腐るタイミングが少な過ぎます。コイツが腐るのは、重複して持ち過ぎてる時か、何もかも手札が全て揃った時ぐらいです。
④緑派生
中学生採用によりレベル1帯が二色ですし、ならべく色は散らさない方が安定するのでその点でも兼ね合いが良いです。
様々な点から鑑みて、初動の潤滑油としてはムードメーカー四葉が最適だと感じました。
因みにムードメーカー四葉の採用枚数が何故3枚なのかについてですが、出したいタイミングが他のサーチカード等と比べてワンテンポ遅れても良いと考えているからですね。
通常のオカ研などは先行2ターン目などが理想的な使い方だとは思いますが、ムードメーカー四葉が真価を発揮するのは控え室が若干増えたタイミング且つ、ストックが2枚以上あるタイミングなんですよね。なので、出すタイミングがワンテンポ違います。それ故に4枚採用でなくとも、使いたいタイミングで引けると思い、4枚ではなく3枚で良いと考えました。あと単純に四葉を引き過ぎると腐る思ったからというのもあります。1枚引けば充分ですからね。
オカ研などは早い段階で引かなければいけないカードでありつつ、後半は使いにくいカードなので採用枚数を悩みがちですが、ムードメーカーに関しては4枚なくても良いと思います。
2でもまぁ良いとは思いますが、この辺は好みですね。序盤の安定感を重視して、筆者は3で安定させてます。
長々と採用カードの解説をしてしまいましたが、そろそろこちらのデッキの使用感について述べていきたいと思います。
結論から言うと、格段に回し易くなりました。
・1連動が決めやすくなった事
・手札を無理に持つ必要がなくなった事
・経験条件が緩くなった事
この辺りが要因として大きいですね。
特に手札面が大きく、今までは大量に手札を抱えていても、使うのをガマンしなければいけなかったところが、状況を見て手札を使って相手を崩しにいきやすくなり、立ち回りやすくなりました。
一旦レベル応援はピン刺しにしてましたが、手札が余裕を持ち易くなったのでレベル応援のレスト効果も使う余裕が生まれるので、レベル応援もかなり主軸に据えられそうだと感じ枚数を増やしても良さそうだと思いました。
経験面も、半ば無理矢理早出しXルックなど入れていた枠を他のカードにゆとりを持って入れる事ができるようになり、構築に幅が広がりました。
かなり良くはなったのですが、どうしても気になってる点がありました。それは
温厚篤実 五月 の活用
についてです。
助太刀にもなり、レベル0のアタッカーとしても安定なこのカードですが
盤面5枚のキープが思った以上にストレス
でした。
主にこの助太刀を使いたいのはレベル1帯だとは思うのですが、カウンターで返されたり、相殺を置かれたり、レベル0を置いといたらボトム相殺やクロック相殺で退かされたり、真互換で消されたり、様々な点で対象される可能性があります。
レベル1帯はどちらかというと誤魔化し重視を意識して、助太刀を打ちにくいシチュエーションであれば中学生を使うように〜という組み立てをしていましたが、手札の助太刀が仕事しない局面が多く、微妙だと感じました。
この1相殺も凄く強いカードなんですけれども、助太刀との兼ね合いがちょっとだけ悪いです。パワー上昇ついてるので先置きもしやすくて良いんですけど、いざレベル1帯を触りに行く時にどうしてもぶつかりにいくケースがあり、微妙な噛み合わなさを感じました。
助太刀をより活かす為には、レベル1帯のサブアタッカーの変更が必要だと感じました。
加えて当初は助太刀は温厚篤実のみで良いだろうと考えていましたが、盤面が空いてしまった際にボードの取り合いが格段にし辛く感じたので、ここも改善が必要だと思いました。
元々リバース要求の枠を作る為の中学生採用でしたが、中学生を使わずとも
こちらの早出しや
こちらの早出しメタでリバース枠を充分確保出来ると感じました。中学生テキストを喋るタイミングが、正直言ってあまりなかったですね。中学生を出して、リバース要求の餌を作りにいきたいタイミングと、早出しのタイミングがぶつかり易く、その点でストレスを感じたのもあります。
また、もう一つ気になる点としては詰め方についてですね。
リバース要求の種やストックの関係上、現実的にはこのカード2面で詰めに行くんですけど、
1点足りない
と感じる事が数多くありました。
クロック3-0の相手を詰めに行くケースってそこそこあると思うんですけど、この連動で詰めに行く場合、4点を通さないと詰めに行きにくいです。
2面連動+ダイレ枠
この時、4点は通りにくいからといって3×5の殴り方をすると、逆圧縮は絡んではいるものの3回も3点を通さなければいけない為、若干詰めにくいです。
かと言って4点を喋りにいっても、大きい打点故通りにくい上に通らないとかなり相手を詰めるのが遠くなってしまいます。
3-1の相手であればグッと詰め易くなるんですけど、相手もそれを見越して3-0でターン回す事を狙ってきますし、なかなか難しいです。
リフレッシュポイント込みで3-0から詰めにいくのも、リフレッシュ後は控え室が消失する関係上逆圧縮出来るかどうか不確定になってしまいますし、そもそもこちらから山札を増やしてしまうので、上手くリフレッシュ込みで打点を作り切るのが意外と難しいです。加えて、そもそもこの3連動の性質上、山札8枚ぐらいの中途半端な状況で相手がターン回してこない事が多いです。
様々な点から鑑みて、補助の火力があった方がグッと詰め易くなるのではないかと考えました。
以上の問題点から最終的に組み上がったのが以下のレシピです。
第三段階〜ガウル採用編〜
最初に挙げたレシピですね。主な改善点としては
・ガウルの採用
・美夏の採用
・TD五月の採用
ですね。
まず、レベル1帯のサブアタッカーとしてこちらのガウル互換を採用しました。ムードメーカー四葉を登場させているとガウルの能力が消失しますが、四葉を登場させているタイミングではこのガウルではなく1連動を共に登場させるケースの方が多いので、そこまで気になりません。
当初はかなり疑問に思いながら使ってみたのですが、想像以上に感触が良かったです。
今やオワコンカードといっても差し支えがなさそうなガウルですが、条件があるが故に7000まで単騎でパワーを伸ばせるのが非常に大きいです。
この辺に関してはcx貼ってもそもそも届かないので、何かしら1枚補助のカードを使わなければいけなくなりません。
シンフォは身代わり能力持ちの響がいるので一面は触れますが、それだけだと1面だけしかほぼ触れません。
バンドリは全体プラス500込みで同値ですが、相手としては同値でぶつかるのは美味しくないでしょう。
このひなは優秀なので7000を軽く超えてきますが、このカードに関してはこちらが軽い気持ちで4投してる温厚篤実 五月の存在がネックになるので、助太刀圏外で殴れない以上神様側からしたら厄介になるパワーラインです。
1000-1主軸のデッキでネックとなってくる電源系統の7500ラインも、応援込みで同値、cxその他で補助が入れば上から踏み抜けます。
こちらがレベル1キャラを3面展開出来た場合、相手としてはこちらの1連動を複数使われても気分が悪いでしょうから勿論放っておく訳にもいかず、かと言って横に添えられてる五月もかなり割りにくいという、かなりやりにくい盤面だと思うんですよね。
1連動ーガウルーガウル
の盤面を3面処理するのはかなり要求値が高いです。
総じてこのガウルの生還率は高く、場持ちが良いので温厚篤実 五月 の助太刀獲得条件も達成しやすく、相乗効果で更に盤面が取りやすくなるという非常に良いスパイラルだと感じました。
相手のキャラを触りに行く際も、CXを張っていれば殆ど助太刀圏外で殴り勝てるのも温厚篤実 五月と噛み合っています。
1連動が打てない試合などの時も、こちらのガウルで盤面制圧して、なんとかアドバンテージを取り返しきるプランなどと取る事が出来て、単純なカードながらも想像以上のパフォーマンスを発揮出来るカードでした。
美夏拳についてですが
相手へのプレッシャーも兼ねて1枚だけ採用しました。どの助太刀でもいいっちゃいいんですけど、いざというときのリバース要求の種作りなどの事も考えて美夏を採用しました。
また、詰め要員として
こちらのTD五月を採用しました。
手札コスト2枚が重そうにも見えますが、いざ使ってみると登場時にキャラ回収がついてるので意外と気になりません。
7コスト用意してTD五月&2面連動というのが本線で、3面連動はストック的に厳しいですが7ストックであればかなり現実的です。
合計火力は下がっているんですけど、3-0を詰めに行くパターンであれば2面連動と1面連動&TD五月でも詰めやすさはそこまで変わりません(詰めきれなかった時の相手の打点には違いがありますが)
控え室のキャラ回収効果も最終盤面ではかなり強力で、3連動は勿論の事
リバース要求の種を釣る為にこちらを触ったり
CX交換しにいったり
引けなかったCXを探しにいったり
割れないキャラを踏む為のカードを拾ったり、その時一番必要なカードを触りながら、自身は詰めとして仕事が出来る思った以上に仕事が出来るカードです。
そうして出来上がったのが最初に紹介したレシピです。
合言葉の枠にTD五月を入れたので現状抜けています。
先述した通り、合言葉を打つ事に拘ってしまって1連動を決めづらくなってしまってはあまり意味がないですし、どれだけ寄せてもCXが落ちたらダメですし、いざ使うタイミングで2枚回収が不確定になってしまうので、あまり信用出来ないと感じました。そもそも8扉なので控え室には元々触りやすく、2枚回収がそもそも過剰だと思った面もあります。
何故この3連動にしたのか?
ガウルを何故入れたのか?
合言葉は入れないのか?
などの理由は一応解説しきれたと思います。
最後に
細々と書きすぎたような気はしますが、こちらで五月のデッキ紹介は終わりになります。
五月軸は自分としても纏め上げるのに難航しましたが、個人的にはかなり満足のいくデッキが仕上がったと思っています。
もし五月軸で苦戦している人がいましたら……一度この構築、試してみては如何でしょうか?
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