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60年代、流行った洋楽。17

『70年代、流行った洋楽』の60年代版です。
60年代の初頭は、私自身がまだ少年時代。音楽に目覚める以前のことでした。そのうち、ラジオのAM放送やテレビなどから流れる音楽に意識が向くようになりました。そんななか、記憶に残る曲にもめぐり逢いました。今、あらためてYou Tubeで聴くと思い出がよみがえるだけでなく、半世紀よりもさらに前の曲とは思えない新鮮さと輝きにおどろきます。

60年代にはこんなことがありました。


ロコモーション(日本語訳詞)/リトル・エヴァ
The Locomotion/Little Eva(1962年)

 リズミカルで親しい気持ちがわいてくるようなすてきな曲です。曲の成り立ちを知って分かりました。下の引用のとおり、とても家族的なお話だったんですね。
 日本では伊東ゆかり、海外ではカイリー・ミノーグなどがカバーしていて、むしろそちらで覚えたのかもしれません。

この曲は キャロル・キングとジェリー・ゴフィン夫婦の作詞作曲チームが書いた。リトル・エヴァ (本名:エヴァ・ボイド)は この夫婦の娘:ルイーズの子守と家の掃除をして 週35ドル貰っていた。3人は若く、エヴァ 17歳・キング 19歳・ゴフィン 22歳だった。ある日 妻のキャロルは あるメロディーを思いついた。夫のジェリーには そのメロディーが機関車のように聞こえた。その曲に合わせて エヴァが娘と一緒に踊っているのを見た時、彼は真新しいダンスを踊る曲を作ろうと考えた。
YouTube Infinite Waves

ロコモーション/シルヴィ・バルタン
Le Loco Motion/SYLVIE VARTAN(1962)

 シルヴィ・バルタンがカバーしていたとは、今回知りました。あの「アイドルを探せ」の2年前のリリースですが、彼女の魅力がここにも垣間見られてたまりません。

夏の日の恋/パーシー・フェイス
A Summer Place/Percy Faith(1960年)

 歌詞のない音楽は、歌詞がある場合と比べて聞き手の想像力や、その時の気分に合わせてイメージできるのがいいところでしょう。
 この曲は、爽やかで軽やかだけど、どこか懐かしさも感じさせるメロディが魅力的です。

 柔らかな光に包まれているような、その素敵な曲調に昔からなじんで聴いてきました。
 なるほど、この曲のソフトな持ち味は、リズムをあえて打楽器を使っていないところによっているわけですね。

パーシー・フェイス楽団の演奏は弦楽器の柔らかいハーモニーに特徴があり,癒し系音楽の元祖といっても過言ではありません.とくに「A Summer Place(避暑地)」は打楽器に頼らないリズム表現が効果的です.
YouTube immenseejp1

見つめあう恋 [日本語訳付き]/ハーマンズ・ハーミッツ
There's A Kind Of Hush/Herman's Hermits(1967年)

 この曲は、もともとニュー・ヴォードヴィル・バンドのオリジナルだったんですね。カーペンターズで聴きなじみのある曲ですが。ハーマンズ・ハーミッツがヒットさせたのもうなずける演奏です。
 カレンの澄み切った歌唱で聴くのもいいですが、彼らの英国っぽい端正さと、若葉のような新鮮味のミックスした演奏もいいですね。

1967年発売 同名のサードアルバムからシングルカットされた曲。オリジナルは1966年発売のニュー・ヴォードヴィル・バンド。H.Hのアルバムは発売当初イギリスで7位、アメリカでは4位にまで上り詰めました。後年、カーペンターズによってリメイクされ再ブレイクした曲でもあります。いつものように日本語訳はあくまでも私見ですのでご容赦下さい。
YouTube MrMoonligtt




※素晴木あい さんの画像をお借りしました。

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