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1993年のオーストリア・モーツァルト №37〈ザルツカンマ―グート №10〉
1993年7月、転職のはざまに2週間の自由(失業)期間ができて、これはチャンス。リュックを背負ったエコノミーな個人旅行で、憧れのオーストリアへ行きました。
今年はちょうど30周年、当時はスマホはもちろんなく、携帯電話すら一般にはまだ普及していなかった時代。世の中随分変わりましたね。
旅行中の日記がこの『旅日記』の元ネタです。写真も交えて旅のあれこれを思い返しながらつづっていきます。そんな、よしなしごとにお付き合いいただければ幸いです。
ザルツカンマ―グート♪ №10(ザンクト・ヴォルフガンクめぐり)
1993(平成5)年7月17日(土)夜(写真の日付は日本時間18日に替わっています)
そこを出てゆっくり歩いて教会へ行った。まだ時間もあったので土産物屋や、教会の内外を見た。教会は人で満ちておりオルガンがミサ曲を奏でて、司祭が説教をしていた。(※1)
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コンサートが始まる前の時間 ザンクト・ヴォルフガンク教会の静かなたたずまい
地元の人たちだろう。信心深いことに感心した。礼拝が終わって皆退席したので中に入ったら、開けたままの本が一冊あった。それを写してそこを出た。(※2)
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礼拝が終わってから教会陣内に入りました
立ち見の吹奏楽のコンサートだ。楽しかった。周りの大人も子供も曲のあいだに大拍手。最後行進しながら退場するときには皆大ノリで、楽隊のあとを手を振ったり足を上げたり、友達や夫婦で肩を組んだりして付いていった。(※3)
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夜8時半ごろですがまだ明るいです ブラスバンドコンサートの行進がやってきました
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ザンクト・ヴォルフガンクの案内板のある広場に集合して整列しました
これからコンサートが始まります
また、この楽団には演奏者のほかに少女が二人マスコットガールとして参加しておりちょっぴり商売気を出してこの楽隊のレコードやら絵はがきを観客に売って回っていた。
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演奏会場の広場にそろって演奏が始まりました
黒を基調に明るい色調のラインなどがスマートな感じの衣装ですね
帽子の白い飾りもかっこいいです
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皆真剣な表情で演奏するメンバーは男女合わせて30名ぐらいでした
音楽は元気で弾むような楽しさがありました
僕もこの二人の写真を撮ろうという下心で絵はがきを買ったら、二人並んで微笑んでポーズをとってくれた。嬉しい。(※4)
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民族衣装を着てかわいく微笑む二人のマスコットガール
お礼に記念の絵はがきを買いました
ペンションへの途中で酒場へ入ろうとも思ったが、どうも勇気がなくてカフェに入ってセイロン紅茶を飲んだ。チップ込みで40シリング。きょうも楽しい一日であった。
――つづく――
※1 カトリック教会では、日曜日に主日のミサ、土曜日の日没後には、夕ミサがあると聞きました。この日は土曜日、夕ミサだったのでしょうか。
※ Tripadovisor(トリップアドバイザー)様サイトで教会が紹介されていました。
※2 なかには観光客も地元の人達にまじって参加していたでしょう。ペンションのおばあちゃんもいたかもしれません。軽々しく写真を撮ることは控えましたが、本だけ撮らせていただきました。
※3 私も内心はノリノリでした。誰かといっしょなら肩を組んで帰ったことでしょう。
※4 あのおふたり、30年たった今もお元気でしょうか。楽団のマネージャーのお仕事は後輩に引き継いだかもしれませんね。
※YouTubeに、この楽団のリハーサルらしいビデオがありました。最近のものらしいですが、衣装など当時と変わらない様子ですね。
※標題画像は、湖畔の街ハルシュタットです。
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