1993年7月、転職のはざまに2週間の自由(失業)期間ができて、これはチャンス。リュックを背負ったエコノミーな個人旅行で、憧れのオーストリアへ行きました。
今年はちょうど30周年、当時はスマホはもちろんなく、携帯電話すら一般にはまだ普及していなかった時代。世の中随分変わりましたね。
旅行中の日記がこの『旅日記』の元ネタです。写真も交えて旅のあれこれを思い返しながらつづっていきます。そんな、よしなしごとにお付き合いいただければ幸いです。
ザルツカンマ―グート♪ №6(ザルツカンマーグートが気に入った)
1993(平成5)年7月17日(土)朝~昼すぎ
朝、かわいい部屋で目を覚ました。何となく幸せな気がした。朝食もおいしかった。1泊では物足りないと思ったので、昨日の女性に連泊できるかと聞いたら、あいにく今日は予約でいっぱいですと、すまなそうなこたえだった。(※1)
行動予定を練り直す。ザルツブルクへいったん戻ってリュックをあずけ直すこと。ついでに記念品を街で買ってしまおう。そうしてからまたこっちに戻って、ザンクト・ウォルフガンクなどの湖畔の街に2泊ほどすること。(※2)
ザルツブルクへ戻った。リュックを引き取ってなるべく荷物を減らそうと思って、もう後は日本へ持って帰るだけ、という荷物(パンフレット類など)を小包で送ろうと郵便局へ行った。(※3)
ところが曜日(土曜日)の関係で、係りの窓口が開いていないらしく、試みは不発に終わった。(※4)
――つづく――
※1 美しい女性にすまなそうに言われてすこし心が痛み、いいえこちらこそもっと早く言えばよかったんです、と伝えました。土曜日だったしねえ。
※2 ザルツブルクを切り上げて、ウィーンへ行く前の2、3日をザルツカンマーグート観光することにしました。とても心弾む思いがしました。
※3 ザルツブルクで、なにかと荷物がふえましたからリュックの重さも半端ないくらいでした。
※4 これは想定外でしたが、仕方がないことですね。さあ、ザルツカンマーグートへ戻りましょう!
※標題画像は、湖畔の街ハルシュタットです。
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