1993年7月、転職のはざまに2週間の自由(失業)期間ができて、これはチャンス。リュックを背負ったエコノミーな個人旅行で、憧れのオーストリアへ行きました。
今年はちょうど30周年、当時はスマホはもちろんなく、携帯電話すら一般にはまだ普及していなかった時代。世の中随分変わりましたね。
旅行中の日記がこの『旅日記』の元ネタです。写真も交えて旅のあれこれを思い返しながらつづっていきます。そんな、よしなしごとにお付き合いいただければ幸いです。
ザルツブルク♪ №11(ミラベル宮殿コンサートを観る)
1993(平成5)年7月13日(火)つづき
ヨーロッパは緯度のせいか夜遅くまで明るい。7時半ごろホテルを出てミラベル宮殿へむかう。開演前、カナダ人とアメリカ人がご近所さんのあいさつを僕のそばでしている。
ヨーロッパから見れば確かに近所同士に違いない。大入りで様々な人種の顔がある。ラテン系とアメリカ人が多いようだ。日本人も若い女性の三人連れがいた。
コンサートはヴンダヴァ―ル!(ワンダフル!)鳴りやまない拍手にこたえてアンコールのかわいい曲が演奏された。
帰り道、照明に浮かんでいるお城や宮殿、そして川の左岸の夜景などをずいぶん苦労して写す。酒場に入ろうか、でも勇気がない。まあ良い、明日にしよう。
ホテルにもどり、ボーイさんに頼んでビールを一本のむ。ああ美しい街よ。感激の日々よ。
――つづく――
※1 ドイツ語のアルファベットについて。
※2 当時は、さほど演奏者の知識もなく、ただ素晴らしい演奏を楽しんだだけでした。メンバーの入れ代わりはあるでしょうが、現在ザルツブルク・モーツァルト合奏団は世界中で演奏活動をされています。ルッツ・レスコヴィッツさんは、何度か日本にも来られてマスター・クラスの指導や、東日本震災犠牲者の追悼コンサートなどをされました。また、ほかの方も演奏や教育でご活躍されていることが、WEBを検索して分かります。
LUZ LESKOWITZ(ヴァイオリン)
JOSEF SABAINI(ヴァイオリン)
EDUARD OKOUN(ヴァイオリン)
YVIETTA MATISON(ヴィオラ)
INGEMAR BRANTELID(チェロ)
METTE HANSKOV(コントラバス)
岩手)ストラディバリウスで追悼コンサート 11日:朝日新聞デジタル (asahi.com)
島村楽器グランフロント大阪店 過去イベント ~2015年~|島村楽器 グランフロント大阪店 (shimamura.co.jp)
※ この記事の写真の撮影カメラについて
当時は、オートフォーカスの一眼レフ(もちろんフィルムカメラ)が普及した時期でした。「キヤノン"EOS"」をこの旅行に持参して撮った写真が、この記事でお見せしているものです。フィルムと印画紙は「Kodak」です。
※標題画像は、モーツァルト生家の看板です。
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