1993年のオーストリア・モーツァルト №13〈ザルツブルク №5〉
1993年7月、転職のはざまに2週間の自由(失業)期間ができて、これはチャンス。リュックを背負ったエコノミーな個人旅行で、憧れのオーストリアへ行きました。
今年はちょうど30周年、当時はスマホはもちろんなく、携帯電話すら一般にはまだ普及していなかった時代。世の中随分変わりましたね。
旅行中の日記がこの『旅日記』の元ネタです。写真も交えて旅のあれこれを思い返しながらつづっていきます。そんな、よしなしごとにお付き合いいただければ幸いです。
ザルツブルク♪ №5(さあ、ザルツブルク観光だ。)
1993(平成5)年7月12日(月)
部屋にはいったら金庫があったけれどもマイコン式で使い方がわからず、下に降りて係りの男性に言ったら親切に2階についてきて実地に教えてくれた。(※1)
日本から持ってきたコンサートのスケジュール表に印をして予約を頼んだら、電話でてきぱきと全部やってくれたので助かった。(※2)
ホテルを出てトンネルを潜りゲトライデ通りを無計画に歩き写真を撮りまくった。
おっと、ホテルの係の人にさっきチップをあげるのを忘れた。まあいい今度からちゃんと上げよう。
何もかもが絵になるような気がした。フィルムが途切れたがホテルへ引き返すのも面倒だったので土産物屋で買った。ついでに案内書と絵葉書も。
5時にもなろうとしていたのでモーツァルト広場へ出、おじさんに像の前で写真を撮ってもらった。(※3)
広場の店でコーヒーをゆっくり飲んだ。支払いのコツが身についていないので困った。(※4)
――つづく――
※1 貴重品を入れたあと、金庫の扉についているテンキーで4桁の数字を打つとロックします。開けるときは同じ数字を入れればオーケーです。このタイプの金庫、その後日本でも見かけるようになりましたね。
※2 あちらでは数字「1」「4」「7」「9」の筆記体に特徴があります。アルファベット文字との読み違い防止のためでしょうか。
※3 観光客どうし、お互いさまで撮ってあげたり撮ってもらったりしました。プリーズ・テイク・ア・ピクチャー……サンキュー!ユー・ツー?とか片言でいって、ちょっとしたコミュニケーションです。
※4 モーツァルトプラッツ広場には彼の像があって、カフェが広場にも結構テーブルを出していて、いい雰囲気でくつろげました。
※ ドイツ語の読みと翻訳は自己流です。おもに「google翻訳」を参考にしました。
※ 写真にもありますが、看板などで、フラクトゥールという古い文字を見かけることがあって風格がありますね。
※標題画像は、モーツァルト生家の看板です。
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