幸せなアナログレコードとの再会(番外編)針飛び・プチプチノイズの原因と対策
長期保存や中古のレコードにはプチプチ雑音や針飛びを起こすものが珍しくありません。
今回入手したレコードの中にも何枚かそれがありましたが、下記対策で無事治まりました。2枚だけはどうしてもダメで廃棄しました。
なお、以下すべて自己責任でお願いします。
原 因
キズ、カビ、チリ、ホコリや不純物です。
対 策
その原因がカビなのかキズなのかホコリなのか、見分けは難しいですが、対策はある程度共通しています。
肉眼では見えないけど、どうしても針飛びが起きることもあります。
キ ズ
対策が一番難しいですね。浅いキズなら何度か聞いているうちに、レコード針がうまく溝を均してくれるラッキーがあるかもしれません。
でも、目に見えるような大きなまたは、深いものは修復を諦めた方がいいようです。針やカートリッジを痛める原因になりかねません。
カビ・不純物
レコードクリーナーや柔らかいブラシで拭いたりすれば、剥がれてなんともなくなった経験があります。
しつこい場合は、湿らせた柔らかいガーゼで何回か溝に沿って拭くか、もっと効果的なのは、ガーゼを蒸しタオル状態に湿らせて拭くのです。
チリ・ホコリ
もっと簡単です。できれば湿式のクリーナーで拭くと静電気も弱まるみたいなのでおススメです。極細毛の歯ブラシなんかも使えるアイテムだとネットにありました。
ここからは、裏技テクニックになります。
裏ワザ その1
一つ目。アームのカートリッジがついた部分に1円玉を乗せると言うものです。経験上これは比較的うまくいく場合が多いです。
適正針圧より約1グラム針圧が重くなりますが、ラッセル車が雪をかき分けるように、うまくいけばキズやカビやしつこいホコリを排除してくれます。
ただし針やカートリッジに負荷をかける事ですので慎重にする必要があります。また、1円玉が落ちないようテープで貼って、用が済んだらすぐに外します。1円のために針をおじゃんにして1万円が飛んだら目も当てられません。
裏ワザ その2
二つ目。爪楊枝の先を溝に沿って往復させてその部分をこすると云うのがネットに紹介されていました。
レコードに新たなキズを足さない慎重さが必要です。私も試したことはありますが残念ながら成功はしませんでした。
あとこんなものも役に立つと紹介されていました。角の部分に少し水をつけて軽くなぞる程度で効果てき面だそうです。私はまだ試していませんが今度挑戦してみようと思いました。
※素晴木あい subarasikiai さんの画像をお借りしました。