
1993年のオーストリア・モーツァルト №29〈ザルツカンマ―グート №2〉
1993年7月、転職のはざまに2週間の自由(失業)期間ができて、これはチャンス。リュックを背負ったエコノミーな個人旅行で、憧れのオーストリアへ行きました。
今年はちょうど30周年、当時はスマホはもちろんなく、携帯電話すら一般にはまだ普及していなかった時代。世の中随分変わりましたね。
旅行中の日記がこの『旅日記』の元ネタです。写真も交えて旅のあれこれを思い返しながらつづっていきます。そんな、よしなしごとにお付き合いいただければ幸いです。
ザルツカンマ―グート♪ №2(ザンクト・ギルゲンに到着する)(※1)
1993(平成5)年7月16日(金)午後
国道沿いのi((Information=案内所)は、3時まで昼休みということだったので、市役所へ行き、その中にあるiで宿を紹介してもらった。370シリング?オーケー!。(※1)

iでもらった案内図 青い丸が「ペンション・フェストル」の場所
子供のモーツアルト像のある市役所兼iの近くにありました
市役所前にある、子供時代のモーツァルト像の写真を撮って、ペンション・フェストルへ向かった。(※2)

市役所兼i(Information)の前庭 ヴァイオリンを弾く子供のモーツァルト像
Rathaus St.Gilgen(ラートハォス ザンクト・ギルゲン)聖ギルゲン市役所
ちょうど昼食時でレストランの方が忙しそうでちょっと気が引けたが、経営者と思われる、知的な美人に宿泊のむねを告げて2階の7号室へ案内してもらった。(※3)

ペンション・フェストルの階段踊り場のかわいい飾りつけ

ペンション・フェストルの部屋 こぎれいで居心地よかったです
廊下といわず階段の踊り場といわず、こぎれいな植物やかわいいアクセサリーで飾られていたし、部屋も清潔そのもので、おまけに広いバスルームまでついていた。思わずにこにこしながら「オーケー」といったら、彼女も微笑んだ。(※4)

iでもらった俯瞰図 湖畔の街の周遊に期待が高まります
Zwölferhorn(ツヴェルファー ホルン)十二使徒山 海抜1,522m
――つづく――
※1 湖畔には、ペンションがたくさん点在していました。この地域は保養地・避暑地で私が行った時期はちょうどシーズン中でにぎわっていました。
※2 建物全体の写真は残っていませんが、市役所自体もとても美しいものでした。モーツァルトの母の生誕地、姉の嫁ぎ先という縁でしょうね、こども姿のモーツァルト像がほほえましく印象的でした。
※3 忙しいのにていねいに案内していただき感謝です。素敵な女性。写真を撮らなかったのが残念な気がします。
※4 最初に宿泊したこのペンションの印象がとても良かったのが、ザルツカンマーグート全般に対する興味と好印象に影響大きいものがありました。
※ここから、三泊にわたるザルツカンマーグート観光が始まります。
※標題画像は、湖畔の街ハルシュタットです。
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