幸せなアナログレコードとの再会(3)
今回、オークションで入手したレコードですが想定外に良かったことがあります。それは、届くレコードの状態が想像していたよりも平均的にとても良いのです。
ただし、オークションで収集する際は現物確認ができないので、出品者を選ばなければなりません。若干の経験値も得ましたので、次回からの参考になりそうです。
中には、多数の傷があってそれが雑音源となって音楽そのものを正常に聴くことが出来なかったり、キズが大きくて針飛びが起こったりしたものがありました。
破棄せざるを得ませんが、それは30枚数中2枚でした。他の出品者から再度入札したいと思います。
それ以外はよい状態で、中には「新古品」またはそれに近いものが半数ほどもありました。ジャケットも盤もとても50年以上たっている商品と思えない美しさでした。
中袋や外袋を新調されていた出品者の方もいらっしゃいました。価格に載せられているのかもしれませんが、感謝したいと思います。
新古品と思しきものもあります。さもなければ個人の方が相当ていねいに扱ってこられたのでしょう。そのようなレコードは真ん中に張ってある紙の「レーベル」面の真ん中の穴の周りに付きがちな筋状の線が皆無なのです。この線はどうすればできるのでしょうか?
レコードを使ってきた人にはわかります。レコードを載せるときに、ターンテーブルの中央に飛び出た回転軸の金属棒にレコードの中心の小さい穴を合わせてはめるのですが、適当にすると一回ではうまくはまらなくて少しずれます。
そのまま平行移動ではめ直そうとすると金属棒の先がレーベルを擦ることで筋が入るのです。載せるたびにこれをやると複数の筋が残ります。
以前手放した私のレコードについていえば、恥ずかしながら筋キズや盤面のキズやジャケットの汚れなどが大多数だったと思います。
今回少し費用が掛かりましたが、ジャケットやレコードがリフレッシュして戻ってきたのでそれもうれしいことです。
そんなわけで今回レコードを大切に扱うことを学びました。プラッターにレコードを載せる際に、目検討で適当にすることを止め、慎重に中心を見極めてすっと軸にはめるようにしています。少し手間ですが大したことではありません。
それぞれのレコードについては、改めて別の記事でご紹介していければいいなと思っています。
――終わり――
※Shizuku Compass:雫とコンパス さんの画像をお借りしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。記事が気に入っていただけましたら、「スキ」を押してくだされば幸いです。