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1993年のオーストリア・モーツァルト №14〈ザルツブルク №6〉
1993年7月、転職のはざまに2週間の自由(失業)期間ができて、これはチャンス。リュックを背負ったエコノミーな個人旅行で、憧れのオーストリアへ行きました。
今年はちょうど30周年、当時はスマホはもちろんなく、携帯電話すら一般にはまだ普及していなかった時代。世の中随分変わりましたね。
旅行中の日記がこの『旅日記』の元ネタです。写真も交えて旅のあれこれを思い返しながらつづっていきます。そんな、よしなしごとにお付き合いいただければ幸いです。
ザルツブルク♪ №6(マリオネット劇場で『魔笛』公演を観る)
1993(平成5)年7月12日(月)(※1)
ちがう係の人に合図しても来てくれない。つまらないことでちょっとやきもきしたが、ホテルに戻って着替えをしてマリオネット劇場へいった。チケットを350シリングで買った。3,500円くらい。(※2)
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JULI 1993 (ユリ ノインツェン-ウンㇳ-ドライ- ウンㇳ-ノインツィッヒ)
1993年7月
19.30 UHR(ノインツェン ウーア ウンㇳ ドライツィヒ ミヌートゥン)
19時30分(開演)
Salzbruger Marionetten theater(ザルツブガ― マリオネッテン ティアター)
ザルツブルク マリオネット劇場
das Kleine Welttheater der Großen Opern
(ダス クライネ ヴェルティアター デア グロッセン オーパン)偉大なオペラの小世界劇場
Die Zauberflöte(ディー ツァウバー フリューテ)『魔笛』
開演まで1時間ぐらいあったので外をぶらぶらしたがまた雨。仕方なく戻ってソファーで待つ。夫婦連れが僕の隣に座った。日本人の家族連れが1組いた。夫婦とどっちかの両親と孫の兄妹。(※3)
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市街から見上げる壮麗なホーエン・ザルツブルク城の雄姿
ザルツブルクは世界で最も美しい街のひとつにかぞえられ
「ザルツブルク市街の歴史地区」として世界遺産に登録されました
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広場でベンチに腰掛けたり、立ち話したりする人たち
操り人形によるオペラ「魔笛」の開演。子供たちに座ぶとんが配られた。小さな子供にはもう一つ。いまかいまかと皆待っていた。そんなに大きなホールではないけれども満席なので2、3百人は入っているだろう。(※4)
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客まち休憩のかわいいお馬さんたちの観光馬車
![](https://assets.st-note.com/img/1676442293196-UR2ghi3RPW.jpg?width=1200)
広場で糸つりのパペットをあやつる大道芸人とそれを熱心に見る子供たち
演奏というか演技が素晴らしくて大人も子供も喜んで幕のたびに拍手のうず。ドイツ語劇だけど、言葉の問題はほとんどないといっていいくらいだ。おとぎ話としてのこのオペラの側面が理想的な形で演出されているのだから。(※5)
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商店のウィンドーのファッション ドレスと帽子
![](https://assets.st-note.com/img/1676442232134-p6bfytS4oO.jpg?width=1200)
ウィンドウのメンズファッション 通りの間を結ぶこんな細道がいくつもあります
SSV Super Preise(SSV ズーパ プライゼ)SSV 特価 「SSV」はブランドでしょうか
――つづく――
※1 時差の関係で12日(月)が長いです。時計は現地にあわせて8時間遅らせましたが、カメラの内蔵時計はたぶん気づかずにか、変えられずにか、日本時間のままで撮っていたと思います。
※2 何に着替えたのか、今でははっきりとは覚えていません(笑)。残っている持ち物リストから推すと、ジーンズからスラックスに、ポロシャツからワイシャツ・ネクタイへ、靴を茶系のカジュアルから黒の短靴にかな。上着はリストに記載はあるもののチェックのラインが入ってません。夏だったのでもっていかなかったかも‥‥‥
※3 皆さん、これから始まる人形劇オペラを心待ちにしている様子がひしひしと伝わってきました。
※4 座布団といってますが、クッションというほうが正しいです。
2016年には、特にあやつり人形によるオペラを上演する能力が、唯一無二とされ高い評価を得る一方、人形彫刻、塗装、衣裳製作などにおいても芸術的なスキルおよび高度な職人技の普及を目的として、また、100年におおよぶ歴史を持ちながらも人形と人形劇のもっとも先進的な文化財としてユネスコの無形文化資産のリストへ登録されることが決まりました。
※5 説明書によれば、本格オペラの録音を会場に流して人形の振付を音楽に合わせているとのことでした。
『魔笛』はグラモフォン版、フェレンツ・フリッチャイ指揮のベルリンRIAS交響楽団の演奏。
『魔笛』以外の日替わりの演目(当時)は、コシ・ファン・トゥッテ、フィガロの結婚、ドン・ジョヴァンニ、後宮からの逃走(以上モーツァルト作曲)セビリアの理髪師、こうもり、くるみ割り人形、ホフマン物語でした。
情報では、当時の9演目から、いまでは13演目へと増えたようです。
※標題画像は、モーツァルト生家の看板です。
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