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柔らかい。海南に向かう列車。あたたかい。

しつこい。10月なのに暑い。
明日、歯を抜かなきゃいけない。なんで歯を抜かなくちゃいけないのか。親知らずは抜いておいた方がいいっぽいからさ、抜いてみる。別にあんま期待してないけども。
そんくらいのノリなんです。そのくらいのノリに対して、気をつけないといけないことが多すぎる。前回歯を抜いたときは、ドライソケットという痛みを伴いつつ、歯が抜けた後の穴が塞がらないという地獄みてえな事象が起きかけた。痛み止めを服用しなんとか抑えつつ、病院に駆け込んで、歯茎に抗生物質をぶち込んでもらい事なきを得たが、今回の事件で俺は痛いのは嫌いなんだなと再認識した。
まあ普通やだよね。どっちかっつうとあんま飯食えないのが嫌。その上、治るのが遅くてイラついた。チッ。

そして後日譚
抜いてから一週間ほどが経った。経過は良好。不安に任せて記事を書いたが、思い出してみると、この前のドライソケットに関しては私に非が少しある。
抜いた直後に脱脂綿のようなものを抜いた傷の上から強く噛めと指示があるのだが、なんか怖かったので死にかけの亀くらいの力でしか噛まなかった。それがいけなかった。それにより止血が十分にされず、前回のような事態に陥った。
それを噛む時に思い出したので、強く噛んでみたらオールオッケー。へへ。世界が楽しいや。医者の言うことは基本聞いとかなあかんなほんま。堪忍やで、お医者の先生。

おっと、でも調子には乗っちゃダメだぜ…、暫くはクリームパイみたいに柔らかい、そうだな遊園地のわたあめみたいな、俺あれ大好きなんだ…それと、ばあちゃんの食べてるオートミール、ぐちゃぐちゃだろ?もしくは…



赤らむ頬。西陽によるものか、それとも。
夕方の土手は僕ら2人しかいないみたいに互いに君しか見えない。
見つめ合うだけで満たされる気分だ。
手に取った秋風に晒された彼女の手は少し赤くて、冷たくて、そして。

Mia。

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