①70歳男性の恋愛事情~人っていくつになっても恋愛するものなのでしょうか~
【いろんな人間模様】恋愛編
これは2024年10月11月に起きた友人のことの内容をまとめた日記です。
~講師と生徒の距離感~
私の友人に歌(声楽)の教室を開いている先生がいます。
私と同い年、子どもも同級生で同じく一人っ子。
だんなさまは離れたところで働いているが夫婦で自営業をして彼女はそ経理と教室の二足の草鞋を履いている状態です。
2人とも距離は有れど共に一生懸命会社経営しているとても信頼しあっているご夫婦と理解してます。
私は母になってから親友なんてできないだろうと思っていたけれど、その友人は素直で優しく実直で、とても素敵な人。
息子の学校の保護者繋がりで地味に地道に仲良くなって、
心から素直に話せる大切な友人となった。
名前は歌子さんとします。
歌子さんは声楽の教室を始めて10上経っている。
生徒さんも10人程度と少ないながらも落ち着いて安定したスクール運営が出来ている。
生徒さんたちはほぼ定年した65歳以上お金と時間に余裕のある男女。
生徒は年上だが歌子さんは講師として皆一生懸命で可愛い生徒だといつも言っていた。
その中のもう4年も歌子スクールに通っている塩田さんという70歳の男性(既婚)がいる。
今年春頃に、
歌子さんと私がランチをしてる時に出てくる名前の男性だった。
歌子
「塩田さんという男性生徒から最近ラインがくるんだけど、私のスクールをもっとより良く出来るようにって色々提案してくるの。
すごく精力的に動いてくれて助かってるんだ!」
と歌子さんは言っていた。
塩田さんからのラインを少し見た。
ヘコヘコしたお辞儀の絵文字を沢山使う人だなぁ。「🙇」
でも良かれと思っても、歌子さんのスクールの運営に「口を出す」ことになるって、
歌子さんはそれで良いのだろうか…。
歌子さんの講師としての方針やプライドが崩されないだろうか?
その時点で私はなんだか嫌な予感はしました。
何故なら歌子さんはスクールの講師という誇がとても強く仕事をしていて、
生徒と講師の境界線はきっちりしていたいと昔から言っていたからです。
生徒たちにも公言していると言っていました。
なのにスクールを良くしようとはいえ、意見を聞きたくて聞くなら良いが、かなりのお節介のような内容に受け取れたので、
歌子さんの講師としての誇りや境界線、距離感など大丈夫なのかな?と少し不安に思いました。
それが今年の春の頃のことでした。
~善意とお節介の境界線~
11月20日
夕方頃に歌子さんから急に着信がありました。
どうしたんだろうと思い出てみると、
彼女はいつもと違って落ち込んだ感じで話してきました。
「ぶるさん、今時間大丈夫?
あのね…聞いてほしいことがあるの…」
怪訝そうな空気が電話越しに窺えた。
歌子さんは私の悩みは聞いてくれることはとても多く、ご自身の悩みを言うことが今まで一度もなかった人。
彼女は20代の時にどん底に落ちたくらい嫌な思いをしてから、
自分を変えたい変えたい!と本気で思った!
と言っていて、
本当に苦しくなりながら自分を変えてきたんだろうなって解るくらいきちんと自分軸というものを持っていて、尚且つ人に親切、助けることの出来る人なので、一度も真剣な悩みは聞いたことがなくとても心配になりました。
私
「どうしたの?」
歌子
「あのね、以前話した旅行の計画立ててくれた人いるでしょ?」
と話始めました。
「旅行の計画」とは、
11月初旬に歌子さんは実家のお母さまと2人で宮城県へ旅行に行くとを決めたのですが、
宮城県のお勧めスポットなど聞こうとそのお話を生徒さんたちに少ししたそうです。
すると塩田さんがお勧めスポットどころではなく、
何日の何時何分にこの電車やバスに乗って○○に何分着、
次に○時○分にレンタカーを借りて、○分に…
と、
分単位で旅行の計画を立ててくれてそのスケジュールの紙を頂いた、
ということがありました。
そして何よりおかしく思ったのは、
その旅行中に、都度つど塩田さんに順調かどうかラインをするよう言われたらしい。
私からしてみればちょっとそれは気持ち悪い気がしましたが、
歌子さんは塩田さんはとてと律儀で親切な人なんだと、
そうとしか思っていなかった様です。
そもそも人を悪く言うことを一切しない人なので、あれ?と思ってもポジティブに考えてるのだと思いました。
その旅行の数日前に、
塩田さんは歌子さんに、スクール後にお茶でもどうですか?
歌について相談したいことがあるので、とのこで、
歌についての相談なら講師としての範疇だと認識し2人でカフェに行ったそうです。
しかし内容は…
~一方的な感情~
最初はスクール運営についての個人的意見で、
こうした方が良いあれはダメだとか。
その内容自体、歌子さんの運営のやり方にもの申すのどうかと思いますが、急に話は違う方向へ…。
・実は4年前にスクールの体験をした時に一目惚れをした。
・お子さんが大学入学するまでは大変そうだから自分はこの気持ちを打ち明けなかった。
・これからも今日みたいに生徒としてはでなく個人的に時間を作ってほしい。
という内容で3時間だったそうです。
歌子さんは、
・講師と生徒の一定の距離は保ちます。
・スクールの相談は良いですが、個人的な感情の件では今後はお会いしません。
と伝えたそうです。
よくよく聞くと、
そのまた数日前に塩田さんから、
スクールの件、歌の件で相談したいことがある、と言われ、時間をとってほしいと言われたそうです。
まぁ勿論肩書きは「個人的なことで時間取って」とは言いませんからね。
歌子さんは仕方なくまたカフェに行ったそうです。
内容は、
・どうして私が想ってる気持ちに応えてくれないんだ
・歌子さんのお子さんが大学先で一人暮らしすることを何故私に相談なしで決めるんだ
と言う内容でまた3時間以上。
親子ほど離れているのに恋愛感情って盲目にさせるんですね。
(私はえ、ちょっとおかしいのでは…と思いました)
個人的な内容ならもう時間作りませんと言う内容を答え続けた歌子さん。
塩田さんは、スクール運営上、歌子さんが講師としてどうなのか、適切なのか他の男性生徒に勝手にアンケートをとったそうで、
その結果を聞かせてきたそうです。
ここがだめだあそこが良くない…など。
彼女はとても傷つきました。
歌子さんは私に、
ねぇ、私ってそんなにだめな講師なの?…。
と聞いてきた。
塩田さんは講師の歌子さんより上の位置にいるようになっている気がする…。
それに、
塩田さんはところどこ、歌子さんの意見に逆上して、
私が躁うつ病になったのは先生が振り向いてくれないからです!
と言うという。
箇所箇所怒鳴られたそうです。
カフェなのに。。
そして最後には、塩田さんは、
わかりました!
先生のスクールに対する思いはわかりました!
と、突然手を握ってきたそうです。
…。
講師と生徒なら会ってくれる。
これを塩田さんは狡く使ってきたこと。
そして歌子さんも、親子ほど離れている、
もう4年も可愛い生徒だと思っている、
という気持ちが根づいているので、なかなか男女の恋愛感だという認識が出来ないということ。
でもそれに苦しくなった歌子さんがやっと、
やっとですよ、
私に電話してきたという経緯なのです。
~過度な博愛主義は勘違いさせる~
その電話を受けて歌子さんから色々聞いてました。
すると塩田さんはまた、
その翌々日も、もう最後だから、
もう個人的には会ってと言わないから、
最後にスクールのことも含めて話したいことがあるから時間をとってほしいと。
それで彼女は私に電話したらしい。
私
「いや、ダメだよ断りなよ!」
歌子
「でももうこれで最後にしてくれるって言うから…」
私
「いやおかしいよ!」
の繰り返し。
歌子さん、つけこまれてるよ!
歌子さんが人としてとか生徒として平等に見てても相手は勘違いするだけだよ!
取り敢えず、塩田さんはカフェじゃなくて個室がいい、そしてお酒の力がないと話せない内容だ!って言ってきたそうです。
いやダメだよ!
2人きり、
お酒、
夜、
のキーワードをOKするってことは、
身体もOK!
って言ってるようなもんなんだよ!
そう言っても歌子さんは異性として見てないからカラオケボックスでOKしたそうですよ…。
歌子さん、
旦那さんしか恋愛経験ないからかな。
疎すぎる。
兎に角ね、
隣りに座ってきたら対面にちゃんと座るんだよ!
触られるよ!
あとね、
先生の自宅にしたい、とかもし言ってきたらそれは断るんだよ!!!
と言いました。
それで一先ず長話を終えて電話を切りました。
すると翌朝4時半頃に歌子さんからラインが来ました。
~執着が増してきた~
「ぶるさん、夜中に塩田さんからラインが来てて…
場所をカラオケボックスではなく先生の自宅にしてほしいって…」
ほら…、予想通り…。
私
「断ったよね?」
歌子
「うん、断った。そしてカラオケボックスだと個室になって人の目がなくなるから、居酒屋に変えてもらった」
とのこと。
うん、
少しよかった。
そして彼女は翌日夜18から塩田さんと居酒屋に行きました。
私は気が気じゃなく心配して、
2時間経った頃に歌子さんにラインしました。
「男はみんなオオカミよ!」って。
終電、終バスより前にちゃんと解散するんだよ!
って。
既読にならない。
…
結局23時に歌子さんからラインがあって、
電話していい?って。
勿論!
結果やはり告白を再びされたようでした。
んーー。
そして断っても断っても、
それは納得いかない。
私はあなたに恋愛感情を持ってやっと伝えることが出来てから、心が溺れて苦しい、
どうして応えてくれないんだ。
と言うという。
歌子さんは、
私はお断りします。
私は塩田さんを恋愛として受け入れないという気持ちは理解してくれせんか?と言うと。
理解しません!
先生は何故私を受け入れないのですか!
と怒鳴ったり泣きそうになったりするそうです。
その繰り返し。
そして最後にまた、
手を握って、
先生の思いはわかりました!
と。
繰り返しやん!!(←私の声)
歌子さんは
「ねぇぶるさん、
どうして塩田さんは私が講師として生徒としてしか見れないと伝えてるのに解ってもらえないんだろう。
何故私はこれからの人生、歌に時間を費やして生きていきたいのに、こんなに私を傷つける時間に使わなきゃいけないんだろう」って。
え、やっと気づいたの?と思いましたが。
そして電話は深夜まで及び、25時半頃。
ぶるさん、
今塩田さんからライン入った(涙)
と。
えー、こんな時間に入れるなんて非常識だよ?
そうだよね、と。
もう今は内容見たくない。
既読なのにすぐ返信がないと、また返信催促の長文ラインが来るから…。
と。
ポップアップで少し見れたそのラインの内容は、
「メールを送ったので見てほしい」とのことでした。
昨夜で最後だったんちゃうかーーい!!!
ほらすごいしつこい!
でも応じたからつけこまれてるんだよ。
歌子さんなら我が儘を聞いてくれると思ってるんだよ。
✳✳✳~常に上司として部下を従えていた人生の癖~
その日の昼、
メールの内容と返信が心配だったので歌子さんちに午後行きました。
返信し途中でした。
塩田さんからのメールはレポート用紙に例えると8枚くらいの文章量…。
恋愛感情を持っている。
先生のせいで苦しくて躁うつ病になった。
何故わかってくれないのか。何故応えてくれない。
何故手を握り返してくれない。
先生は間違ってる。
などくどくど書いてある。
何度も断っても歌子さんが言うことをきかないと、
歌子さんの人格まで否定してくるようになった。
けっこう大きめな企業で部長を努めていたという塩田さん。
きっと部下の意見も聞かず常に上から物申していたのかな。
長文すぎるメール。
それに対して細かく返信しようと書き途中の彼女の文面…。
私
「歌ちゃん、
こんなに親切に返信しなくていいよ!
もしこの内容を奥さんが見たら最悪歌ちゃんがもっと巻き込まれて慰謝料請求されるかもしれないよ?
これ以上個人的な感情をぶつけるなら私は主人に相談しますってだけ返信すればいいよ!」
歌子
「…」
本当は私がいる間に返信してもらいたかったけど、
自分で返信する、と言ったので私は帰りました。
それ以降は今のところ何も聞いてないです。
どうなったかな…。
…。