
②霊感スーパーファンタジック似非陰陽師彼氏~悪恋退散~
②📝霊感スーパーファンタジック似非陰陽師彼氏
2人のこと。
私と彼は当時流行り始めたフリーターをしていました。
私はショッピングモールの雑貨屋さんの店員。
彼は警備員でした。
そういえば当時は月20万稼いでも大して税金とられなかったなー(←今と全然違う)
2人ともこれまた当時流行っていたバンドブームの影響で、私はバンドを聴く方(後に演者側になりますが)、彼はバンドをやる演者側でしたので、いつも彼のライブに行ったり、そんな趣味の話題も楽しく話していました。
でも彼はけっこうアングラな感じでした。
筋肉少女帯とニルヴァーナが特に好きで、
小説も暗いの好きみたいでしたし、「エログロナンセンス」という言葉をたまに使ってました。
よー知らんけど笑
あたしそーゆーめんどくさいの苦手なんすけどね(爆)
まぁ、ちょっと変り者なところは垣間見てましたけど、恋っていう感情は、冷静さを麻痺させますからね。
この人普通に考えたら、私のこと幸せに出来ないかもしれないと思えるはずが、若さもありきで勢いで付き合ってしまうんですね。
少し陰がある、そんなところも惹かれる魅力でした。
まだまだ未熟な私でした(爆)
それでもお花畑な私たちは、2人とも出勤する電車の時間を合わせて、途中まで一緒に行ったり、甲斐甲斐しい私は彼にお弁当を作ってあげたりしてました(あたしってかっわいー笑)
彼は
「もういつ○んでもいいくらい幸せだ!」と涙ぐみながら言ったこともありました。
所謂ラブラブでした。
両親から綺麗な愛をもらっていなかった私は恐らくアダルトチルドレン。
彼氏という存在に自分の居場所を置くようになりました。
そんな幸せでラブラブな月日を送っていた或る日、お付き合いしてからだいたい3ヶ月くらいの経った頃の夏、いつもの朝の電車に彼が来ませんでした…。
続く。