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#007 急成長する「デジタルサイネージ市場」の今後について考えてみる

こんにちは。クシビキです。
突然ですが、最近あらゆる場所でデジタルサイネージを見る機会が増えている気がしませんか?

私は普段通勤で東京メトロを利用しているのですが、電車内の広告もほとんどが紙からデジタルに変わってる印象です。

調べてみたところ、東京メトロとデジタルサイネージの歴史は意外と古く、今から16年前に遡ります。2008年10月に有楽町・副都心線に導入されたのが始まりで、そこから時を経て、2021年時点で銀座線・日比谷線・千代田線・半蔵門線で導入率100%に達したのだとか。ということで、今ではすっかり私たちの生活に溶け込んでいるデジタルサイネージについて記事を書いてみます。

チラシは紙からデジタルへ

デジタルサイネージ市場は絶賛拡大中!

電車内だけではなく、駅構内にある巨大な広告もデジタルサイネージへと移り変わっています。駅だけではありません。渋谷のスクランブル交差点や新宿アルタの大型ビジョンでは、3Dのデジタルサイネージが話題になっています。

事実、デジタルサイネージ広告の市場規模は急成長しています。2024年が934億円なのに対して、2027年には1,396億円にまで拡大すると予想されています。

市場規模は3年で約1.5倍に拡大!

市場拡大の背景には

①「電子ディスプレーの発展」

②「デジタルネットワークや無線LANなどICTの進歩」

③「施設の利用者や往来者に深く届く新しい広告、コンテンツ市場が形成されてきたこと」

大きく分けてこれら3つの理由があると言われています。

特に、最新のテクノロジーを取り入れたデジタルサイネージでは、従来の広告手法に比べてユーザーの注意を引きやすく、よりパーソナライズされた情報提供が可能になりました。

例えば、顔認識技術を用いて視聴者の性別や年齢を推定し、対象者に合った広告を表示できるシステムも誕生しています。これにより、広告のターゲティング精度が向上し、効果的なマーケティング活動が可能になっています。

また、デジタルサイネージは、リアルタイムでの情報更新が可能であるため、天気予報やニュース、交通情報などの即時性が求められる情報を提供するのにも適しています。

これにより、情報の鮮度を保ちつつ、視聴者に常に最新の情報を提供することが可能になりました。

まだまだあります。インタラクティブ性の高いデジタルサイネージの導入により、ユーザーがコンテンツと直接対話することが可能になり、より深いエンゲージメントを生み出すことができるんです。

例えば、タッチ機能を備えたデジタルサイネージを使用することで、ユーザーが直感的に情報を操作したり、ゲームやアンケートに参加したりすることも可能になりました。

どうでしょうか?これでもか!とデジタルサイネージの利点をお伝えしましたが、こうした数々のメリットが市場拡大の要因なのでしょう。

「サイネージをタッチするとゲームに参加できる」なんてことも

双方向性デジタルサイネージ「ABookSmartLink」

弊社が販売しているABookシリーズにもデジタルサイネージ製品があります。それが「ABookSmartLink」です。

「見る」「触る」「持ち帰る」「つながる」効果を最大化する双方向性デジタルサイネージで、商業施設や店舗など全国で約3,000箇所の導入事例があります。

デジタルサイネージの活用事例として、株式会社フェリーさんふらわあ様では、船の歴史や情報を伝えるためにフェリー乗り場にある展示場にデジタルサイネージを導入しています。ABookSmartLinkを通じて、110年に及ぶ同社の歴史や、50を超える歴代の船に関する情報を視覚的に楽しむことができます。

私も昨年こちらの現場を訪れましたが、小さなお子様を連れたご家族が興味深そうにサイネージをご覧になっていたのが印象的でした。タッチパネル式になっているので、閲覧者は自分が見たい情報までダイレクトに訪れることができます。こうした点は紙にはないデジタルの強みですね。

さらに発展するデジタルサイネージ

今後、AI技術の発展により、デジタルサイネージはさらに高度なパーソナライズや、ユーザー体験の向上が期待されています。
例えば、AIがユーザーの行動パターンを分析し、その人が最も関心を持ちそうな広告や情報を選択して表示するシステムが開発されています。これにより、ユーザー1人ひとりに最適化された情報提供が可能になり、デジタルサイネージの効果をさらに高めることができるでしょう。

デジタルサイネージは、これからも多様な分野での活用が期待されており、その進化は止まることを知りません。よりインタラクティブで、ユーザーにとって価値のあるコンテンツ提供を目指して、新しい技術が次々と導入されていくことでしょう。

そして最後にABookSmartLinkの進化についても少しだけ。まず近日中に管理画面のデザインが一新されます。これによりユーザーの使い勝手が飛躍的に良くなると考えています。

そして将来的にAI機能も搭載する予定です。つまり先ほど述べたような斬新なサービスを提供することが可能になるのです。これからも進化し続けるABookSmartLinkにご期待ください。

まとめ

ということで今回はデジタルサイネージについて書いてみました。いかがでしたでしょうか?今後ますます拡大していくデジタルサイネージ市場を皆さんもチェックしてみてください!今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!!