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#030 図面・空間に情報を貼付し入力できるABookCheckの「デジタル付箋」
様々な業種・業務のDXに貢献しているABookシリーズの中で、今回はABookCheckの機能について紹介いたします。
ABookCheck では端末内で表示する図面の上に報告フォームを設置することができます。紙の図面の上に貼付する付箋のように使うことができ、付箋よりもはるかに多い情報を伝えられる、いわば「デジタル付箋」と呼べる機能です。
今回は、このデジタル付箋のご紹介です。
空間にも貼れる?デジタル付箋
デジタル付箋は、先ほど述べたように、端末に表示した図面の上に情報を配置できる機能です。図面だけではなく360度パノラマVR画像で再現した「空間」にも付箋を置くことができます。
VRは現場をそのまま端末に表示できるので、二次元の図面よりもさらに使いやすくわかりやすいものに進化します。
たとえばマンションなどの不動産管理業務でパノラマVRを使った場合、一度撮影すれば半永久的にその写真(=空間)を利用することができるため、非常に便利です。
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デジタル付箋が有効な業務
図面や空間の上にピンポイントで貼られたフォームに入力するデジタル付箋は、以下のような業務で大活躍します。
建設業
現場の図面やVR空間上の作業が必要な箇所にデジタル付箋を貼付。作業者は現場で端末を開いて場所を確認し、作業終了後にフォームで完了報告を行えば、管理者にもリアルタイムで進捗が共有されます。
これは工事だけでなく、検査などの業務でも利用できます。
マンション管理
建物の設備点検や修繕工事の記録にデジタル付箋を使えば、検査・工事が完了した箇所が一目瞭然です。
デジタル付箋の情報は居住者と共有できるので、点検や修繕が必要な箇所、完了した箇所をいつでも把握できます。
不動産販売
分譲マンションの入居後に行われる、住居内の設備定期検査に利用できます。入居者がスマホを使って検査箇所のデジタル付箋を確認、簡単に報告できるので、わざわざ立ち会う必要がなくなります。
工事が必要な場合にも当然デジタル付箋を使い、業者への指示・進捗管理が行えます。
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デジタルならではの便利な機能
紙の付箋よりはるかに便利なことはここまでの説明でおわかりいただけたと思いますが、デジタル付箋を利用することで業務はさらに効率的になります。
クラウド共有でリアルタイム進捗管理
現場でデジタル付箋に入力した内容は即座に共有されるので、管理者は進捗が手に取るようにわかります。また、写真やVRを使うことで、現場から離れていても状況を確認することが容易です。
報告内容が自動でExcelに
先の投稿でも紹介しました通り、ABookCheckは入力内容がそのままExcel帳票に反映されます。現場のタブレットやスマホでデジタル付箋に入力した内容も、当然そのままExcelのセルに入り、必要に応じて紙に出力することもできます。
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業務フローを変えずに導入
今お使いのExcelにそのまま使えるということは、これまでの業務フローを変える必要がありません。現場業務はスマホを使った入力作業だけで、紙に記入する必要がなくなります。
終わりに
今回は、ABookCheckの便利な機能「デジタル付箋」について紹介してきました。
建設作業者と作業管理者、あるいは不動産の管理者と居住者、さらには工事業者、すべての人の生活・業務を便利なものに変えることができます。
これは、エージェンテックが考えるDXの理念でもあります。
今後も弊社製品の便利な使い方などを紹介してまいりますので、ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。