昨日の続き
岡村発言が一時期、問題になった。
「コロナが終息したら絶対面白いことあるんですよ。美人さんがお嬢(風俗嬢)やります。短時間でお金を稼がないと苦しいですから」
この発言に対し、「職業差別だ」「女性軽視だ」と女性の貧困が性産業に直結してしまっている社会構造を理解しているのにも関わらず、それを楽しみだとするところに問題を感じた。
昨日の話に戻る。この批判をした人たちの中に当事者はどれだけいたのだろうか。
もちろん、女性という意味では当事者になりうる人もいたかもしれない。でも、それではその人たちが貧困状態に陥ったらセックスワーカーとして働くのか。岡村の理解、解釈は本当に正しいのか。
コロナ禍で貧困に陥った人は山ほどいるだろう。でもその人たちがセックスワーカーになったかどうかはわからない。
当事者にしかわからないのだ。
セックスワークの問題として考えられるべきなのは、やはり労働環境や健康の問題であるように思う。女性差別の話とは切り離して考えるべきではないかと最近は思っている。