「コロンブスの卵」って言うけど、その卵ですら最初に誰が食べようと考えたかは謎
今は旬の時期ではないんですが、僕は牡蠣が大好きなんです。
季節的に冬は大嫌いなんですが、そんな大嫌いな冬も、牡蠣が旬というだけで乗り切る事が出来ます。
ただ、そんな大好きな牡蠣なんですが、いつも食べる時に思うんですよ。
「人類で初めて牡蠣を食べた人、よく食べようと思ったな。」と。
よく見ると、牡蠣って見た目はわりとグロテスクじゃないですか、しかも、岩みたいな見た目の殻に殻むきナイフ(当時は無いだろうから、なんか固い棒とか)を突っ込んでグリグリこじ開けないと食べられないんですよ。人類で初めて牡蠣を食べた人に聞きたい。
「牡蠣の何がお前をそんなに駆り立てたんだ?」
と。
今の時代で牡蠣は食べ物だと知れ渡ってるから僕は美味しく食べますけど、牡蠣は食物だと知らずに初見で牡蠣を見たら、わざわざ固い殻をグリグリこじ開けて中のちょっとグロい身を食べようなんて思わないですもん。
生牡蠣に当たった人の話なんかをたまに聞きますが、そもそもアイツら、当たりそうな見た目してるじゃないですか。
牡蠣に限らず他の食べ物もそうだと思うんです。
例えばキウイ。皮にわしゃわしゃした毛が生えてるわけで、皮をむいたらむいたで黒いブツブツの種がいっぱいあるわけで、二段構えの気持ち悪さなんですよ。人類で初めてキウイを食べた人、よくその二段構えを乗り越えたなって思います。あと、「あけび」とかも。
他に凄いなって思うのは、人類で初めて牛乳を飲んだ人。
牛って遠くから見ると可愛いと思うんですが、近くでお乳の部分とかを見ると、ちょっとアレな見た目ですし、よく考えると、人間以外の動物の母乳を容器に絞って飲んでみようっていう発想はもはや
「サイコパスの所業」
と言えるんじゃないかと思います。
というか、容器に絞ったかは定かではないので、もしかしたら牛のお乳から直で行ったかもしれませんが。
そんなわけで世の中には、「人類初の人、よくそれを食べようと思ったな!!」て食べ物があふれていて、それを初めて食べた人は勇者だと思うのです。その人が食べた事により、その食べ物は美味しいと人類は知る事が出来たわけですな。
現代では、そんな勇者達のおかげで美味しい物を食べられるので、そんな勇者達にも感謝をして今日も食事をしています。