スメルズ・ライク・おっさんスピリット
先日の話なんですが、お仕事に向かう際にそこそこ混んでる電車に乗ったんですよ。
で、席が一つだけ空いてたので座ったんですよ。
僕が座った左隣にはおっさんが座っていて、右隣には女子高生、今風に言うと「JK」が座っていました。
おっさん、僕、JKという並びです。
とはいえ、世間的には僕もおっさんだと思うので、第3者から見たら
おっさん、おっさん、JKという並びです。
更には、僕の左隣のおっさんのもう一つ左隣もおっさんが座っていたので、もう一つ左の席までカウントすると、
おっさん、おっさん、おっさん、JKという並びです。
そしてですね、右のJKがまた可愛い女の子だったんですよ。
僕の守備範囲は大体20歳くらいから40歳くらいなので、基本的にJKは守備範囲外なんですが、可愛いものは可愛い。
ちなみに僕のとある友人の守備範囲は12歳から60歳だそうです。守備範囲が広すぎだと思うのですが、その友人は、
「本気を出せばゆりかごから墓場まで行けるぜ!」
と言っていました。その本気は間違いなく出さなくていい。
さて、話は戻りますが、左におっさん、右に可愛いJKという状況で座席に座った僕。異変にはすぐに気づきました・・・。
左のおっさんの体臭が、ものすごく臭いんですよ。
ちょっと汗臭いくらいとかなら我慢できるんですが、なんか、カビが人体で繁殖できる限界まで繁殖しましたっていうような臭いなんですよ。そこそこ混んでる電車で、僕の座った席が空いていた理由がわかった気がします。
というか、僕の左のおっさんをはさんで反対隣のおっさん、あなたはなぜ平気なのか。
そんな疑問も感じながら、普通に呼吸するのはキツイので、ものすごく浅い呼吸になったりするわけですよ。
意図せずして呼吸が「ラマーズ法」になったりするわけですよ。
そしてそして、少しでも楽になろうと左のおっさんから顔を背け、顔を右向きにして浅い呼吸を繰り返していた時に、今の自分の状況に気づきました。
これでは僕が右のJKの方を向いて興奮してる変態みたいではないか!と。
もしこの状況が続けば、隣のJKや他の乗客の人に勘違いされる可能性が出てきてしまいます。「僕の守備範囲は20歳からだ!」と大声で弁解するべきか!とも思いつつも、それはそれで勘違いされそうなのでやめました。
ちなみに僕は普段、神に祈ったりしないんですが、この時ばかりは、さすがに神様にお願いをしました。
「僕がJKの方を向いて思いっきり呼吸が荒くなっているのを気づかれませんように!」
と。
冷静に考えたら、そっちじゃなくて、おっさんが早く電車を降りる方をお願いするべきだと後で気づいたんですが、結果、少ししておっさんが降りたので事なきを得ましたけどね。
体臭って自分では気づかないものみたいなので、僕も気をつけようと思う出来事でした。