家庭連合(旧統一教会)問題の何が問題なのか?
現在、家庭連合(旧統一教会)と政治との関係が問題になっていますが、ただのカルト宗教弾圧の様相を呈しています。そのため、この騒動の本質的な問題について考察してみました。あくまで個人の見解ですので、間違いがあるかもしれませんが、そこはお許しください。
主な問題点は以下の4点
1,欺罔行為
2,違法行為や不法行為
3,政治の不作為
4,政治家との癒着
1,欺罔行為
欺罔行為とは、人を欺いて騙す行為のことであり、マインドコントロ ールによる、霊感商法や金銭の収奪、人間関係の破壊などがこれに当たります。
2,違法行為や不法行為
統一教会の時代より、霊感商法などの多くの詐欺事件を起こしており、刑事事件で有罪判決が出たり、民事訴訟で損害賠償判決が出るなど、多くの事件を起こしています。2009年にコンプライアンス宣言を出しましたが、その後も問題行為は多発していました。
3、政治の不作為
不作為とは、求められている行為を行わないことです。昭和の時代より、霊感商法などの多くの問題を引き起こして、社会問題になっていました。しかし、霊感商法やマインドコントロール問題に対し、行政や立法府は本格的に取り組まず、安倍元首相暗殺まで本格的に動きませんでした。これは、行政や立法府の不作為です。
4、政治家との癒着
複数の政治家が、家庭連合のイベントに出席したり、祝電を送ったりするなどして、社会的信頼を得ている団体であると錯覚させ、その見返りに、プロ選挙運動員を派遣してもらって、選挙で支援を受けていました。これは、欺罔行為を支援して、その見返りに強力な選挙運動支援という対価を得ていたということであり、政治家と詐欺団体の癒着という、滅多に見ないような、深刻な政治腐敗です。統一教会系であるとわからないように、様々な団体を結成していたため、知らず知らずのうちに関係を持っていたという事例も多いようですが、明らかに癒着していた政治家が多数判明しています。
野党の追及の稚拙さと、本来取り組むべき問題
野党の追及は、特定の反社会的組織への攻撃に過ぎないものとなっています。しかしながら、マインドコントロールを用いた欺罔行為は、近年、悪徳商法や陰謀論など、様々な形で公然と行われており、統一教会を叩くだけではなく、マインドコントロールでの欺罔行為そのものを追及すべきです。マインドコントロールによる、金銭の収奪、人間関係の破壊、反社会的行為の誘発などを規制する必要があるのですが、十分な規制ができるような議論は行われているのでしょうか?行われていないのだとしたら、政治の不作為とみなすこともできますね。この問題、これからも注視していく必要がありそうです。