楽天グループ(株) 銀行!
ニュースな企業を行ってみます!
本当は電気機器というところからキャノンを見たかったのですが、
ニュースなので一回飛びます。
そのニュースな企業は、ジャニーズ事務所、ではなく楽天です。
携帯をしくじったため、増資を3,300億円募る。
サイバーエージェントの藤田さんが尽力するも全然足りないんじゃないかと。。
なんかいろいろ難しいですね。
ひとまずそんな楽天の貸借対照表はどうなっているのか、
今回は2022/12期決算による有価証券報告書を覗いてみます。
全253ページ!
WOW!
このブログはその隅々まで丁寧に読み解くことはしていません。
ザクっと数字を見て、
そこから予測されることを考えて、
報告書で答え合わせをするものです。
なので、ちゃんと読まないでやっていきます!
ではいきましょう!
資産の部は1年間で+3兆6千億円。
流動と固定をわけていないですね。
これは銀行の時もそうでしたね。
三菱フィナンシャルグループ 銀行の頭の中|北村 悠 (note.com)
金融の決算書はあるあるなのかもしれません。
ちなみに三菱の貸付金が119兆円でしたので、楽天の貸付金3兆円は天下の三菱様の2%くらいになりますね。
そんな楽天の銀行貸付は1年間で1兆円も伸ばしています!
すごい飛躍です!
そして気になるのが有形固定資産+3千億円。
楽天携帯のものでしょうか??
ちょうど今回の増資額と同等ですね。
楽天というと我々の私生活では販売プラットフォームという感じですが、
金融がかなり大きく資産の金額を占めていますね。
では負債の部を見てみましょうか。
およそ+3兆8千億円。
ということは資産の増加よりも大きいので、純資産はマイナスしているということですね。
さて負債は何が増えたのでしょうか??
銀行の預金とありますが、これはみなさまから預かる預金ですね!
その数字が+1兆5千億円。
有利子負債に該当する社債・短期借入・銀行借入をまとめて計算すると、
+1兆5千億円。
今回増資をするというのは、おそらくもう金融機関から借り入れができないのではないかと思います。
なぜなら、
増資をすると、株の希薄化といって、1株あたりの価値が下がるからです。
既存の株主にお叱りを受けてしまいます。
あなたが100万円の株を持っていたとして、
増資によりその価値が50万円になったと言われたら、
ふざけるな!!ってなりますよね。
そんな感じの事が起こるのを前提に増資を行うわけです。
だったら先に銀行に借りた方がよくないですか?
利息だけで済むし。
もちろん自己資本比率は下がりますけど。
っていう案件なのです。今回の増資は。
増資、増資と言ったので、
純資産の部を見ていきましょう。
楽天は純資産の部ではなく、資本合計という表記ですね。
まぁ同じことです。
資本合計はΔ2千億円。
なかでも利益剰余金がΔ2千億円となっています。
前期は1千億円だったので。
ということは、当期純利益がΔ395ビリオン(約4千億円)くらいだったのですね。
楽天銀行に預金をしている人が8兆円分預けていますよね(負債の部 銀行事業の預金より)。
みんな大丈夫??
って言いたくなる数字です。
何でしくじったかは明日見ていくことになりますが。
でも、それに加えて今回の増資。
自分だったらちょっと怖いですね。
資本合計が今8千億円ですから、同じ事を2年やったら債務超過です。
話をさらに脱します。
楽天はポイントをいっぱいくれるそうです。
何かと楽天にしておくと、ポイント活動みたいな感じでちょっとしたものが買えるようになったりします。
ここで、ぶった切ります。
ポイント活動は即座に辞めた方がいい。
無いとは思いますが、ポイント10,000円貯めて喜んでたら、
取り付け騒ぎになって大切な預金が下せなくなる。
と、考えると
10,000円どころの騒ぎではないですよね。
ペイオフがあるので10,000千円までは保護されるでしょうけど。
それも時間かかりそうだし。
そんなリスクの対価がたかだか10,000円って、なんだか自分を侮辱されていると思いませんかね。
ポイントというエサをくれる人がどんな人かは自信で見極めて下さい。
釣り針がついてるかもしれませんので🎣
だいぶディスってしまいました。
次に行きます。
キャッシュフロー計算書です。
わぉ!!
今期の当期純損失4千億円は上記ですが、前期もΔ2千億円だったのですね。
前期は
銀行の貸付を減らして1兆円を浮かせ、預かって2兆円を浮かせて合計銀行事業で3兆円を浮かせたけど、
営業活動によるCFとしてはおよそ+6千億円。
今期は
同様に銀行活動にて2兆5千億円を増やして
それでも営業活動CFはΔ2千億円。
そのお金をどうやって使ったのか??
有形固定資産に連続して3千億円近く投じています。
携帯の基地局ってやつでしょうか??
銀行事業の有価証券取得で1兆円支払っていますね。
逆に売却の方でも+9千億円となっています。
なんでしょう?
また明日報告書を参照しましょう!
最後に財務。
もう見るのが不安でしかありません。
勇気を出して見てみます!
お!!
銀行事業の長期借入による収入が+1兆8千億円。
銀行事業というのが、今回の話の大筋ですね。
携帯事業云々は銀行事業より規模が小さいせいか、あまり目立って出てきません。
明日の掘り下げポイントは、携帯と銀行になりそうですね。
では今日も一日頑張りましょう!
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