セブンイレブン 50周年の財務分析
セブンイレブンが半世紀を迎えたという話をチラホラ目にします。
ので、50年の成果を見ていきましょう!
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資産合計1兆8千億円増
流動資産 4千億円増
固定資産1兆4千億円増
となっています。
固定資産のうち、
有形が 1兆1千億円増
無形が 2千億円増
投資その他が2千億円増
です。
有形固定資産でほとんどを増やしたようですね。
中でも使用権資産が8千億円増えています。
使用権資産とは私は知らなかったでググってみたら、
リースみたいなことだそうです。
そういえば昨日の日経新聞にリース会計の記事がありました。
経費で落としていたリース料を資産と負債の両建てで会計する指針です。
国際会計基準に合わせてそれをやれってことでやったのでしょうか。
リース負債があるかを見てみます!
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固定負債にガッツリ8千億円増で出ていますね。
これをやると自己資本比率が下がってしまうんですよね。
ちょっと見てみましょうか。
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自己資本比率 36% ⇒ 34.5%
という感じです。
このリース会計を導入すると恐ろしく自己資本比率が下がる会社がある
というような記事が昨日ありました。
なかなか恐ろしいです。
企業の実態は何も変わらないのにルール変更によりそんなことになってしまうのですから。
話がだいぶ深堀してしまったので、CFにいっちゃいます。
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利益が増えた分と、恐らくリース会計により減価償却費が増えたことなどで
CFは2千億円程増えました。
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続いて投資活動。
去年の桁違いな数字が目立ちます。
連結範囲の変更に伴う子会社株式の取得による支出が去年は2兆でてました。
これは海外のコンビニspeedwayという会社を買収したようです。
この子会社株式取得により、海外でのシナジーが期待できる 「千載一遇のチャンス」としていましたが、なんだか調子良さそうです。
セブン&アイ、スピードウェイ買収は「千載一遇のチャンス」 強気の井阪社長、背景に“米国特有のコンビニ事情”:大幅増収の予想(1/2 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン
財務の方は順調に返済しているという感じでしょうか。
一番最初の流動資産で現預金を2千億円増やしていますね。
だいたいこんな感じです!
リース会計適用により資産と負債が両建で増えて、
その分自己資本比率が下がりました。
でもちゃんと営業CFは出していて業績も良さそうです。
これといって以上ですが、
報告書から明日は何か辿れるかもしれませんね。
ひとまず50歳おめでとうございます!
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