任天堂 その強さとは!?
今日は任天堂のゲームの売れ行きを見ていきます!
自己資本比率78%の会社は、どんな現況なのでしょうか?
まずありがたいことに、冒頭から、
単一セグメントのため、セグメント情報がない
と、記載してくれています。
コングロは資料ばっかり増えて、読むのに時間がかかるから大変なんですよね(笑)
シンプルでありがとう!
ということで、任天堂の売上の内訳から見ていきます。
まずはスイッチビジネス。
ポケットモンスター スカーレットバイオレットが2,061万本
スプラトゥーン3が1,013万本
スイッチスポーツが861万本
マリオカート8が666万本
星野カービィが347万本
すごいな。
スイッチ持ってる人が1,000万人はいるってことか!
続いてハードウェア。これはスイッチ本体ということですかね。
去年の夏場まで半導体不足で生産に影響があって、販売台数は1,491万台(Δ21.3%)
(所持者が1,000万人どころかめちゃくちゃ人口いたわ(笑))
ソフトウェアはハードウェアの影響を受けて1億7,112万本(Δ4%)
で、
売上1兆3千億円のうち、海外が1兆円だそうです。
こうなると任天堂も輸出企業ですね。
米大陸がトップで欧州、日本という順です。
欧米は2022は少し下がりましたね。
日本は上げてます。
上記の半導体不足による生産不足の影響でしょうか。
それともプレステ5かなんかの影響でしょうか。
それにしても
半導体というのはやはり見逃せない存在ですね。
昨年、半導体の地政学という本を読みました。
読んだ当時は、半導体企業をいかにして取り込めるかに各国が全力でって話で。
半導体のいろいろを考える側と作る側がいるわけですが、
作る側を台湾にやらせてたら、ダンダダンと作る側の影響力が強くなってきて、
もはや半導体を作る側サマサマみたいになってしまったようです。
(私の薄い記憶で書いてますが、そんな内容でした)
よくうちの業種でも「先生はいらない!」みたいなことが言われますが、
ちょっと半導体業界と似ていて、経営理論を述べる先生よりも、実際に動いてくれる人が結局大事!
みたいな感じです。
それから短期間で時代も変わり、日本も熊本とか横浜とかいろいろ半導体工場の創設を急ピッチで急いでいますね。
半導体はスマホとかPCだけでなく、任天堂スイッチにも多大なる影響を与える、経済活動になくてはならない存在です。
任天堂も半導体の影響により減収してしまいました。
(久々にP/Lを載せときます)
これからも時代の変化を読み解く上で半導体は見逃せない存在となりそうですね。
さて、今日はあっさりと任天堂を見ました。
出ている情報は上記が大半で、本当にあっさりとしたものです。
こんな大手でもちらかしてない。
ちゃんと本業を深めることに注力していますね。
その経営方針が奏功し自己資本比率も78%!
本当に強いです。
中小企業もあちこち散らかすより、
任天堂のような経営状態を目指していくのが良いかと思います。
特に中小は、必要なお客さんを選別するために、時には断捨離もしなくてはいけません。
そんな時、自己資本比率が高く盤石であるほど、
断捨離しやすくなります。
そして次のステージへと成長していけるのです。
その為には強くなろう!!