パナソニック コア事業
昨日はパナソニックの貸借対照表とキャッシュフロー計算書を見ていきました。
割と無難な感じで
パナソニック 無難な経営?|北村 悠 (note.com)
ポイントは、次の点で、回答もさくっと書いてあったのでまとめておきます。
① 棚卸資産の増加 ⇒ 記載なし
② のれん・無形資産の増加 ⇒ 記載あり
③ その他資本構成要素の増加 ⇒ 親会社の所有者に帰属する利益・円安
② のれんについては、詳細に記載がありましたので書いていきます。
これは2021年9月に米ソフトウェア会社BlueYonderという会社を買っています。
資産としてのれんに計上したのは、将来に渡る当社の収益力に関連したものいより発生したものです。
これによりパナソニックが元来持ち合わせている家電ノウハウと、
BlueYonderが持っているAIやML(機械学習)を組み合わせ、
【オートノマス(自律的な)サプライチェーン】でやっていくそうです。
そしてそれがセグメントのコネクトという部門に入っているそうです⇩
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各セグメントの売上計をみるとみんな各々伸びているのでコネクトが特段際立った感じはしませんが、
ひとまず伸びています。
ここでコネクトの事業内容について見てみます。
事業内容としては、ハードウェアソリューション、SCMソリューションとのことです。
ハードウェアは、航空機内エンタメシステム・通信サービス、電子部品実装システム、カメラ・PC・タブレットシステムで、コア事業だそうです。
一方SCMは、SCM(サプライチェーンマネジメント)ソフトウェアのことです。
SCMというのは製造元から商品を顧客に届けるところまでの管理の手法です。
作る人と送る人と売る人がバラっバラに動いてたら無駄に金額が高くなったり非効率が生まれます。
それを一元化して効率的に管理するようなイメージで、そのソフトを作っているのがこの部門でしょう。
成長事業と捉えている様で、外資も買っちゃってますもんね!
ハードウェアの【コア事業】やSCMの【成長事業】というワードは他のセグメントの説明にはないキーワードだったので、
会社としても伸ばしていきたい分野なのでしょう。
それで外資も買ったということですね。
企業経営とは、あるものの中から伸びそうなものを伸ばす感じで、
人材育成にも似ていますね。
その伸ばしたいもののためには、パナソニックのように外資企業を買う等、資金を投じる必要があります。
そうやって投資をしながら次なる成長の芽を育んでいく。
当たりまえの話ではあるのですが、こういった上場企業もそこに全力で取り組んでいます。
我々一個人に置き換えても同じで、
伸ばしたいところには時間やお金をかけて伸ばしていく必要がありますね。
逆にそれ以外はノイズでしかありません。
しっかりと自社ないし自分自身と、伸びそうな外部環境とを見極めて成長していきたいものです。
さて
そんなこんなでパナソニックを見ていきました。
こういう歴史ある大手は着実に伸ばしていますね。
次はSONYあたりを攻めていきます。
SONYといえばプレステ、金融、といったイメージですが、
最近はどうなっているのか見てみます。
ではまた明日♪