三井住友フィナンシャルグループ 銀行用語

昨日の三菱フィナンシャルグループの流れから、
本日は三井住友フィナンシャルグループを見てみます。

大抵の四半期報告書が50ページくらいある中で、
当行はたったの15ページしかない!
というのが印象的です。

そういえば、今、四半期決算をやめようという動きがあります。
2024.4から施行すべく国会に提出されています。
2024年度から四半期報告書が廃止へ (dir.co.jp)

まぁ正直、3カ月決算なんてやってられないですよね(笑)
今日は5/9ですから、4月スタートした第1四半期はもう半分まできてるってことですから。

報告のために仕事をするのは大事ですが、
もっとやるべきことあるだろう的な感じもします。

その意味で当行は、無駄にダラダラ記載せず、
15ページに渡る財務書類を見りゃわかるでしょ?
みたいなスタンスでかっこいいですね!

では行きます。


資産は+7兆円
現金預け金がΔ7兆円
コールローン&買入手形が+7兆円

このコールローンっていうのが新聞などでも良く出てきます。
簡単にいうと、ほぼ預金みたいなものです。
ただ預け先が日銀ってわけではなく、いろんな銀行とか民間企業がいる市場があったり、先物市場があったりします。

まぁでもコールマネーはうちのカネであることに変わりはありません。

ここでの利回りが短期金利となります。

短期金利ってのは、
会社に融資する時の金利だったり、住宅ローンの変動金利もここです。

銀行もお客さんからお金を預かったり、
貸したりするので時々お金が不足する時があります。

そんな時に、
「ちょっと1日だけつまんどくわ~」
みたいな感じでコール市場っていうところから1日だけ借りたりします。

話が逸れました。

難しいけどニュースのワードとして重要なものが結構あるので
もうそういうの重視で銀行業界は攻めようと思います。

で、一応三井住友に話は戻ります。

貸出金が+8兆円ですね。

融資を増やして積極的に貸し出ししています。

続いて負債。


負債の部+7兆円。

ということは純資産の部は?
±0兆円ですね。

負債の部はみなさんから預かる預金が+7兆円。

コマーシャルペーパーってのが+6兆円しています。
これは短期の社債みたいな感じでまぁ約束手形の一種です。

銀行ってのは日々、お金が大量に動くので、
ちょこちょこいろんなところからつまんできて融通しているのですね。

とりあえず、
吉高由里子の広告の効果もあって顧客から預かる預金が増えて、

それで貸し出しも増やした感じになっています。

業績の話はまた明日に見送るとして、
今日は大事なところを最後に書きます。

それが純資産の部



ここで銀行にとって超重要なのが自己資本比率。

自己資本比率の計算は、

純資産の部合計の12兆円÷負債及び純資産の部合計257兆円
というふうに
最後の2行を割り算するだけの計算です。

4.7%⇒4.7%となっています。

ただ、銀行の場合リスクアセットといって
リスクのあるアセット(資産)で割ります。

それが一定数ないとヤバいよ!
ってので、重要視されます。

難しい話ですが、自己資本比率を構成するのが純資産ですが、
その純資産のうち、利益剰余金って
利益の積み増しの類型額が増えればいい。
要は利益をちゃんと出し続けて、その利益に見合った分だけ貸付をすることができるようになる。

みたいな感じです。

利益もないのにカネ貸したら
夜逃げされたら銀行終わっちゃいますからね

銀行終わっちゃったら、みんなの預金どうなんの?
って話になっちゃうので。

そんなこんなで利益が大事。
で、それの積み上げが資産総額のうちどのくらい積みあがっているかで、
貸出できる量も決まってくるわけです。

結構厳しいっしょ?

好き放題貸してもいいわけじゃないのだよね。

三井住友の話がほとんどなかったけど、
それはまた明日に回します。

ではまた。

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