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外食する場所がそんなにないので、昼は駅前にあるキッチンカーのたこ焼きとコンビニでなんかを買って、彼女の大学で食べることにした。
日差しも湿気もきつい。
映画とかを上映しているホールにラウンジスペースがあって、老若男女がコンビニ飯を食べたり、パソコンで課題をしたりしている。静かさせる雰囲気があった。たこ焼きはソースと出汁醤油が半分ずつで、出汁醤油は油とかマスタードとかを入れるボトルから、シャバシャバの液体をたくさんかけていた。大阪たこ焼きなのでふわふわだけど、これは出汁が強くない。コーラを買って開けたらこぼして、拭くものを探したけどなくて、トイレでトイレットペーパーを巻き取ってくる。
そのまま彼女の大学の構内を見て回った。高いところが好きなので一番上にいく。繰り返し構造で吹き抜けを取り囲むように講師室が立ち並び、突き当たりの大きな窓の前にベンチが置いてある。田んぼと、遠くの街並みが見える。冷房が効いておらず、上階ほど暑い。彼女が家から送ってもらった手持ちのフランフランの扇風機で、2人に交互に風を送る。大学の資料館を見て、沿革を知る。学生運動時代は「3大疾病大学」の1つとして名を馳せていたと書いてある。2000年初頭に今のキャンパスに移転した。こういう資料室は、意外と自分の大学だと行かない。他人に紹介するつもりで歩くと、自分の大学は奇妙だとわかる。
夕方に僕の家まで2人で移動して、ラタトゥユを作った。賽の目に切った野菜を硬い順に鍋に入れて、炒めては蓋をして蒸して、炒めては蓋をして蒸して、最後にトマトソース。水分量が増え切って、それから煮詰まる。
京急ストア90周年の記念に、山形県産つや姫が5kg、特殊パッケージで売られていたので、それを買って炊く。
繋ぎにワインじゃなくて日本酒を使えば、ラタトゥユでも米に合うからだ。