嘘つきのタイプ
電車でドンピシャのタイプの人を見つけた。彼が乗ったのは、一駅だけだったけれど、私は一目で気づいてしまった。
彼の左手の鎖指にきらりと光る、指輪を。仮に結婚指輪出なかったとしても、スーツ姿の彼を見れば、アクセサリーないことくらい容易に想像がついてしまう。
ちゃんと今日も私の理性センサーは、働いているようである。自分で解析して自分でストップをかける。理性センサー。
これのおかげで傷付かずに済む。自分の保険と予防接種を大袈裟にするようになったのは、いつの頃からだろう。男性の大半が嘘つきであることに気がついたのもいつのことだったろうか。そんなことは、はるか昔で思い出す事も難しいのだけれど。嘘つきは、女も同じなのである。
ただし、これだけは断言できる。
女の子の嘘の方が遥かにタチが悪い。
どちらにせよ、嘘はつくならいいことに使って欲しいものだ。自分を守るためじゃなく、相手のための優しい嘘を。そんな気遣い出来る人は、なかなかいないだろう。大半は自己防衛のための嘘。
優しいと思い込んでいるだけ。わざわざ嘘に力を使う人などいないのは、納得のいく事実である。
その一方で、私は嘘などつくことができないので、圧倒的に素直になるか、もしくはじわじわと今後がないことを諭していく。なかなか気づいてくれない時には、本気のフィードバックをして、嘘よりも人を傷つけてしまいかねない。
どこまでも真っ直ぐなあほである。
最近は大人になったのか不明ではあるが、言わないという選択を選び始めた。言わないことは、やさしくも厳しくもある。
いうことで傷つけはするかもしれないけれど、本人は気づくことができる。気づいても改善するかは、断定できないのだが。
言わないことで傷つかないけれど、静かに音も立てずに、関係が壊れ、もう修復は困難。なぜなら、相手に伝えるという力を割いてくれないほどにもしかしたら、呆れているかもしれないから。
あなたの周りの友人は、どのタイプですか?
私のこれまでの表面的な友達は、言わないで離れていく人ばかりでした。
でも、今一番仲良くしてくれている子は、はっきりとダメなところを言ってくれて、それでも一緒にいてくれる愛情深い人です。
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