外出先で

1人で外出中、なぜか通りがかりの見知らぬ人に声をかけられることがかなり多い。
バス停でバスを待っている間や、スーパーで今晩のメニューの思案中など、ふと声をかけられる。

まず、京都という土地柄もあり外国人に道を尋ねられる機会がとても多い。
例えば、四条大宮の交差点付近などはすごい確率で「excuse me」がくる。たいてい、京都駅に行きたい人か嵐電の乗り方がわからない人だ。

また、とある日はダイソーで買い物中、おばちゃんに「お姉ちゃん、これ全部100円!?」とかいきなり喋りかけられたり(笑)、スーパーで「〇〇どこに売ってるか知ってる?」とか、そんなことがわりと日常茶飯事である。
自転車に乗っているのにわざわざ呼び止められたことだって数回ある。

何かしら声をかけやすい顔や体格なのだろうか…
冬場はマスクをしていて顔の半分が隠れているし、基本的にコミュ障なタチなので誰とも目が合わないように難しい顔で歩いているつもりなんだけれども。

とは言っても、そういった「声かけられ」はけっこう嫌いではない。
以前、介護施設で働いていたこともあり、お年寄りから声をかけられるのはとくに嬉しい。お年寄りとの会話はゆったりとしていて、こちらもホクホクとした気持ちにもなる。

今日は、スーパーのレジで支払ったあと、エコバッグに荷物をまとめていたら、手押し車を押した90代くらいのおばあちゃんに「そのバッグ素敵やねぇ、柄が良いねぇ」と話しかけられた。「雑誌の付録やったんですよ、大きくて使いやすいですけどねぇ」と2、3言の言葉を交わしたあと「お気をつけてね」と言われたので「どうもですー」と返したが、どう見ても足腰が不自由そうなおばあちゃんに逆に気を遣って頂いて、なんだか申し訳ない気にもなり、あのあと「何かお手伝いしましょうか?」とひとこと言えばよかったなと、帰り道に少し後悔…

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