世界と出会った江戸美術・館蔵 珠玉の中国彫刻 2020年12月18日
#世界と出会った江戸美術 #珠玉の中国彫刻
#東京国立博物館 #2020年12月18日
#悲しみの聖母 #板踏絵 #解体新書 #螺鈿箱 #加彩女子 #十二神将立像
年末、上野の森美術館に行こうか(KING&QUEEN展)、東博にしようか迷った挙句、東博へ。理由は、「悲しみの聖母」、「加彩女子」に会えるから。KING&QUEEN展はぶらぶら美術・博物館での紹介を見て、画を読み解いていく面白さはあると思ったけど、作品自体に思い入れはないなぁ~、ということで優先順位が下がりました。この時期、特別展は開催されていないので東博自体は空いていて、事前予約制の時間の区切りも粗くなっていたので予約さえしてしまえば気楽に来館することができました。ほとんど写真OKだったので以下、写真集のようになっています。
1.世界と出会った江戸美術
私の大好きな「悲しみの聖母」を観ることができればいいや、と思っていましたが新たな発見(踏絵)もありました。
「悲しみの聖母」 銅板油彩、17世紀後期、イタリア
この青の色が美しい。色彩を表現する語彙を知らないので実物を観て頂くしかないです。少し前、Twitterでも呟きました。
「板踏絵 聖母子像」(ロザリオの聖母)(左) 銅牌、17世紀、製作地不明
「板踏絵 無原罪の聖母」(右) 銅牌、17世紀、ヨーロッパ
ややっ! 踏絵? 小学校の頃から歴史の授業で聞かされてきた踏絵!? こういう物なのね。もちろん色んな種類があるんでしょうけれども、本物観たの初めて。生きてて良かった。大袈裟だけど、そんな気分。
「解体新書」 紙本墨摺、杉田玄白他訳、1774年(安永3年)
ひゃぁ~~っ、これが解体新書! 小学校の頃から歴史の授業で聞かされてきた解体新書!? こういう物なのね。(原本じゃなくて)模写とはいえ精緻。
「フリーメイソン 螺鈿箱」 19世紀
ひゃぁ~~~~~~~~~~~~~って、何これ??? フリーメイソンって聞いたことあるぞ。何だか分からんけど螺鈿がきれいだから載せておく。
2.館蔵 珠玉の中国彫刻
「加彩女子」(左) 陶製、前漢時代/前2世紀
「加彩男子」(右) 陶製、前漢時代/前2世紀
ひゃぁ~~~~~~~~~~~~~っ、加彩女子と再会💗 その昔、東洋館で出会ってから一推しの陶俑です。・・・東洋館3階に陳列した方が雰囲気出ていいね。彼女のことはここ ↓ にも書いています。
他の展示品は割愛させて頂きます。
さて、ここで常設展示室に戻りました。何時も真っ先に行くのが11室。
「十二神将立像」 木造、彩色・載金、玉眼 鎌倉時代・13世紀 京都・浄瑠璃寺伝来
私の大好きな浄瑠璃寺の十二神将。浄瑠璃寺にまた是非行きたい。
11室を過ぎてフラフラと歩いて15室と16室との間に来ると・・・、
あれっ!? 家具変えた? それとも昔からあるもの引っ張り出した?
平成館で大々的な特別展を開催するのもよいけど、今回のような小規模で特集を組むのもとても良いです。比較的気楽に観ることができて、尚且つ新しい発見もあって面白いです。今後もこのような企画を楽しみに待ってます。最後は美しい夜景で決めましょう。