富士総合火力演習 2009年8月30日
#富士総合火力演習 #総火演 #陸上自衛隊
#御殿場市 #東富士演習場 #畑岡地区
#2009年8月30日
今年(2019年)じゃないです!
写真フォルダーを整理していたら10年前の写真が出てきました。
これも3回目の参加だったと思います。観艦式と同様、申し込んで抽選に当たれば入場できます。観艦式は3年毎に開催、総火演は毎年開催。
(航空自衛隊の各基地の航空祭(毎年開催)は応募無しで入れると思います。少なくとも入間基地の航空祭は応募ないので何度か行っています。)
さて、この演習は真夏の炎天下に行なわれるので(8月最終日曜日)、参加者にとっても過酷な演習となります。これだけ熱中症が騒がれているのだから開催時期をずらしてもいいのではないかと思います。甲子園の高校野球のように既得権でがんじがらめになっている訳でもないでしょうから。
私は車は使わないので交通手段は電車+バスです。
自宅最寄り駅を始発で出発して、新幹線なら小田原まで行って国府津に戻り御殿場線へ(或いは小田急で新松田⇒松田乗り換え)、東海道線なら国府津経由御殿場へ。御殿場駅に到着する時点で1日の労力を使った感じ。更に、御殿場駅で臨時バス待ちが1時間位。で、やっと現場へ到着。
早朝に現場に来ていらっしゃる方が多数いるので、私が到着する頃にはスタンド席は空いていません。よって、シート席の手頃な場所を探します。兎も角もの凄い数のお客さんだし、シート席も超広いので、自分の確保した場所をよく覚えておくことが必須です。簡単に迷子になります。
この日は演習自体の写真はほとんど撮っていませんでした。肉眼でよく見ておこうという目論見。
演習はいつも10時開始です。その前には演習場の土埃を押さえるために散水し、ローラー車で地面を固めています。
毎度お馴染み、隊員さん数名が束になってぶら下がっている光景です。この状況じゃぁ、振り子と一緒。隊員さん為されるがまま、ですよね。パイロットを信じるしかない。
対戦車ヘリコプター(のはず)。これの20mm機関砲の実射が一番怖いです。真っ赤な弾が雨あられと飛んでいく様がハッキリと見えるからです。
(戦車の砲弾は速過ぎて見えず、怖い実感がイマイチ。音は凄いけどね。)
ということで2時間の演習早くも終了。演習に登場した車両が最後に集結している所です。
この演習の眼目は戦車の実射に尽きると思います。長距離砲(りゅう弾砲、迫撃砲など)や種々の自走車などありますが、地面を物理的に制圧する戦車の存在感は圧倒的です。
この実射の際の音が破壊力抜群です。破裂音とはこのことか、と分かる凄まじい音です。複数車両が同時に撃つので尚更です。これは実際に聞いてみないと分からないです。ネット中継やYouTubeで聞く音は別物です。隊員さんはヘルメット(ヘッドフォン?)しているから多少緩和されているんでしょうけれど、客席と50~100m位は離れていてあの音なんだから、慣れていないと気絶必至と思います。もちろん衝撃波もね。全身にドンと来るでしょうね。
(次に強烈なのが203mmりゅう弾砲の音。音も然ることながら衝撃波が全身に届きます!)
極論言うと、戦車の実射音を聞きに行く、です。
演習終了後、少し時間を開けて、演習に参加した種々の装備品の展示が行なわれます。その準備のために集結した車両が一旦捌けます(戦車等は上手方向に)。その捌けるときに隊員さんが手を振ってくれます。
以下、戦車等車両の写真を何枚も載せます。その心は、同じ戦車に見えてもよく見ると全て別の車両だということを分かって欲しいから。分かったところで何も無いんだけどね。
迷彩の柄が違うでしょ。
ここまで3枚は90式。因みに90式は空砲を打てないそうです。
74式登場。
(この10年前は90式と74式とだけです。現在のような10式戦車、16式機動戦闘車、水陸両用車なんてありません。)
再び90式。
同じ旗じゃん! ・・・第七十一戦車連隊。
第3戦車中隊。
また、第七十一戦車連隊。
写真沢山載せておいてこんなこと言うのもなんですが・・・、
自衛隊の組織は分かりません。連隊? 中隊?
89式装甲戦闘車。以下3枚同様。
これ位の大きさ・重量の車両の方が小回りが利いて使い易そう。素人目にはそう見える。
お辞儀もできます。悪路・傾斜路を自在に動き回り、且つ照準を定点に定めるためには懸架の仕組みがとても大事なんでしょうね。
92式地雷原処理ローラ。
展示するためにまずは航空機(ヘリコプター)から降り立ってきます。
だんだん並んできました。
ヘリコプターの前方に車両が並び始めます。
いやホント、鉄の塊が並んでいます。
誘導弾もね。
88式地対艦誘導弾、だと思う。
車両近くで撮った写真がこれだけだった。なぜ撮らなかったんだろう。以前に撮ったからもういいや、と考えたはず。ということは10年以上前の写真がどこかにあるはず。
・・・展示品を見終わったら帰途へ。
ここからが来るときよりも地獄。行きはよいよい帰りは怖い、の童謡の通りです。御殿場駅に戻るのが一大苦労。バスに乗るにもタクシーに乗るにも長々々々蛇の列。炎天下に長時間並ぶのは自殺行為です。我ながらよくやっていたなと。御殿場線に乗ってから自宅に着くまでぐったりです。
この演習は必ず日曜日。月曜日からいつも通りの仕事だとすると、めちゃんこ辛いです。で、3回目にして悟りました。帰途の方法については次のどちらかを選択すべき。
(1)演習が終わった瞬間(或いは終わる前に)、(演習場横の)臨時のバス停に走る。そのようにしている方は沢山います。
(2)(午後の)展示が終了する時間まで会場内で粘る。お客さんが徐々に減っていくのを待つ、ということ。そうすればバス停に並ぶ人も減っているだろう、と。演習が終わればスタンド席も少しは空くので、展示品の見学後、そちらに移動して休むという手があります。確か2回目に行ったときはそうしたような記憶が。だけど今回3回目は中途半端な時間にバス停に向かったので最悪でした。でもこの経験で上記の通り学習した!
この年以降、公私共に忙しくなり総火演には行っていません(日常生活に差し支えるので疲労困憊するような遠出はしていない、という意味)。そもそも当選しなきゃ行けないんだけど。
炎天下の対策を考えることができたらまた申し込んでみようか!?
実射を存分に見ることができるのはこれだけだからね。