ボストン美術館の至宝展 2018年4月29日

さてと、寄り道した方の話を。

笠寺から名古屋に戻る途中に金山という駅があります。
その駅前に、名古屋ボストン美術館があります。

積極的に観に行ったというより、
  寄り道できる範囲で美術館等無いかな?
と探して見つけた次第です。
この美術館の存在はもちろん知っていましたが、
ちょうど名古屋に戻る途中に位置し便利だったので。

この美術館に来て改めて気が付いたのは、
美術品も(歴史の)記録の手段の一つなんだな、ということ。
美しいから、きれいだから、創造する、制作する
という出発点はあると思いますが、
結果、歴史を物語るものになった、という理解です。

もう一つ、
これだけの物量の美術品を制作し(させ)、
集め、
保管するだけの財力を持った蒐集家が多数いた、ということ。
このような蒐集家が存在し、美術館へ寄贈していなければ
記録も散逸してしまっていたことでしょう。

著名な作品は少ないけど、何100年の記憶を留めている多数の展示作品を観るにつれ、気が付いた次第です。

来年の3月末で米国ボストン美術館との契約が切れるとのことで、
実質的に閉館されるようです。

(2019年4月6日追記 名古屋ボストン美術館は閉館されたので、東京都美術館での同展のリンクを貼っておきます。)