上野パンダ島ビキニーズ マイナス2.5 2018年3月16日
観てきました。
以下、ネタバレありです。
予備知識ゼロで観に行って、
でも分かり易い話だったので後で何か引きずるようなことはありませんでした。
そもそも、「上野パンダ島ビキニーズ」がアイドルグループだなんて知らなかったのでまずはそれにビックリ。
二つ目に、太田奈緒が太田奈緒として出てきた脚本にビックリ。
(配役表を見て、もしかして!? とは思ってましたが。)
・・・で、総じてどうだったのか?
面白くもつまらなくも無かった。
プラスマイナスゼロ。
何故か?
てんこ盛りの内容で、色々な要素を食い散らかした感が強かったから。
演出が下手。
堤幸彦監督の作品は(多分)観たことないけど、
何であんなに人気あるのか?
何故あんなに作品数が多いのか?
と思うくらい下手。
ご本人もちろんいらっしゃいました。
終演後、劇場出口でお見送りしていました。
う~ん、
今回、たなおが出るから観に行ったけど、
今後、堤監督(演出)だから観に行くということは無いでしょう。
では、個々にどうだったのか。
この舞台、偏に野添義弘さんの力量で支えられていたと思います。
野添さんを要とする脚本なので破綻せずに終わった・・・。
だから、終演後に最初に思ったのは、
「野添さん、本当にお疲れ様!」
です。
ビキニーズでもたなおでもありません。
「太田奈緒」の配役にAKB48メンバーから太田奈緒を選んだのは絶妙でした。
(他のメンバーが選ばれていたら、「そのメンバーの名前」の配役になります。)
現役メンバーを現役メンバー役として出演させるに当たって、
有名メンバーだとその色が濃くなりすぎる。
17~18才くらいのメンバーだと説得力が足りない。
(経験が長く)手慣れたメンバーだと緊張感・危うさが出ない。
そんな基準で選ぶとたなおはピッタリでした。
例えば、乃木坂46だったら橋本奈々未もピッタリと思います。
(ま、今では叶わぬことですが。)
ずるさん、
たなおがゾッコンのずるさん(小野寺ずる)。
彼女が一番上手かった。
舞台慣れしているのがありありと分かった。
ビキニーズ、
皆さんきれいでスタイル抜群で・・・
でも、彼女たちアイドルではないですね。
本当にアイドルグループなのか今でも分かっていません。
もしそうだとしても、その活動を否定するものではもちろんありませんよ。
彼女たちを見ると、
AKB48グループはアイドルだ、
と再認識させられます。
石原千尋さん、
ビキニーズメンバーです。
唯一、彼女には惹かれました。
女性としてね。
久し振りに、
「あ~、この子と付き合ってみたいな。」
と思わせてくれる女性でした。
もちろん、役柄を観た限りであり(プライベートの)ご本人がどういう人なのか分かりませんけどね。
あの雰囲気好きです。
(だから、舞台後半は石原さんを追っていました。)
たなおがSHOWROOMでいつも言うのは、
「他の出演者に目移りしたらあかんよ~~」
ものの見事に目移りしました。
たなお枠の先行販売でチケットを取り、
お陰で最前列の席で観ることができたのに・・・
肝心のたなおについて、
ガチガチでした。
ずるさんと正反対。
舞台慣れしていない、のがありありと分かりました。
いいんです。
これからドンドン成長していってくれれば。
・・・一番笑ったのは、
前半、8ポーズ連発!
しまった、と思ったのが、
パンダの着ぐるみにまさか彼女が入っているとは!?
客席通路から現われ、私の目の前を行ったり来たりして、
その間、舞台上では話が進んでいる、のに。
(その理由は直ぐに分かるのですが。)
目の前を行ったり来たりするからパンダを見ざるを得なかったとは言え、もっとガン見しとけばよかった。
(一般的には)手作り感満載の舞台、面白いです。
・・・さてと、石原さんのこと検索しよう、っと!